その男を、夢の中では知っていた。
そして、ひどく嫌いな奴だった。
現実には存在しないのだから、あくまで夢の中では、だけれど。
彼女は僕といつも通り話をしていた。
それからなぜか僕の元を離れ、その男のところへ向かった。
やけに楽しそうに、いそいそと隣に座るその顔に、僕の心にさざ波が立つ。
何気なさを装いつつも、気になって仕方がない僕は螺旋の階段を下りながら、少しだけその二人を見る。
負けてしまうかもしれないという僕の焦りは、夢の中で現実になった。
恋愛は時として、勝負だったりする。
微妙な駆け引きの絡む戦い。
昨日書いたブログが、悪い夢見になったのだろうか。
夢とはいえ、ひどく後味が悪い。
現実に、負けてきたことなど、たくさんあるはずなのに。
いや、それだからこその挫折感、敗北感、喪失感なのだろうか。
ひとはいつも道に迷い、不安にさいなまれ、相手の下す判断を待ちながらおろおろとする。
僕が超越する日など、死ぬまでないんだろうな。
それもまた、選んだ人生なのだろうけれど。
竹内まりや/告白
作詞/作曲:竹内まりや
Why…寝つかれぬ夜
鳴り響く電話のベル
Sigh…虚ろな耳に
懐かしいあなたの声
Ah...とまどう心で
上手な返事を探せば
長い月日
飛び越えてときめくのよ
違う道を選んだあなたに
今ごろ愛打ち明けられても
引き返せないと知ってるから
この暮らし壊さないで
Why…強いあなたが
寂しさに負けるなんて
Lie…人恋しさは
年を取ったしるしでしょう
Ah…無邪気になれない
出会った昔のようには
受話器置いて
せつなさに泣き崩れた
女心はいつも言葉と
裏腹な企み隠してる
どんなに遅すぎても告白
待ちわびて生きているの
Ah…失った後で
真実に気付くのは何故
それでもまた朝は来る
知らぬ顔で
もしもワインの酔いが醒めても
本気で好きとつぶやいたこと
こころの片隅におぼえてて
密やかな恋の証
女心はいつも言葉と
裏腹な企み隠してる
どんなに遅すぎても告白
待ちわびて生きているの
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