長文 暇な時に頭を埋めているDJ機材のあーでもこーでもない話 | D3ログ 〜機械とお酒と音楽と〜

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広島のダンスホールクラブの情報リンクをシェアしたり、様々な品物をレビューした記録を残していくブログです。

(暇号)
今回は俺の日々暇な時間に考えているDJ機材についての思案過程を書くもので、無い物ねだりの要素を大量に含んだ欲張りな内容である。



ちなみに結論は、

さっさとMacbookを買え!






それではいってみよう。



購入検討していたCDJ-350のようなCDとUSBが使える割と低価格のPioneerプレイヤーを調べていたら、これは俺の要求を満たす物ではなかったというのがわかったことが始まり。




現在の俺が求めるDJ機材はというと

ヘッドホン部が調子の悪いRMX-33iに変わるミキサー機能を有する機材が1つ。

リクエストDJをすることからiPhoneをメインに使うことができる機材が1つ。


そして、機材があるイベント箱では少ない荷物。できれば音源とヘッドホンだけで準備が済んでしまうアプリケーション。





ということで、iPhoneのアプリにあるrekordboxを使えば現在のクラブ主力機である
CDJ-2000NXSもしくはNXS2でプレイできることはすでに実証済みなので、このiPhone版 rekordboxを使うことができる機材さえ入手すれば

家での練習はもちろん、機材持ち込みイベントで使用するその設定データでプロ機材でもDJができるじゃないか、と。




そんなわけで物色していたわけだが、これが使える機材が思ったより少なくてさ。


調べ始めの時はCDJ-350、400などのコンパクトプレイヤーでrekordboxが使えると見ていたので安物件を漁っていたんだけどさ


後からrekordboxの使用できる機材リストを公式で見つけて、それを見てみたらiPhoneのrekordboxは↑のプレイヤーでは使えないそうな。

rekordbox 公式サイト



使えるのが
CDJ-TOUR1
        2000NXS2
        2000NXS
        900NXS
XDJ-1000Mk2
        1000
        700
        RX2
        RX
        AERO



うわぁ、CDが使えるの上位機種しかない。
.....とても買えない


えっ?今時CDいらんじゃろって。
データで全ての音源がその場で買えたら、要らないんだろうな〜


むむむ...と悩んだ結果の候補が

XDJ- AERO

{EDEB4CE8-CE62-47FB-99A5-493B60C40337}


もう生産終わって新品はないんだけど、まだ中古がどうにか手に入るオールインワン型。


サイズが横に長いのでまたケースを買わなければならないが....


2デッキにそれぞれPhono/Line入力が付いているのでターンテーブルやCDJ、他のプレイヤーを接続することが可能になっているのでミキサーとしても使える。


USB使用可能。
CDスロットはないけど.....付けることはできる。



で、標準的な機能を有していながらそこそこ低価格で入手できるぞと。


装備機能が弱い.....つうてもPVを見る限りCDJ-350とほぼ同程度。


何故か中古市場にあまり出てこないのが気がかりではあるが、Web情報のみで考えるとかなり優秀。



よし、在庫あるうちにさっさと買っちまおうぜ。
......と、普通ならいくとこだがこれは頭が暇している時の思案。


話は次に移行する。




パート2、rekordbox以外に選択肢はないのだろうか?



rekordboxの解析精度は高いし、クオンタイズもあるしプロ機材で使えるわけで何をためらう必要があろうか?
という話。



以前、モバイルDJ機材でも書いたかもしれないが(もう忘れた)iPhoneで使えるdjay pro、Traktor DJと比べるとrekordboxを使ったプレイは機能面で劣っている部分がいくつかある。


djay proの場合、端末1台で4デッキプレイ、サンプラーの録音、編集ができる。そしてCueが8個設定できるのもポイントが高い。

Traktor DJの場合、↑と同様にCueを8個設定可能。フリーズモードでのタッチプレイでテクニカルな演奏ができる。



この頃はdjay proにすっかり慣れてしまい、クオンタイズ無しだったりBPMの数字が同じ曲同士なのにビートラインがずれていたり、ループやシンクスタートで意図したところと違う起点に勝手に飛んだりと文句をつけるとこはかなりあるのだが、

豊富なエフェクトの数とサンプラー、ライブラリの使いやすさもあって結構使ってるわけだ。



とはいえ、時々うまくいかないので最近はTraktor DJに変えようかと思ったりもした。

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コントローラーの値段も今下がっているので買い時でもある。

ケーブルのスペアもすぐ買えるしね。



rekordboxのデータをCDJにロードしたプレイと、これら2つのアプリを使ったプレイの両方を経験してやっぱりあると便利な機能が


8個のCue設定とそれを操作する専用ボタン(パッド)


Pioneer CDJにはCueパッドが少ないんよね〜
最新のNXS2は8個使えるらしいんやけど....



最近Denonから発売されたPrimeメデイアプレイヤーにはパッドがたくさんあるんだけど....
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とても買えない金額と、置いている箱を見たことがないのでこちらは紹介までに。


あとはrekordboxに楽曲をインポートするとデータが増えるのでストレージを圧迫するんよね。

結構容量使うからこれも大きなマイナス要素。





で、やっぱりDJコントローラー持ち込みになるのか?つうと、できれば箱のCDJ使いたいよね。


何故か?


荷物が減るのもあるけど、やはり

音質


コンパクトなDJコントローラー使って同レベルの高音質を出力できるのであれば、迷うことは何もないんだけどやっぱり上位プレイヤーと比べると音が面白くない。



お客さんがどう思うではなく、
聴いていて俺が面白くない。
楽しくない。


何が違うって具体的に表現できないんだけど、良い音って聴いてるとさ、知らない音楽でもワクワクしてくるんだよね。




そうなると、やっぱり2つのアプリの掛け持ち?

現在15000曲以上iPhoneの中に入っているのに、両方解析してCue打ちすんの?やってられんべ。





ということで、う〜ん1つのアプリケーションでプロ機材もポータブル機材も扱えるものとなると


{E42A3130-2DE3-44A4-8C43-09991A0AF426}


結局、PCになるのか。
それもMacbookが理想。

Windowsじゃ駄目なのかつうと、プロチーム(事務所)にでも入らない限りWindowsでもいけると思うのだが、CPUが現行のcore i7を搭載していながらrekordbox DJが上手く動かないとか言う知人もいるぐらいだからさ、モデルによって設定とか色々やらないといけんのだろうな〜と側から見ていて思うわけ。


あ、でもPCDJでのアプリケーションはSeratoを使おうと思うんだな。






パート3、何故Seratoなのか?その2



以前も書いたよね。

Seratoは現場シェア率No.1

最近、日本語対応しているrekordboxの方が良いとかって話も聞くんだけど上手く動かないっていうバグの話もよく聞くんよね。
(具体的にどこがどう動かないって話はまとめていない)


Seratoにもそういう話があったりなかったりではあるけれど
(今どのあたりまでアップグレードされてるのか知らんけど)

現場で使われ続けている信頼は確か。
CDJ2000NXSも対応しているぞ、と。



で、シェアNo.1となると対応しているコントローラーも多いわけ。

そうなるとコントローラーも選び放題。
とりあえず俺の場合、WeGO3でSeratoが使えるわけだが、WeGO3でのプレイに不満が出ているからこんなことを考えているわけなので.....



Seratoで使いたい、自宅に置きたいコントローラー候補がこれだ。


{06D0AC5B-F71F-4C6A-9F41-F010B8E0FA22}


コンパクトなボディ、CDとUSBが使えてSerato DJ introが使えるMixdeck Express。

Serato DJを使うにはライセンスを別に買わないといけないので総額費用はそれなりにするんだけど他の製品に比べて低価格。
そして俺が使いたいメディアスロットが全て装備されている。


しかし、エフェクトやCue等の操作機能があまりなく安価品相応。

とはいえ、リクエストDJをするにあたってこれ以上のコントローラーは見受けられない。
(あるにはあるけど、他製品はサイズが大きい)




Seratoをメインに使うことを考えた場合の候補はこれだ。

{94926DA4-E997-4505-9076-8BDA540731D6}

MC6000Mk2
これ、凄いんよ。

4デッキコントロール、多彩なエフェクト、ループコントロールボタンが付いて、外部入力が4つも付いていてターンテーブルも繋げられる。

そして、Serato DJライセンス付き。
更にSerato DVSに対応しているので、これにターンテーブルを繋げてSeratoのオプションを購入すればスクラッチプレイシステムが完成してしまうわけですな。


こんだけ付いているのにボディの幅は460mmと超コンパクト。

......もちろん、その分フェーダーやジョグが小さくなってしまうわけだがターンテーブルをメインコントローラーにすれば問題ないじゃね?と思ってます。


この素晴らしい製品のお値段がなんとお安いことか。





......こんだけ安いと耐久性が気になるね。

専用ケースとカバーは必須かな?





パート4、リクエスト対応のためのWebツール


ちょっと待てよ。

オフラインのPCじゃWebマーケットにアクセスできないじゃん。

リクエストどうやって拾うよ?



このページの書き始め時にはまだ実証してなかったんだけど、iPhoneで曲を購入し、PCとiPhoneを繋げてiTunesで同期させた場合、PCがオフラインであってもiPhoneで購入した曲を再生させることができたのね。


そのあとMP3にエンコードすることもできたので、Seratoでのプレイも大丈夫。


しかし、iPhoneと同期中はPCのCPUを圧迫した状態になるのでSerato DJを立ち上げた状態での同期は......たぶん危険。
音が止まる。

つまり、1人であれ複数人であれ独立した2つのプレイヤーがミキサーに繋がっていないといけないわけですよ。

(そういうことを考えていくとやはりMixdeck Expressは理想的)


さらに、PCとiPhoneの同期はハイスペックマシンでどれぐらい時間がかかるのか計ったことがないからわかんないんだけどさ、Macbook Airとかのライトモデルだとそれなりに時間がきっとかかるに違いない。
(なにせバックをとるデータ容量が200GB以上)



で、序盤に書いたようにポータブルWi-fiがあったらその辺りのことはiPhoneなくてもPC単体で解決するんだよね〜ということになるけど



嫌だよ、これ以上通信回線費用払うの。

自宅回線にLTE回線の使用料払ってるのに更に月額費が増えるなんてやってられん。





うーん、やはりiPhoneは単体で稼働させるのがベストだよな。

でも別にコントローラーを持ち歩くのはしんどいぜ。



......となると、この辺の製品が良いかも。

{2E056470-6B1C-4688-9606-D645EE73C5A4}

Traktor Audio2

iPhoneの音をクラブクオリティに引き上げるカード並みサイズのインターフェース。

スプリッターの役割も果たす。



{0E4B6265-F9F6-4E9A-A77A-E6193EFA13C5}

iRig Mix

スマートフォンやタブレットでDJするために作られた超コンパクトミキサー。



なんでこれらが必要なのかというと、過去記事にも書いたことがあるようにスマートフォンDJアプリの音の出力って音量、音質が低い小さい。
(リミッター外したら爆音が出るけど音が割れます)


DJアプリでオートゲイン、リミッターをかけた状態でDJミキサーに直繋ぎした場合、大抵ゲインをMax近くまで上げないといけない。


ということだ。





パート5、どのPCであればプレイできるか?


えー、ようやく最後のパート。

つまり未解決エリア。



当初DJで使うPCは20万クラスのMacじゃないと動かないんだ〜と思っていたんだけど

あっちこっちの箱を覗いてみたらMacbook Airとかネットブッククラスの小さいPCにUSB繋げてやってるDJ、結構おってさ。


で、改めてSerato DVSの動作環境なんだけど


以下、ディリゲントHPより引用

最低動作環境

本製品はSerato DJのプラグイン・ソフトウェアとなりますので、Serato DJが必須環境となります。

OS:

Windows 7 / 8/ 8.1/10
Mac OS X  10.9 / 10.10 / 10.11 / 10.12 (*1)

CPU:

【i3, i5 or i7*】32 & 64 bit:1.07GHz+
【Core 2 Duo】32 bit:2.0 GHz+、64 bit:2.4 GHz+
注意:AMD製のCPUは対応しておりません
* Pitch ‘n Time DJを使用する場合は「i5 or i7」以上を推奨します

RAM:

32 bit:2 GB, 64 bit:4 GB
*ライブラリの容量によっては、より大きなRAM容量があると有利です
* Pitch ‘n Time DJを使用する場合は4GB以上を推奨します

画面解像度:1280 x 720

両プラットフォーム共通:USBポート, インターネット接続環境

※1:常にOSの最新アップデートをご利用ください。例)10.10の場合は10.10.5

※2:一部のハードウェアはMac OS X 10.11 El Capitan 及び 10.12 macOS sierraで動作することができません。(2017.1月現在)




.....で、現在最安価グレードになるMacBook Airの仕様表がこちら。


以下、Apple HPより引用


対応解像度: 1,440 x 900ピクセル(標準)、アスペクト比16:10で1,280 x 800、1,152 x 720、1,024 x 640ピクセル、アスペクト比4:3で1,024 x 768、800 x 600ピクセル


ストレージ

128GB PCIeベースSSD

オプション:256GBまたは512GB SSDに変更可能


プロセッサ

1.8GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.9GHz)、3MB共有L3キャッシュ
オプション:2.2GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)、4MB共有L3キャッシュに変更可能



メモリ
8GB 1,600MHz LPDDR3オンボードメモリ




........これだけ見たら使えそうな気がするんですけど、どうでしょう?



これが98800円(税抜)


うーん、使ったことが全くないので動作とかどうなんだろうね。



ちなみに先日、家族が買った某社の8万円ぐらいでプロセッサがIntel Core i3のWindows10のノートPCは立ち上げ初期の状態でいらない物がありすぎて動作が重すぎて、余計なデフォルトアプリを停止もしくは削除してやっとまともに動く状態になった。


8万円のWindowsでそんなだよ。
(もちろん同社及び他社製品でもモデルによって同価格クラスでありながら性格の違う製品はいくらでもあると思う)


10万円クラスのMac。

選ぶべきか否か、実際に使ってる人たちに話を聞いてみないことには始まらないね。



Ed