最初に言うと本来二郎系を紹介する予定はありませんでした。
しかしアメブロではお馴染みの緑の人にDMで予想されてしまったのでテーマにしました
…といったところでライデン少佐は二郎系ラーメンをご存知ですか?
ライデン「結構有名だよな。俺もラーメンは好きだけど二郎は食べた事無いな。」
本家、支店分けしたお店、二郎系、インスパイアもあります。
全国では本家は食べられませんが似せたものは全国でも食べられます。
とはいえ味が似ていないものや明らかなパクリも存在するのが悩ましいですね。
ライデン「似たものは今でも調査できるけど一見扱いされた挙句ゴミでも見るような目で見られるのはちょっとなあ…。」
東京旅行に行きましたがその時は行っていません。
僕は今年に大佐がアイデアを作った「棒ラーメンベースの野菜ラーメン」を作りましたがお味はどうでしたか?
ライデン「あれは美味しかったぜ!二郎のパーツを殆ど使ってないのにこんな味を作れるなんて大佐とさおりんはすげえな!!」
ありがとうございます。
では早速本題に入りましょう。
ライデン「テンション上げて行くぜ!」
まずラーメン二郎を紹介します
これはどでかいチャーシュー(ぶた)とキャベツともやしの山(ヤサイ)、自家製の極太平打麺に濃厚な豚骨醤油スープが特徴的な超こってりラーメンです。お店の二郎はそんなラーメンを売っているところですね。
ライデン「写真では見た事あるけど実際はそんなラーメンなんだな。」
具材毎に語録もあるのでここで紹介します。
ぶた…デカいチャーシュー、ここでしか味わえない濃厚な味と柔らかな食感が魅力的
ニンニク…刻んだ生ニンニク
ヤサイ…もやしベースのキャベツ入りヤサイ
カラメ…醤油ダレ、ヤサイの上から足して味を濃くする
アブラ…味付け背脂(所謂ラード)、ヤサイの上から乗せる
語録の無いものもこんな感じになります。
麺…自家製麺(二郎の直営店はこれの使用を義務付けられている)、味と食感は「小麦の風味が強く、弾力がある」。かなりの極太麺だが太さは店によって異なる。東京・府中店はトップクラスの太さ。
スープ…豚骨と豚肉を大量に煮込んでおり、とても濃厚でコクがある。
更に特注の「カネシ醤油ダレ」を加え、味に深みを出す。
1968年に都立大学駅近くで店主「山田拓美」さんが一号店を開店したのが始まりでした。
名前は当時売れていたインスタントラーメン「ラーメン太郎(エースコック)」から取ったとの事です。
元々山田さんは和食料理人でラーメンの知識も皆無でした。
開店当初はあまり売れなかったのですがお客さんの助言で商品を改良し続けました。
要するに今のラーメン二郎は山田さんの努力の結晶と言っても過言ではありません。
ライデン「へえ…、もっと頑固だと思ったけど意外と人当たりが良かったんだな。」
三田に移転してからは慶應義塾大学の生徒がたくさんやって来ました。
その愛され様は移転を余儀なくされた時に「常連客が大反対」「慶應義塾大学の生徒達は学食に誘致する署名活動も始めた」くらいですから驚きですね。
ライデン「それだけ二郎ラーメンが愛されたって事なんだな。」
その内容こそは実現しませんでしたが、閉店後の4ヶ月後に前の場所から少し離れたところに再オープンしました。そこから二郎はどんどん人気になり直系41店舗とインスパイア店を生み出すまでに至りました。
ライデン「それが今に至る二郎ラーメンの人気というわけか。」
次に二郎のルールを紹介します。
それは主に言うと「入店前」、「注文時」、「食べている間」の3つのタイミングにあります。
様々なルールがありますがその総数は30以上と言われているとの事です。
ライデン「さ、30以上!?やべえな…!全部守らなきゃ袋叩きにされるのか!?」
とはいえ、これらは全て守らなくてもいいです。
一部のルールの中にはジロリアン達(二郎の熱狂的なファン)が面白がって創作したものもあります。悪い言葉なら「ファンが勝手にルールを作っている」ですがそこが従来のラーメン屋さんと二郎の違いです。
ライデン「良かったな…。で、そのルールを30個も教えてくれるのか?」
ここから遂に二郎のルールの紹介です。
項目に☆があるものは掘り下げがあります。
①入店時
・並んでいる間は私語を慎む
・1人で並ぶ、なるべくカップル友達同士で並ばないように
・並んでいる間は携帯で電話してはいけない
・券売機で食券を買うタイミングに注意
・店員に食券を見せる時はしっかり店員に見えるように見せる
②注文時
☆食券提示時にトッピングのオーダーをしない
二郎では「着席してから」店員さんにトッピングを聞かれます。
食券を出すタイミングでは麺の量と麺の硬さの好みだけを聞かれます。
このタイミングでトッピングを頼むと「また後で教えて下さいね」と言われてしまいます。
ライデン「普通なら食券のタイミングでトッピングも注文するんだけど二郎は普通のラーメンじゃないからな。ルールが違うのも納得だな。」
着席時に店員さんに「にんにく入れますか?」と聞かれます。
これがトッピングオーダーの合図となります。
ライデン「ここで初めてトッピングについて言えるんだな。」
そこで「ニンニクヤサイマシマシ」などの呪文のような注文方法をします。
因みにマシは多め、マシマシは2倍、チョモランマは3倍です。これを「コール」と言います。
大体のお店にトッピングの仕方も掲載されてますし、初見で常連ぶる必要もありません。
ライデン「なるほど、初見なら普通にすればいいんだな。」
しかし、一部では「トッピングが二郎の味を壊している」という声もあります。
例えを挙げるとニンニクは入れすぎるとニンニクラーメンになってしまい、他の味がしなくなります。まあこれは単体でも賛否分かれる野菜ですからね。
ライデン「要するに二郎のそのままの味を楽しみたいなら余計なトッピングはするなって事か?面倒だな…。」
・麺硬め、麺少なめは店員の迷惑になるからやめる
・どんなに席が空いていても店員の指示があるまで立って待つ
・入店したらまず店員さんに挨拶しよう
・席についたら携帯はいじらない
☆マシマシができないお店でマシマシしない
さっき言いましたがマシが多め、マシマシは2倍、チョモランマは3倍です。
チョモランマは対応店が少ないのですがマシマシもお店によっては対応していないところもあります。
ライデン「必ず対応しているとは限らないから行く前にレビューを見るべきだな。」
確かにその通りです。
行きたいお店がマシマシ対応しているかを事前に調べた方がいいですね。
そうでないと恥をかくだけになりますからね。
ライデン「マシマシを食べきれる自信が無いけど頭に入れておくか。」
・トッピングを聞かれたら0.5秒以内に答える
③実食時
※ここが一番ルールが多い
・友達やカップルで来たとしても席についたら一切の会話はNG
・ラーメンが来るまで店員の働きを見て感謝する
・野菜にスープをたっぷりかけてから食べよう
☆野菜を食べたら天地返し!
「天地返し」とは野菜の下にある麺を引き出して食べる事です。
二郎の野菜は後から乗せているだけでこれ自体に味がついているわけではありません。
麺を引き出して食べれば、味がしっかり乗った麺を伸びない内に食べられる上にその間に野菜もスープの味が乗るという効率的な食べ方です。
ライデン「ちょっと食べ方は汚いけどこれで野菜もスープの味が乗ってより一層美味しくなりそうだ。さおりんの野菜ラーメンもそんな食べ方をしたらもっと美味しいしな。」
スキルが必要な技なので慣れない時や自信が無い時はカラメをトッピング注文して最初から野菜に味を付けるのが無難でしょう。味が少し濃くなるのはご愛嬌です。
ライデン「さおりんも一回カラメを作って野菜ラーメンをもっと美味しくしようぜ。俺もレシピ開発を手伝うからよ。」
・ニンニクはスープと混ぜない
・他の客のペースを観察し、自分が遅かったらペースを上げよう
・先に麺を全部食べてから野菜を食べよう
・最初に一口食べて美味しかったら「今日も美味しいです」と言う
☆食べ残しはギルティー(有罪)!死んでも食べきれ!
ジロリアンは二郎のルールに違反する事を「ギルティー」と言います。
食べ残しは特に嫌がられる行為です。
ライデン「そりゃ食べ残しはどの店でもアウトだろ。」
麺を多めにしたりトッピングをマシマシにして残そうものなら
「こいつマシマシとか麺多めとか言ったくせに残してやんのwwww」みたいな目を向けられそうです。
ライデン「バカ共がよくやるやり方だな。俺でもそんな事はしねえよ。」
・友達が食べている最中でも自分が食べ終わったらすぐ退店!
・友達が食べている最中でも食べるペースは合わせてはいけない、早く食べろ!
・他の客が早食い勝負を仕掛けてきたら応じよう!
・ティッシュは自分で持参し、店内のティッシュは使わない
☆他の客に迷惑になるから大盛りでも5分で食べきれ!
ジロリアンは食べる早さと店の回転率を異様に重視しています。
ライデン「だから1秒でも早く食べないとダメって事か?それはちょっと違うんじゃないか?」
・時間ロスになるから店内のトイレは使うな
☆テーブルは布巾だけでなくティッシュも使って拭いてから退席する
脂分がかなり多い二郎だからこそ布巾だけで拭いても脂分が取りきれません。
なのでティッシュ(持参のもの)で更に拭くのがルールとなっています。
ライデン「確かに普通のラーメンじゃないから掃除に工夫するのも当然だな。」
・カウンターの上に丼を返す時今日のラーメンが何点か伝える
・店員は神様、何をされても黙って従え!
これだけ聞くと信じられないくらい怖いお店と思うでしょう。
しかし、前述の通りこの30種類の中にジロリアンの創作ルールもあります。
その前提を含めた上でジロリアン創作ルールを紹介しましょう。
ライデン「どれが創作ルールでどれが本当のルールなんだ?」
☆「友達やカップルで行かずに1人で行け」
本店の三田店は大学の目の前にあるので学生が友達と一緒に並んでいます。
しかし店内はそこまで広くないので僕が「追魔堂メンバー全員で一斉に二郎を食べたい」と言ったら冷たい視線を向けられるでしょう。ないとは思うけど。
ライデン「例えとはいえさおりんがそんな事を言うなんてな。エイプリルフールはもう終わったぞ。」
・「ラーメンが来るまで店員に感謝」
・「店に入ったらまず店員に挨拶」
・「食べて美味しかったら『美味しいです』」
・「丼を返す時に『今日のラーメンの点数』を言う」
・「ティッシュ持参」
・「トイレを使うな」
☆「大盛りでも5分で食べろ」
当然長居は歓迎されませんし、あまりゆっくり食べていると店員さんも困ります。
とはいえ物理的に二郎を5分で食べる事は不可能なので安心して下さい。
ライデン「いや、普通のラーメンでも5分で食べるのは難しいんじゃないか?それに早食いするような食べ物でもないしな。」
☆「早食い勝負を仕掛けたら応じろ」
そもそもそんな奴は見た事無いとの事です。
ライデン「だよなあ。」
これ以外は本当かと言われるとそれも違いますね。
厳密に言えばルールというよりお店側の「お願い」や「おすすめ」に近いです。
私語禁止や携帯いじるなはれっきとしたルールですし行列の中で喋るのは近所の人達に迷惑になります。
ライデン「さおりんも食事の時くらいスマホは片付けような?写真撮るのもいいけどさ。」
分かりました。
ラーメン屋さんは回転率が大事なお店なので席についたら早く食べるのもマナーです。
友達より先に食べ終わったら退店するのも狭いラーメン屋さん独特のマナーです。
ライデン「これは二郎以外のラーメン屋でもよくあるな。」
食べ方も従わないと怒られるようなものではありません。
寧ろお店側の「こうしたら美味しい」というアドバイスのようなものでしょう。
ライデン「じゃあ面倒な客側の意見なんか聞く必要は無いな。」
ですが、お店毎にある細かいローカルルールには要注意です。
二郎にはお店毎のオリジナルの味やルールがあります。細かいのが相模大野店、厳しいのが目黒店と言われています。事前にルールを覚えるか慣れない内は2店に行かない方が無難です。
ライデン「東京に旅行に行く時は気を付けないとな。怒られてからじゃ遅いぜ。」
ですが、そんな二郎にも悲劇が訪れます。
それはマナー違反による量の減少です。
要約すると
「店の近くで吐いてる人がいたから
近隣住民からのクレームや保健所の指導があった。
なので明日からラーメンのサイズを変更する。」
…です。新ラーメンの大きさは旧小の半分になってしまいました。
小とはいえ量が多い二郎ですが「吐くほど多い」というのは確かなようです。
ライデン「小でも多いからな。これの大盛りとか俺でも食べられる自信がねえよ。」
二郎の激盛りラーメンを仲間と怖いもの見たさで食べるバカもいるでしょう。
ですが遊びに来るバカよりもちゃんと食事として来る人の方が多いので前述の遊ぶバカは浮く事になります。自分の好きなお店の大盛り目当てで遊ぶバカを見るのは嫌ですよね。それと一緒の事ですよ。
ライデン「さおりんの好きなパンチョも大盛りメニューがあるよな。でもその大盛りメニューに遊び半分で挑むバカ共は見るに堪えねえ。」
二郎で最も嫌がられる行為は「食べ残し」…ではなく、「長居」です。
初見で「そのままのラーメン小を残す」のなら別に怒られはしません。
ですが「大盛りにしたり、具材をマシマシにしたのに残す」は前述の通り「内心怒っていたり呆れたりされる」と思った方がいいです。
ライデン「そりゃ作ってくれた人達と常連さん達はブチ切れて当然だ。俺もイライラしてるしな。」
食べられもしない量を頼むのが様々な問題になります。
二郎では15分以上長居する事が「ギルティー」と言われています。
食べられもしない量を注文するとその15分を過ぎてもまだ頑張ろうと思ってしまいます。
ライデン「頑張ろうって気持ちは分かるけどいつまでも長居されるとなあ…。」
そうやって無理して食べるから前述のように吐いてしまいます。
勝手に挑戦し、勝手に迷惑をかけ、前述の惨事を生み出すバカが発生しているという事になります。二郎抜きでもこれが非常識な行動である事は一目瞭然ですよね。
ライデン「吐いてまで完食するのはダメだけどわざと残すのはもっとダメだ。さおりんも用心するんだぞ。」
…今回は以上になります。
常識さえ守ればそこまで怖いお店ではありません
ですが「同じお店でも味が違う」「日によって少し違う」事もよくありがちです。
ジロリアン語録では「ブレがある」状態ですが熱狂的なジロリアンは店舗毎の味を楽しんだり、ジロリアン同士のSNSの交流を行っています。
ライデン「ファンの愛情がちょっと強すぎるから新規の人に強く当たるってのも分かるような分からないような…。」
毎日二郎を食べてレポする人もいたほど熱中度は高いらしいです。
他のラーメン屋さんのファンよりジロリアンはSNSでの交流や出没が多いです。彼らが二郎の創作ルールを作り、二郎を食べる事をゲームのように楽しんでいますが世間ではそのような風潮が広がりました。
ライデン「ゲーム感覚で二郎を食べているのか。これは他のお店では無いよな。」
この記事を書いて思う事といえば「めんどくさいお店」ですね。
ごちゃごちゃ書いていますが「信者がめんどくさすぎる」という一言で片付けられそうです。
今度ラーメンを食べる時はラースタ(キャナル)の秀ちゃんですね。あのこってりスープの味が未だに忘れられません。
ライデン「袋麺でも美味いのはあるけどやっぱ店舗ラーメンは格別だからな!」