福塩線(後編・府中~塩町) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の福塩南線(福山~府中)に引き続き、今回は福塩線の非電化区間(府中~塩町)を紹介します。

 

おことわり……実際の乗車は塩町→府中ですが、今回は府中→塩町の順で紹介させていただきます。ご了承下さい。

    
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福塩線:福山~塩町(78.0km)。   

福山~府中(23.6km):単線直流電化、府中~塩町(54.4km):単線非電化。   
  

  

踏破達成:2002年3月、再訪問:2008年12月。

  

  

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府中駅にて。写真右は車庫で、電化区間用の105系が休んでいます。
府中~塩町は非電化区間であり、キハ120形の独壇場です。
福山方面と塩町(三次)方面を乗り通す場合は、必ずこの駅で乗り換えになります。

  
  

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府中駅2番ホームから塩町方を眺めます。かつて次の下川辺まで電化されていた時期がありましたが、現在は非電化に戻されています。

  
  

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府中を出発するとすぐに芦田川を渡ります。河佐までずっと芦田川と一緒にさかのぼって行きます。
以前は河佐からも芦田川に沿って通っていましたが、芦田川ダム建設に伴い線路が付け替えられ、現在はダムとダム湖の東側を長い八田原トンネルで迂回するルートを通っています。旧ルートにあった八田原駅は移転することなく廃止されてしまいました。

  
  

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八田原トンネルを出て備後三川に着くところです。トンネルの入口がわずかに見えます。
備後三川で芦田川と別れ、支流の矢多田川に沿ってさらに高度を上げて行きます。

  
  

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備後矢野駅にて、左側の「ホームもどき」では客扱いはしません。
駅舎には、うどん・そばの店がありますが、木次線亀嵩駅のような予約受取サービスはなさそうです。

  

備後矢野~上下で分水嶺を越え、福塩線の友は芦田川水系の矢多田川から江の川水系の上下川に変わります。上下からも山間の谷間を走り続けます。

  
  

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吉舎駅にて。すでに甲奴から三次市に入り、あと2駅で塩町です。

  
  

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塩町駅手前で芸備線と合流します。かつては芸備線の方が急行列車も走り華やかでしたが、今では福塩北線と本数も大差ないローカル線へと転落してしまいました。

  
  

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福塩線の終点駅である塩町駅です。1面2線のシンプルな配線で、終点といった感じがしません。

  
  

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福塩線の列車はすべて芸備線の三次駅まで直通します。これがもし塩町折り返しで芸備線の列車に乗り換え、といった運転形態だったら福塩北線の将来はどうなっていたことやら…

  

  

乗り鉄の注意点  

福塩北線(府中~塩町~三次)はとにかく列車本数が少なく、たった8往復しか運転されていません(2009年3月13日現在)。しかも大半が朝夕の通学時間帯に集中し、データイムは概ね12時台に1往復だけで、なかなか乗り鉄泣かせの路線です。府中~三次の所要時間は1時間40分~2時間位です。

  

福塩南線(福山~府中)との接続は概ね良好ですが、一部接続時間が極端に短い場合があるので、福塩線全線を乗り通す場合は事前に食料・飲料を調達しておいた方が良いでしょう。

  

一方、塩町での芸備線備後落合方面との接続はあまり良いとは言えませんが、芸備線→福塩線のパターンであれば約半数についてそんなに待たずに乗り継ぎできます。

  

最後に、三次駅での乗り継ぎについて、芸備線広島方面は本数が多いので、多少待つ場合があるものの概ね良好であると思います。
三江線との乗り継ぎは、これが思ったより接続出来ているので驚きました。ただし、福塩線と三江線で福山~江津を1日で乗り通す場合は半日以上かかり、福山から江津へは2通り、江津から福山へは3通りのパターンしかありません。しかも夜間にかからない乗り継ぎパターンは両方向とも1通りしかありません… やはり三江線の乗りつぶしは計画からして困難を極めます(泣)。それに比べれば、福塩線はずっとマシな気がします…

  

  

のりかえ  

乗換駅   路線名  
府中駅   JR西日本:福塩線(福山方面)  
塩町駅   JR西日本:芸備線(新見方面)  
(三次駅)   JR西日本:芸備線(広島方面)三江線(2018年廃止)  
  
(参考:Wikipedia)