「まぐろの漬け」
少し、中トロがかった赤身がよいですね。
それも「づけ(漬け)」が最高。
最近鮨屋にいっていないので、
そろそろ行こうかと思っています。
そして、漬けをつまみに、ちびりちびりいきたいです。
一時期、釣りにはまっていて、
仕事が暇になると、
知り合いの漁師の漁船に乗船させてもらい、
よく釣りにに出ていました。
「漁を手伝ってくれ」とか言われ、あやうく漁師になりそうでした。
この季節から梅雨にかけては、イサキが美味しいです。
一度、豊漁で20kgほど釣ったので、
近所に配ったことがあります。
知り合いの漁師は、このイサキ漁で儲けて
伊豆の下田にイサキ御殿を建てました。
料亭に高く売れたようです。
魚を釣ってくると、それを捌くようになり、
それから料理にはまるようになりました。
料理にはまると次は器。
陶芸家の先生の作品を撮ることもあったので、
お友達価格で購入して、どんどん増えました。
面白いもので、
缶詰の鰯の味噌煮などを
芸術品のような器に盛って、
上に、少し、刻み生姜を乗っけたりすると、
「おっ」と驚くほど、高級に見えます。
逆に、器がだめだと、料理がかわいそうで、
高級な食材も安っぽく見えます。
お店の「器」も器で分かります。
器にこだわるところは、間違いないようです。
「フォトグラファー人生(3)」
昔から、趣味で、古今東西のサクセス本や箴言集を読んでいます。
その中で、必ず登場するのは、
「人生で上手くいっているときほど慎重になれ」
言い換えれば
「絶頂期には落とし穴がある」
という、テーマです。
人間は、試練の時には、誰でも謙虚になりますが、
何事も上手くいっているときには、尊大になりがちです。
私も例外ではありませんでした。
知識としては認識していたのですが、
上手くいっているときというのは、自惚れていることに加え、
時間的にも忙しすぎて
肉体も疲弊していることが多くなります。
そうすると、精神的にも余裕がなくなり、
どうしても、自分の意思とは関係なく、
尊大な態度をとることが多くなっていたと思います。
そうすると以心伝心で、知らない間に仕事が少なくなっていたり、
友人が自分を避けていたりする現実に直面しました。
しかし、自己弁護ではありませんが、
私は、皆、分かっていても、一度は、そうなると思います。
こういうテーマが出てくるということは、
それを指摘したり、伝えたりしている人たちが、
自分で、そのことを経験していたに違いないと思うからです。
重要なのは、それを2度と繰り返さないことだと思います。
薬物中毒でも、2度目を繰り返さないと、
その経験が、その人の人生に大きな恵みを与えるような結果になっていることが多いと思います。
ただ、2度以上繰り返すと、リセットは困難だと思います。
わが世の春のあとの奈落。
そこから何を掴むか、、だと思います。
「フォトグラファー人生(2)」
どんな仕事をやっていても50歳というのは、
いろんな意味で節目にあたると思います。
また、男性も女性と同じで、
体調とか精神の方に、変調をきたすような状況になる人が多いようです。
実際、私の仕事仲間の編集者やデザイナーさんで
鬱になった方がいて、家族も大変だったようです。
幸い私は、1年ほど、ぼーっとしていて、
昔やっていた競泳や、ずっと生活の一部になっていたヨガに集中することで、
なんとか危機を乗り切ったようです。
ニューヨークでは「フォトグラファーは50歳で新人だ」
と言われていました。
それだけ、ベテランが活躍しています。
しかし、そこに行くまでには、皆、浮き沈みを経験していて、
それを乗り切った人だけが、生き残っていきます。
巨匠とよばれるフォトグラファーでも例外ではありませんでした。
それほどタフな世界です。
それで、初めて、
自分の今までの作品を集めて、見直してみました。
そして、何が、自分の持ち味であり、他とは違うのか、
どういう写真を撮っていこうか、
人に何を与えることができるのだろうか?
等をいろいろと考えてみました。
そして自分なりに、結論を出して、
再出発をしたところです。
同窓会で友人たちの話を聞くと、お勤めの人も、お医者さんも
自営業のひとたちも、皆、同じような悩みにぶつかる時期のようです。
幸い、私は、全く仕事を中断した時期はなかったので、
仕事勘は鈍っていないようです。
結構、最近では精神的なパワーも復活してきました。
ネット時代になって、
いろんなアピールや売り方ができるようにもなりました。
ビジネスにも可能性が広がり、
わくわくしてきたところです。
(続く)