風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -70ページ目

偶然を装うように触れた女の手に、男はついその気になる。

とろりとした薄目を向けて片頬で微笑んだ女の顔には、こう書いてある。
「一緒に過ごしたいの?」と。

女の何気ない誘惑に、男は誤解という過ちとともに、なんとも愚かしい真似をする。
(*イメージですので歌詞に必ずしも忠実とは言えません。でも、そんなに遠くはありません)

男と女、狐とタヌキの化かし合い。
心にぽかりと穴が開いた夜には、是非聴いてください。↓↓↓↓

Invitation(誘惑)/Shakatak


以前アップした「ナイト・バーズ」の次にヒットしたシャカタクのナンバーです。

懐かしいですね。けれど、30年という歳月を感じさせないセンスの良さはさすがです。

「男女7人夏物語」の挿入歌でもありましたけど、僕はドラマは見てません。

その時代、その勤務店舗によりますけれど、夜はシェーカーを振っていたり、ワインを抜栓したり、ディナーを運んでいたりしていたもので。

どこかでお会いする機会があったとしても、僕にドラマの話だけは振らないでください。
チンプンカンプンで固まります。一種の、職業病(・Θ・;)


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庭の小さな花壇に、赤いサルビアが咲いていた。
僕はその花の蜜を吸うのが好きだった。



味はといえば、蜜というより砂糖水のようだった。

今にして思えばかわいそうなことをしてしまったけれど、ちょっとつまんでチュッと蜜を吸う。

ある日の朝、サルビアを摘んで口にした僕は、ちょっと眉をしかめた。期待した味ではなかったから。

あれは多分、朝露。
神様の、寝起きのいたずら。


やさしさに包まれたなら/松任谷由実



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記憶は美化されてゆく。

それはどんな人生を歩んだ人でもあまり変わらないらしい。
僕はそれを、短編小説「イノセント・ワールド「3」」で書いた。

なかなか手にすることのできないものの価値は高まる。

心理学では「希少性の価値の効果」とか「希少性の法則」と呼ばれるようだけれど、過ぎ去った過去、二度と取り戻せないものたちは、希少性としては最たるものに違いない。

記憶は嘘を吐く、と言われる所以はそこにあるのかもしれない。

君の中で誰かとの思い出が美しくなる。
僕の中で、誰かとの思い出が浄化されてゆく。

それは、過去の写真たちの中で気に入ったものだけを選り分けていくように、僕たちの中で行われる。
ダイアモンドが選別されるように記憶も美しくなってゆく。

やさしく優しく時は流れる。

誰かの記憶の中で、僕が素敵な思い出になる。
誰かの記憶の中で、君が会いたくてたまらない人になる。

それはきっと、取り戻せないものだから。

八神純子/思い出は美しすぎて


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時折吹き上げる風に、バランスを取ながらカモメが舞う。



凪いだ海。一日を終え、沈もうとする太陽。波打ち際に傾(かし)いで浮かぶ古ぼけた船。

「おう、見事に乗り上げちまったな。んにゃ、話したくなければ黙っててもいいさ。そりゃあ色んな事情があるさ。女だてらにここまで船を操ってくるのは大変だったろう」

船大工は、損傷を確かめるように船を見た。

「ダメになっちまったところは直してやるからさ、しばらく休んでなよ。そのあと船を出すも出さないもあんた次第さ。けどな、海を渡ってこその船さ。な、海を行くのが船だ」

「面舵、取り舵、あんたの自由だ。でもな、手を放しちゃいけない。投げ出しちゃいけない。だって、あんたの船なんだからさ。海が荒れたってあきらめちゃいけない」

船大工は首にかけたタオルを外してパンと広げた。

「ほら、おんぼろタオルで申し訳ないけどよ、涙、拭いなよ。ゆんべ洗ったやつだからさ、ほら、涙、拭いなよ」

船大工は鼻をすすった。

「泣くなってばさ、あんたの船はよ、俺が間違いなく直してやるから。あんたの心はさ、ほら、あのカモメが癒してくれるからさ。ほら、応えるように鳴いたじゃないか」


中森明菜/難破船


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西の空に低く浮かぶ三日月。その左には、白金のヴィーナス。
2017年1月2日、夜空のスクリーンに映し出されたのは、息を呑むほどに見事な上弦の月だった。

しなる三日月から放たれた矢は、誰かの記憶の殻を突き破る。

はたして、夜が連れてくる月は知っているのだろうか。言葉にできなかった思いと、言葉と裏腹だった心の内のもどかしさを。

言いそびれた言葉たちとともに過ぎたあの時間は、二度と戻り来ぬことを。

思い出のスクリーン/八神純子



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永遠などという言葉を、僕たちはいとも簡単に口にする。

永遠というものに、尺度なんてものは当てはめようがない、そもそも長さなんてものが存在しないからこそ永遠なんだって、知っているはずなのに。

それは、宇宙には果てがないという話より確実なはずなのに。

一瞬一瞬の中に僕たちは永遠を探す。瞬間の中にしか生きられないから、永遠を求めてしまう。

けれど、永遠なんてものがこの世に存在しないと、心底から分かった時、揺るぎのない、ほんとうの永遠が始まるに違いない。

それが僕たちの本質。
永遠に歩き続ける旅人、百代の過客。

だからほら、奇跡は毎日起きている。

君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい


スピッツ / 空も飛べるはず



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漕ぐ、息を吸う。漕ぐ、息を吸う。漕ぐ。グハァ!
手のひらの豆は潰れて血が噴き出す。

痛い、痛い、痛い。手が震える。溢れる涙をぬぐう。
額の汗と交じり合って、余計に目に染みる。

漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ。
体ばかりか、心も傷だらけになる。

鼻をすする。漕ぐ。
思わず出た嗚咽に、吐きそうになる。

それでも、自分が自分であるために、人生の荒波を漕ぐ。

案外どんくさい僕は、その後ろを必死で追っているはずだ。
君と同じように涙を流しながら。

心配なんかして振り向く必要はない。流されちゃうぞ。
漕ぐんだ。

前に進むより、道はない。
君の頑張りが、僕を引っ張ってくれる。

心配ご無用!

君は君の船を漕ぐんだ。
そして、海原を離れて飛ぶんだ。宙船の名に恥じぬように。
僕はそれを、眩しそうに見上げるだろう。

中島みゆきのYouTubeが消されてしまった。
ここはTOKIOに差し替えて。
宙 船/TOKIO


みなさま、新年おめでとうございます。
良いお正月をお迎えでしょうか。

僕の場合、わやくちゃな年越しでございました。
何があったかは、書く気も起りません。
人手不足のしわを、僕に寄せんでね。

本年もよろしくお願いいたします。

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久々に復活させてみます。
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わ……わじゅらわしゅい!


これを僕語で書くと「面倒臭ぇえぇぇぇぇぃ! 糞っタレ!」
そんな後半戦でした。

ゆんべも面倒くさかったです。一昨日突然電話をもらって、例の嫌いな店に夜中の0時からヘルプでした。

どこかのドミノが倒れると、僕に襲い掛かってくる、の図です。
よその店のことなんか知らんがな……ヾ(▼ヘ▼;)

ここまで面倒くさいのは、どこもかしこも史上最弱のメンバーだからでしょうね。
書くと長くなるので書きません。気分も悪くなるので……。

ということで、年明けには気分転換に小説を買おうかと思っています。感想はまた書きます。

七月隆文「僕は明日、昨日の君とデートする



ライトノベル出身の作家さんのようですね。
映画を見たいとは思わないけど、本は読んでみたいかな。

主題歌はこれのようです。
映像に出てくる女性、見たことありますよね。そうそう。ソニー損保のCMに出ているひと。気になって調べてみました。時間もないのに(笑)

唐田(からた)えりかさんだそうです。19歳。

撮影場所は…代々木公園?
違うかな。日本武道館の近くの公園かな?
ま、いいか。

back number / 「ハッピーエンド」


今年一年ありがとうございました。忙しすぎてみなさまのブログに御邪魔できないのが申し訳ないところです。
さて、ちょっと眠ったら年明け仕事に向かいます。

僕は、お餅もお節もお雑煮も、凧揚げもコマ回しも(せんか…)無縁のお正月を迎えます。
みなさまは、良いお年をお迎えくださいね。

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生きる意味を問うことに、どんな意味があるんだろう。
苦境を呪うことに、どんな効果が期待できるんだろう。

雨が降ったら傘を差そう。
日差しが強ければ帽子をかぶろう。

雪の日、風の日、灼熱も酷寒も、僕たちは生き抜いてきた。

「貧乏学生が行く!」の頃ね。
面白おかしく書いているけど、ある時から、僕は押し入れで眠るようになった。
グイグイと布団に潜り込んで、丸まって眠った。
明日が見えなかった。

すがるように、本屋で本を立ち読みした。救いを求めていた。
そして、死ぬことばかりを考えていた。
そこまで行くと、思いとどまるより、どうやって死のうか、とばかり考えた。

お腹が空いていた僕は、住人の靴が並ぶ玄関に立って、じっと自分のワークブーツを見つめた。
皮……皮だよな、これ。煮たら食べられるんじゃないのか。

それを思いとどまったのは、食べられそうもないことと、もしもこれを食べたら、下駄しかなくなる、だった。

食べ盛りの僕に、餓死なんて選択肢は思いもつかなかった。

僕にマイナスの勇気があったなら、僕はとっくにあの世の人だったろう。
僕は良くも悪くも、意気地なしだった。

君も、意気地なしでありますように。間違った勇気を奮いませんように。


何が正しいかって 誰にもわからなくて
それでも戦って 自分なりに走って
答えのない道を 創り上げる日々を
せめて一人だけでも分かってほしいって思うよね…

「寂しい」って言うことが恥ずかしいことなら
何のために人は寄り添っているんだろう
誰だって涙拭いて 今を生きるんだって
強く立ち上がろうとする力を持っているよ


Ms.OOJA/Life



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夜が寂しさと切なさで溢れて、君のちいさな手のひらでは受け止められなくなったとき。
道があまりにも長すぎて、あきらめたくなるとき。

愛は、幸運な人や強い人だけにしか与えられないと思った時。
どうか覚えておいてほしい。



酷寒の雪の下には、暖かな日差しを待ちわびながら、寒さを耐えている種があることを。
そして春には、バラの花を咲かせることを。
─The Rose─
(いつものごとく気ままに和訳。抗議は受け付けませんf^_^;)

「禍福は糾える縄の如し」
冬の次には春が来る。少しづつ、少しづつ。

The Rose - Bette Midler


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