風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -69ページ目

朝靄(あさもや)に沈む川面。微かに届くせせらぎの音。遠く小鳥のさえずり。



泡立つ流れの先に、少しの期待と少しの不安。
そのありようを空に尋ねても、ただ風が吹き過ぎるだけ。

君が初めて笑ったのは、あれはそう、生まれて3か月ぐらいのころ。あのとき、世界は喜びに震えた。

笑えば世界は、きっと輝く。

僕たちは小さな舟に 哀しみという荷物を積んで
時の流れを下って行く 舟人たちのようだね
君のその小さな手には 持ち切れない程の哀しみを
せめて笑顔が救うなら 僕は道化師(ピエロ)になれるよ


道化師のソネット/さだまさし


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終わった。
ふう、とため息を吐いて見た腕時計は、お昼の12時を15分ほど過ぎていた。16時間15分の労働か。
ヘルプ店舗の発注と、所属店の二日分の発注を終えた僕は煙草を一本取りだした。

帰り着いたらシャワーを浴びて、寒いからお風呂に入ろう。そう決めていた僕は、もう酒飲んじゃえよ、という自分の中の甘い誘惑に打ち勝って、ゆっくりお風呂に入った。

毎日ブログを上げようと決めてからどれほど経ったのだろう。
夕方から書き始めたまま、いつしか椅子で眠ってしまったようで、ふと目覚めたら、午前0時を回っていた。

そう、お休みは時間がもったいないので、ベッドで長々と眠ることはしない。
ほとんど椅子に座っていると言ってもいいかもしれない。
ま、しょうがない。




一昨日だったっけな、テレビでやってたのをちらっと見た。
どういういきさつでやっていたのかはわからなかったけど、興味を惹かれた。
でも、時間がなかったのでちゃんと見てはいないのだけれど。

三波春夫が引き合いに出されたみたいで、弁明の言葉があった。
まあ、三波春夫が元祖というわけでもないし、意味合いも違っていたようだから、迷惑な話だろう。

物を売り、物を買う。それはまあ、等価だ。
まっとうな商売をしている限り、安くなることはあっても、高く売りつけたりはしない。

もちろん、日本のシステムでは、チップもない。
似たものがあるとすれば、旅館やホテルの仲居さんなどに対する心づけだろうか。

物を買う側が上に立つ。
こんな妙な感覚が育ってしまったのはいつごろからなのだろう。

会社がそもそも、そんな間違いを植え付けてしまった可能性があるのではないだろうか。
これは少し掘り下げてみる必要がありそうだ。

ホスピタリティと、上から押し付けられた、徹底奉仕の感覚はまるで違うものだろう。

滝川クリステルで注目された。
「ろ・く・で・な・し」
違う違う。
「お・も・て・な・し」の心は、高飛車な客に発揮されるわけもない、と思えるのだけど。

スーパーで女性スタッフをたくさん見かける。
僕はその後ろに、家族を、家庭を見る。人として、同じなのだ。
だから、客だからといって偉そうな態度などとれるはずがない。

お客様は神様か。

んな馬鹿な。

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雨を受け時に早く、日差しの中で時に緩やかに、ある時は濁り、流れを止められて淀み、時を経て取り戻した穏やかな流れに、青空を映す。

かつて浮かべた青葉の行く末を案じ、枯葉を浮かべた己の来し方行く末を思う。



春のスミレ、夏の弟切草(オトギリソウ)、秋の女郎花(オミナエシ)、冬の水仙。

川面に映した四季の草花の彩。人のゆく道は川の流れに似て。

朝陽の昇らぬ日は来ても 君の声を疑う日はないだろう
誓いは嵐にちぎれても 君の声を忘れる日はないだろう

僕は歌っているだろう 君と歌っているだろう
あいだにどんな距離があっても
僕は生きているだろう 君と生きているだろう
あいだにどんな時が流れても

荒野より君に告ぐ 僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない


荒野より/中島みゆき


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音もなく、突如立ち上がってくる大地。
身を守るすべはなく、それは急速に眼前に迫る。

短い呻き声を笑うように、埃の匂いが頬と鼻先を打つ。
我が身が、人の世の重力に負けて倒れ込んだのだと、その時ようやく気づく。

空の高さに比べれば、たかだか5尺や6尺に過ぎないひとの身。
けれど、心打ちのめされて、這いつくばって見上げる空は、遥か彼方にある。

それはきっと、心が見せる寂寞。



あの空を、いつか、飛べるのだろうか。
鳥のように。

また笑える日が、来るのだろうか。
あの日のように。

震える膝に両手をついて、立ち上がる。
前を見る。深呼吸をひとつする。
萎えた足を両手で叩く。

ゆっくりと走り出す。
走る。走る。
空が飛べるまで全力で助走する。

泣いたら負けだと知っているから、口を真一文字に結んで、ひた走る。

作詞:作曲/中島みゆき
この空を飛べたら/中島みゆき×加藤登紀子


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月に叢雲(むらくも)、花に風。

その言葉を吹き飛ばすかのように、昨夜の東の空には、それは見事な満月が浮かんでいた。
駅に向けて西に歩く僕は、何度か振り返ってその月を見た。

模糊(もこ)として霞む道を、月が照らしてくれますように。
地上にあまねく幸せが降りますように。
ダウンに顎を埋めた僕は、時計を見て足を速めた。



置き去りにされた僕には 疑念だけが残された
もしも神がいるのなら 慈悲に満ちた神がいるのなら
どうしてこれほど必要とする時に 僕を見捨てるのだと

Alone again, naturally
僕は本当に、ひとりぼっちになってしまった
それが当たり前であるかのように


ギルバートオサリバン/アローンアゲイン
Gilbert O'Sullivan/Alone Again-Naturally



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YouTubeで、こんなの見つけた。
前半はみんなわかるんじゃないのかな。

7.50辺りから出てくる色覚テストはちょっと緊張した。

で、挑んでみた。

やったー! パーフェクト!
僕は4人に一人の、4色型色覚の持ち主だった。やっほっほー(≧▽≦)

焦って数えなくても大丈夫な感じです。
みなさんも暇なときにぜひどうぞ。

【色覚テスト】色覚が弱い人には見えない絵・画像 あなたは4色型色覚の持ち主? 全てを見分けられるのは4人に1人だけ!


しかし、寒いですね。
東京も今週辺り雪になるのかなあ……。

雪はしょうがないとしても、電車がへなちょこだから困る。

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「寒くってさ、寝てらんねえよ」俯き加減のおっちゃんは、独り言のようにつぶやき、買ったワンカップをぎゅっとつかんだ。

彼はクリスマスも年末も年始も、外で過ごした。
若いころには夢も希望もあったろうに、いつしかそれをなくしてしまった。

妻子はいたのだろうか。それともずっと一人だったのだろうか。
子供の頃、なんてあだ名をもらっていたんだろう。

そう、彼はずっとホームレスだったわけではないのだから。

苦労話のひとつやふたつ、恋の話のひとつやふたつ、聞いてみたい気がする。

後ろ姿を見送りながら、彼の求めた人生って何だろうと、改めて思ったりする。
寒い日は続く、いや、これからもっと寒くなる。

そろそろ死に支度をせねばと、考える日が多い。

春雨/村下孝蔵



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無限って何だろうね。

宇宙は、今のところ有限ということになっている。
ビッグバン以降、膨張を続けているとされる宇宙論が理に適っている以上、有限の可能性は極めて高い。

でも、理に適うって何だろうね。人類の考える理って……。
理に適わないことたくさんしてさ。ま、いいか。

そもそも、開闢(かいびゃく)の瞬間から無限なんてありえないだろうし、なにしろ膨張しているのだし、無限のものが膨らんでいったら、そもそも無限ってなんだ? になる。

ちなみに宇宙の膨張の速度は光速を越えていたらしい。ほら、やっぱり彼の仕業だ。



そうだよね。僕たちの認識できる範囲なんて有限に決まっている。光だって光速という「速度」を持っているのだから限界があるのだし。

以前サイエンスゼロで見たけど、138億年かけてできたその宇宙の果ての星から届いた光は138億年先にあるわけではないらしい。

なぜなら、そう、宇宙は膨張を続けているから。
で、今どれくらい先にあるかというと470億光年らしい。うんうん、後ろ走りしながらボールを投げたピッチャーは、投げたポイントにはいないって話だね。

その果てはどうなっているのかと、誰でも考える。
宇宙の外には天国がある、そんな考え方もあったらしい。

サイエンスゼロでは、その先にも宇宙があると解説していた。
光が届かないだけで、ずっと続いていると。

話は脱線するけど、サイエンスゼロに出ている南沢 奈央(みなみさわ なお)は好きだな。

ええ、ええ、これもkaraのハン・スンヨンに引き続き知らなかったから調べました。
もう、世の中知らないことだらけです。

南沢 奈央(女優)
1990年6月15日
埼玉県出身
血液型:O型
身長:164cm


人擦れしていない感じが好きだな。

閑話休題
そう、宇宙の果ての先には何があるのか。
でもきっと、果てはない。人類が果てにたどり着くことも目撃することもできない。たとえ理論上であっても。
僕はそう考えている。

遠い遠い昔、海の果ては滝みたいに突如落ち込んでいる、なんて考えもあったらしい。
そんな海、危なくて船も出せないけど、海の向こうは未知の世界だったからしょうがないね。

そこでひとつ、有限なのに無限なものを思いつく。
それは、地球だ。
これはサイエンスゼロでも例に挙げていて僕はびっくりした。



例えば地球に海がなくて、まあ、あってもいいのだけれど。
そこをずんずんと進む。

有限なのに果てがない。行き止まりがない。
どこか明確な場所を目指しているならいざ知らず、果てを探したって行き着かない。なにしろ丸いのだから。
それはまるでハムスターの回し車。

宇宙の果てもそんなかんじなのに違いない。
進んでいくと、遠ざかって行って、いつまでも手が届かない。

彼は笑って答える。
有限も無限も、人間の概念に過ぎないんだよ、と。

僕たちが見聞きし、経験するものは、嘘も誠も地上の制約を受けざるを得ないんだね。


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昨夜はね、いつものごとく嫌いな店へのヘルプでした。ええ、ええ、いつものごとく2店舗分の発注に追われました。

今夜は休みだったから、所属店に帰ってから発注をして、終わったときは15時間が過ぎていました。

家に帰ってシャワーを浴びて、お酒を飲みながらテレビを見ながら、さてブログでも書こうかと思っていたら、椅子に座ったまま寝てました。

で、この時間の更新です。
あ……洗濯もしなくちゃ。


今日はあまりにも時間がなさすぎるので、一曲アップするだけにします。

karaの「ミスター」好きなんですよね。
初めてテレビで見たときは、なんじゃ? この子ら腰に何を括り付けとる? と思いましたけどね。
デビューが2007年だそうです。現在は解散状態らしい。

メンバーもかなり入れ替わったりしたみたいで、見ただけではわかりません。
僕が唯一、あ、karaだ、と認識できるのは、右から2番目の子だけです。



名前も知らなかったので調べてみました。

ハン・スンヨン


そか、初めて知った。

ハン・スンヨン、ハン・スンヨン……お、映ってるぞ、なんだかうれしい。↓↓↓↓
この子がいて、この盛り上がりということは、全盛期の頃かな。

さて、寝よう。
みなさん、おやすみなさい。

KARA - Mister


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夕闇の迫る港町に、潮を含んだ風が吹く。

砂浜に吹く風と、港に吹く風の匂いは違う。
港の匂いはどこか雑多で、異臭を感じる時さえある。

男はぽとりと落とした煙草をつま先で揉み消し、古ぼけたアパートを見上げ、ゆっくりと足を踏み出した。

きしむ階段を上がり通路に立つ。夕日はもう、海に沈もうとしていた。



「誰?」
ノックしたドアの向こうから気だるげな声がした。

「あ、俺」
近づいてくる気配がして、ゆっくりとドアが開いた。

女は途端に眉をしかめた。
「俺って、あんた何様よ。尋ねる部屋を間違えてない?」
「あ、申し訳ない」
「何?」
「いや……なんていうか」
「用もないのに、俺様があたしんちに来たわけ?」

「いや、プレゼントを」
「プレゼント? あたしに?」
「うん」
「あら、なにかしら」女は少しうれしそうな顔になる。

後ろ手に隠していたものを、男はおずおずと差し出した。
「これ」
「はあ? なに、これ」
「いや、プレゼントに」
「何が」
「いや、プレゼントに」

「何考えてんの?」
「いや、お誕生日だったなと思って」
「違うわよ。あんた、他の女と間違えてない?」

「違ってた? それは申し訳ない」男はプレゼントを少し引っ込めた。
「仮に誕生日だったってさ。そんなもん、誰が喜ぶの? 白いバラ一本?」
「いや、両手いっぱいのバラなんて買う金ないから、せめて三本にしようかと思ったんだけど、やっぱり持ち合わせがなくて」

「バラはさ、5本や10本じゃバラって言わないのよ。そんな煮ても焼いても食えないもんなんて持って帰ってよ。頭大丈夫? 家に帰って風邪薬飲んで寝た方がいいわ」

「いや、申し訳ない。でもさ、俺……」
「俺がどうしたの?」女は、面倒くさそうにドアにもたれた。
「いや、なんていうか、俺はさ……昨日の男と違ってさ、精いっぱいのものを買ったんだよ」

「何言ってんの?」女は気色ばんだ。
「どうでもいいけどさ、帰ってくれる。鬱陶しいんだけど」
女はつかみ取ったバラを床にたたきつけた。
「そうか、申し訳なかったね。じゃあ、これはどう?」

「何それ」
「プレゼントだよ」
「それをあたしにくれるっていうの? ますます意味が分からないんだけど。それに、古びてんじゃないの? どうかしてるわよあんた。早く帰ってくれる」
女は、指先をハエでも追い払うように振った。

男は口を真一文字に結んで一気に踏み込んだ。
マリオネットの糸が切れたみたいに、女が床に崩れ落ちた。

男はきつくきつく目を閉じた。
終わっちゃった……彼女の命も、俺の人生も。


淺川マキ/かもめ



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