風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -136ページ目

「女子がオールOKなのに、お前がダメなんておかしくね?!」

「俺はさ、スミノフよりジーマの方が口に合うんだよね~、何て言うか、あぁ、うん、飲み慣れると分かるんだよ」

「何でサワーなんだよ! 男がサワーなんておかしいだろ!」

「カラオケ行こうぜ!」
「いやだぁ、あたし歌えないぃ~」

「煙草は? 煙草切らしてる奴いない?! 買ってきてやるよ」

親元を離れ、少し背伸びした大学生たちの声がする。どことなく東京の言葉もしゃべり慣れていない彼ら。まだ酒を飲み慣れない彼ら。
酒の味は自分の置かれた状況で明らかに変わるのだということさえ知らないだろう。
酔うことにも慣れていない彼らの音量調整は、かなり壊れている。

そんな喧噪の中を歩くとき、師走だなぁと、僕はコートの襟を立てる。

何だかんだで、もう年も暮れる。
おめでとう、の言葉を交わす家族も、電話を掛ける二親さえこの世にいない僕には、いつもと変わらない日付変更線。
でも、彼らは年が変わる午前0時を、何か神聖な時間のように受け止めるだろう。

記憶というものに関して、ちょっと前のブログ「Can You Keep A Secret?」で書いたけれど、思い出してみるに、やはり楽しかったような気がする。
実情は決してそうじゃなかったことは想像に難くない。でも、思い出すのは空腹だったことぐらい。

インスタントラーメンのスープだけで何日も凌いだこと。その粉末スープも残り少なくなって、お塩を足して飲んだこと。
噛みたかった。食べものを租借したかった。この喉を食物の塊が通り過ぎるのを渇望した。

革のシューズは、煮たら食べられるのだろうか? シューズは無理でも、革紐は食べられないだろうか。真剣にそう考えたあの日々。

故郷を出て、学業が故にアルバイトすらままならなかったあの頃、人間は、生きるために食べるんだと、初めて知った十代。

そうだそうだ、拾い集めた瓶を持って行くと、お金が返ってきた。それで堪らず肉まんを食べた。
後で後悔した。インスタントラーメンを買えば良かったと。

僅かばかりの仕送り。でも、親に無心はできない。
仕送りが届いた日、そのお金を握りしめ、お米の小袋とインスタントラーメンの箱買い。無上の喜びだった。

煙草は、パチンコ屋とバス停で他人様の吸いさしを拾った。

でもそれは、ダメージとしてはまったく残っていない。間違いなく笑い話。美味しい美味しい酒の肴。
本当のダメージは、心がもっと たくさん受けただろうに、もう忘れてしまっている。

だから、僕の青春時代は、間違いなく、美しい。

だからこそ僕は、自信を持って、君を励ます。
心のダメージは、生きていれば、いつか必ず癒えると。




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万引きをして捕まった人がいた。年老いたホームレスだった。
床に座らされ、膝を蹴られ、襟首をつかまれ、頭を小突かれ、靴で手を踏まれ、
「臭ぇえ、臭ぇえ! てめえ! 臭ぇえんだよ!」
そう言われて、服と言わず顔と言わずアルコールスプレーを吹き付けられた。
そのホームレスは、まともに言葉がしゃべれないような感じでもあった。
聞いたら、身障者ということだった。
確かに、その人が歩く姿を何度か見たことがあった。
背中は40度ぐらいに曲がり、歩くのも大儀なようだった。

僕は仕事に入る時だったから、何らの手出しもしなかった。
そのホームレスの姿に、その人が選んだ過酷な人生というものを見ていた。

つい先日だった。
そのホームレスが、外で座ってサワーを呑んでいた。
仕事の途中、その前を通りがかった僕は、
「ちゃんと金払って呑んでるのか。寒いだろ? 大丈夫?」と声を掛けた。
その人はこちらを見て、にゅっと笑った。
そのビルの9階に用があった僕は思った。
そうだ、日本酒の温かいものでもあげよう、と。

そして帰りしな訊いてみた。
「日本酒飲む? 温かいやつ」
その人は首を振った。
「サワーしか呑まない」
「そか、ずいぶん贅沢だなぁ」
僕の笑いに、その人はまた、にゅっと笑った。
通り過ぎる僕の背中に、
「ありがとう、気持ちだけ受け取っておくよ。ありがとう」と言葉を掛けてきた。

ふぅん、ちゃんと話せるんだな。
僕はそれが、何だか嬉しかった。

そしてまた思った、そか、サワーを差し入れしようと。

「サワー呑む?」
その人の目が輝いた。
「サワーは何呑んでるの?」
「レモン」
「そか、今買ってきてあげるから、待ってて。あ、歯は丈夫?」
その人は指を歯に当てて、うぅん、と首を振った。
「チーズたらぐらいだったら食べられる?」
その人はまた、嬉しそうに頷いた。

選挙に受かることしか考えない政治家。そう、その先に何のビジョンもない馬鹿者。
自分は偉いと勘違いしている経営者、あるいは、役職者。
それぞれが立場なのだということを忘れている。
野球で、全員4打者級をそろえても役に立たない。
ピッチャーがいて、キャッチャーがいて、内野手がいて、外野がいる。それぞれは役割。

経営者ひとりで会社が回るなら、やってみろ。
部長課長で会社が成り立つなら、やってみろ。

それぞれの人への感謝を忘れてはいけない。
従業員の幸せを願わない経営者は、実業家としても、人としても、失格だ。
そんな馬鹿な経営者が大半を占めているのが、悲しい現実。

せめて僕たちは、そうあらないようにしなければならないね。

そして僕は、その人のおつまみを選んでいるとき、心がワクワクした。
僕は思った、あぁ、これは正しい行いなんだなぁって。
ワクワクは、それでいいんだよって、神様が伝えているのだから。

神様は、言葉でコミュニケートしてこない。
君のハートを揺るがす。

できるだけ、人の役に立とう。
そのとき神様は、君のハートを必ず揺さぶる。
うん、いい選択だよって。 

                      

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どこかに書いたけど、うーん、短編小説の「innocent worid」だったかな?
記憶というのは、悪いもの、そう、辛かったことや悲しいことだね。それを忘れていくようにできている。だから思い出はいつも美しい。だからこそ、人は生きていける。
記憶は優しい浄化器官。

今辛くとも、今痛くとも、君の目が、今涙でいっぱいでも大丈夫。
石にすがりついても、草を食べても、どんなことをしても、生きていくこと。
その先には、優しい記憶だけが残る。
君はその経験をするべく、自分からそれを選んだんだよ。
そんな馬鹿ななんて思わないで。

いたずらに心騒がせないで。
いたずらに自分を責めないで。
傷つくことを恐れないで。

大丈夫だから。
僕が保証してあげる。
絶対大丈夫だから。

これが君に教える秘密のひとつ。

秘密にできるかい?
Can You Keep A Secret?




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ほんの短い夢でも、とても幸せだった。
会えて本当に良かった。
だけど、帰るあなた。
(恋歌)

心の中で燃やすものが、相手に火をつけるとは決して限らない。
けれど、燃えた記憶は残る。
その燃えさかった記憶は大事にしなさい。
君の人生の大切な1ページだから。
でもね、大事にしすぎちゃいけない。
だって、相手が忘れてしまえばちょっと悲しい独り相撲。

恋と愛は、いつも片天秤。
なかなか釣り合わない弥次郎兵衛。
その届かぬ思いが、一番の記憶。

それが切ないのだけれど、それがいいのだよ。
人生なんてそんなものだ。
君の人生は、君しか生きようがないことを知ることだ。
愛も恋も死んでしまっても、君は明日も明後日も生きる。

でもね、いつか人生に疲れたら、僕のところは戻ってくればいい。
僕は、あはは、と笑って君の肩を叩こう。

人生には誤解もあれば、思い過ごしもある。
大事なのは、心を平静に保つこと。
なぜかと問うことなく、どうしてと泣くことなく、
静かに受け止めなさい。

今度僕が、人生とは何か、一晩、君の背中をトントンと叩きながら教えてあげよう。
 


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あの雨はいつ頃から降り出したんだろうね。
君たちが登校するときにはお日様が顔を出していたから、お昼頃か午後からか。
しっかり者の中学生たちは朝のお天気予報を見たに違いない。手に手に傘を持っていた。
君もそうだったね。

でも、君が憧れ続けた彼は、ぎりぎりまで寝てるタイプだから、お天気予報なんて見てはいない。まぁ、そんな生徒たちの方が多かったのかな。

教室を出て、何となくがやがやと時間を潰す放課後。でも雨はやまない。
彼は諦めたように、ついに校舎の出口に向かった。
雨はさっきより幾分おさまりかけてきたようだ。

実は彼は、君が心騒がせながら笠を握りしめる前から、君が傘を持ってきていることを知っていた。おさおさチェックは怠らない。
彼は結構長い時間……いや、ほんの数分かもしれないけれど、校舎の出口で待っていたのは止む雨じゃなくて、君が差し出す笠だったはずだ。

そして彼は、雨をよけるようにうつむき加減に雨の中に歩き出した。
こんな雨、何でもないよ、そんな風情で。

あのとき彼が、傘に入れてと言い出したら。
もしも君が、喉まで出かかってついに口にできなかった言葉、笠持ってないの? 入る? と口にしたら、君たちの人生は少し違ったものになったのだろうか。

そう、確かに君は、学力でも美貌でもトップクラスではなかった。そんな君に、頭も良くて運動能力に優れた、全校でもとても人気が高かった彼が恋心を抱くなんてありえない、と君は思ったのかな?
いや、そうじゃないな。
彼が君のことを好きなのを、君は薄々とはいえ知っていたはずだ。
彼は君に、優しい言葉を掛けたことも、冗談を言ったこともなかった。うん、彼はとてもシャイな少年だったから。それに妙に自尊心も強かったから。

君たちが中学にあがる前、君があげたバレンタインのチョコはストロベリーだった。
手作りガトーショコラに挑んだ君は失敗したんだったね。チョコを細かく刻んで、バターと一緒に湯煎に掛けて、うっかり買い忘れたグラニュー糖を近所のスーパーまで自転車ダッシュして、メレンゲも上手にできたのにね。失敗しちゃった。だから泣く泣く、市販のチョコだったんだよね。
でも彼は、それを壊れ物でも扱うみたいに、大事に大事に部屋の机の奥にしまっていたよ。
でもね、事件が起こったんだ。

引き出しを開けて、そこにチョコがなかったときの彼の狼狽降りはひどいものだった。そうそう、彼は食べずに、ひっきりなしに眺めてたんだ。
だから事件のおかげで、彼は君からもらったチョコを口にしてはいないんだよ。

「ひろちゃんが食べちゃったわよ。また買えばいいじゃない」
彼の母親が言った言葉に、彼が世界が終わってしまうような悲嘆の声を上げたのは言うまでもない。同じものを買ってきても、そこに存在する意味合いはまったく違うのだからね。
掛け替えがないとは、まさにこのことだ。
ちなみにひろちゃんとは、彼の姉の娘だ。姪っ子だね。

彼は好かれているという自覚と、ある程度の自信はあったけれど、勇気がなかったようだ。

誰が決めたのか、恋はいつも、切ない片思い。
これが、「キスより簡単」の結末に結びつくなんて、いったい誰が想像しただろうね。
恋も突然、死もまた、唐突だった。


———FIN——



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吉田拓郎「ある雨の日の情景」


肌を刺すような冷たい夜風が、君の前髪をなぶった。
ダウンジャケットのポケットに両手を突っ込んだままの君は、身震いでもするように頭を左右に振った。その目は、街灯に見え隠れしながら50メートルほど先を歩く、小さな標的から外さない。

わずか13年しか生きていない君は、その心の内にわき起こる感情が何なのか、己でもはかりかねているようにみえた。
標的がひとつ先の十字路を左に曲がるのと同時に、足音を殺して左への道を小走りになった。十字路をひとつ越え、次の角を右に入る。

君は民家のブロック塀の影に隠れ、歩いてくる女を待つ。静かな住宅地に足音が響く。
「うんうん」女の声が聞こえる。携帯を手にしているようだ。君は小さく舌打ちをした。
「それいいねぇ! ペアペアで行けたら最高だね」
「うんう……え? いやだぁ、みゆきが言ってよ。あたしまだ言えないから」
君は、手首のスナップを利かせて開いたバタフライナイフを逆手に持ち替えた。

「うんう」彼女が、んを言い終わる前に、君は躍りかかった。
背後に回り込み、左手を首に巻き付け、右手に握ったバタフライナイフを女の右脇腹に突き立てた。
膝からがくっと落ち込む女の口を左手で覆い、耳元に口を寄せた。
「馬鹿女!」
女が、幼子のような哀れな声をかすかに上げた。
尻餅をついた女の口から手を外した君は、血で滑る右手のバタフライナイフをきつく握りしめ、女の脇腹の中でぐりぐりと回した。
「ホント、馬鹿女だよ」
「ふぅんくぅん?」呟くような女の声。
「なん、れぇ?」
君は右手をナイフから外し、ジーンズの尻でごしごしと拭いた。
そして、脇腹から抜いたナイフを、女の首筋に突き立てた。ナイフは思った以上に刺さらなかったようだ。それを抜き、今度は斜めに突き立てた。

壊れたポンプのように噴き出した血が、遠くに見えるコンビニの看板を君の目に滲ませたに違いない。
女はもう、何も言わなかった。
君が目に浮かべた涙は、悔しさだったのか、しでかしたことへの恐れだったのか、それとも悲しみだったのか、おそらくは誰にも分からないだろう。



「すごいなぁ」
「なんでぇ? キスなんて簡単よぉ」
彼女は、いたずらに鳴らすインターフォンのように、人差し指をこめかみの辺りで盛んに叩いた。
「どんな味がするの?」
「決まってるじゃない」その人差し指を、愛くるしい顔の横で立てた。
「その前に食べてたものの味よ」何も食べていない口をもごもごと動かす。
「俊君はどんな味がしたの?」
「ガムね。それも多分キシリッシュ」
「そこまで分かるの? すご~い! でもさ、お情けでキスなんてできるの?」
「お情けだからできるのよ」

君は逃げるように、その場を立ち去った。

「なぁんてね、ウソウソ」
「だよねぇ」
「もうさ、膝ががくがくでさ。でも、俊君をかすみが狙ってるって噂を聞いてさ、必死だったんだ」
「そうかぁ、勇気あるね」
「あれって、勇気じゃないよね、猪突猛進? ちょっと違うか」
「で、キシリッシュの味ね」
「そんなの覚えてないわよ」
「え? それも嘘なの」
「うん」
「嘘つきは万引きの始まりよ!」
「みゆきぃ、それ、ちょっと違うぅ」

君は、勇気を振り絞って愛を告白した彼女の言葉を、最後まで聞くべきだった。

どこかの家から漏れてくるのはラジオの音だろうか。ワムのラストクリスマスが聞こえる。

血まみれで地に伏す、操り手を失ったマリオネットみたいな彼女と、、ナイフで己の心臓を一突きにして前のめりに倒れる君の横を、警戒感たっぷりに振り返る、茶トラの猫が横切った。


——FIN——




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一昨日だったか一昨昨日だったか、TVで毛布は布団の上に掛けましょう、とか。
ん?! と思ってテレビを見たらもう終わってた。
ま、PCをメインにテレビはラジオ代わりだから、こんなこともしばしば。

聞き違いか?
そう思ってネットで調べたら、これが案外、議論を呼んでいる。
羽毛布団の場合は、上に毛布を掛ける。
どうやらこれが定説っぽいですね。

それから、天然繊維の毛布は直接、とか。
アクリルの毛布は布団の上に、とか。
確かに、アクリル毛布の肌触りはとてもいいのだけれど、汗を吸わないからねぇ。

僕のはなんだろう?
ひどく軽いから、綿の掛け布団じゃないことは確かですがよく分かりません。
肌がけ布団と掛け布団の2枚セット。

○○ちゃん、買ってちょっとしか使ってない掛け布団がさ、引っ越しするからいらないんだけどいる? って僕の女友達が。
くれ、それくれ! 宅急便で送ってくれ! 送料そっち持ちでぜひ送ってくれ! と……。
相変わらず手がかかるわねぇ、とか言われつつせしめたものなのです。(/ω\)

僕の場合は、冬場はアクリル毛布をベッドシーツの上に敷いて、タオルケットを2枚と掛け布団2枚を寒さに合わせて調整するスタイルなんだけど、蹴っ飛ばす蹴っ飛ばす。
多分、蹴っ飛ばす前に寝返りでタオルケットがぐしゃぐしゃになってると思われる。
で、ふと目が覚める。しゃぶいしゃぶい! タオルケットはどこだ! (・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ
あ、ベッドの下だ……。

てな感じで、必死で引っ張り上げて足で整えたりしても、整わない。
眠いからそのまま布団をかぶっても、タオルケットが中途半端だから、何だか薄ら寒い。
これをよくやるわけです。

で、一昨日寝るときに実験しました。
布団の上にタオルケットを2枚。
こんなんで暖かいのかなぁって首をかしげつつ布団をかぶる。
おや、おやおや、暖かいなぁ。
みょ、妙に暖かいなぁ。
タオルケットがグダグダしなくて楽だなぁ。
これ、いいかも!

で、夜中に何度か目を覚ましたけど、タオルケットは無事。
おぉ~いいぞいいぞぉぉぉぉ(θωθ)zzz

で、朝まで無事でした。だから昨日もそうしました。


綿布団なら、タオルケットを布団の下に、毛布を布団の上に、がいいかもしれません。
布団には、すぐに洗えるカバーをぜひ掛けましょう。

これでこの冬は、夜中に目覚めて足で必死にタオルケットを探す必要がなくなるぞぉ。
世の中知らないことだらけだ。あぁ~いいこと聞いたなぁ~(○゚ε^○





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槇原敬之「冬がはじまるよ」


疲れているのだけれど、心身ともに本当に疲れているのだけれど。
明日は、君を励ませる自分でありたいと、そうありたいと、僕は強く思う。
そうした自分でいられますようにと天に願う。

塗炭の苦しみを味わった人にしかわかり得ないことがある。
僕は、苦しむ君のそばに、明日が見えない君のそばに、いつもいたいと思う。

僕は答えなんて携えちゃいない。答えはいつも君が持っている。
ただ僕は、でくの坊のように、君のそばにいるだけ。





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吉田拓郎「ペニーレインでバーボンを」

「人生は死ぬまでの暇つぶし」

誰かが言ってた。
みうらじゅんだったかな?

暇をつぶすということは、その先に本当にやりたいことが待っているということになる。暇つぶしって本来そういうことだから。
やることないから暇を潰してるとはあまり言わない。
待ち合わせまで時間が余っちゃって、暇つぶしだよ。
こんな感じかな?

死ぬまでが暇つぶしなんだろうか? 死ぬのが究極の目的だろうか?
人間誰だって嫌でも死ぬのに。その意味がよくわからない。
だから時間がたっても、その意味を理解できない。
つまらない言葉に栞を挟んだものだとも思うのだけれど、そのときの僕には、調和なのか不調和なのか、引っかかりを覚えた言葉だった。

そんな言葉の数々、人生のどこかに栞(しおり)を挟んだ記憶があるけれど、それがどこだかまるで覚えてはいない。
そしてそれが、今の僕に感動を与えてくれるかどうかさえ定かではない。

坂道をあがれば足腰が鍛えられて、見える景色もどんどん増えていく。地上の底辺を離れた空気はそれなりにうまい。
でも僕は、坂道を上る時期はとうに過ぎた。
下りの坂道は楽なように見えて案外辛い。
重力という名の経験と習慣で降りようとする体を膝という名の自制心で支えながら、つんのめって転ばないようにゆっくり降りる。
辛くて踏み出したくもないのに、体は勝手に降りていく。だから足で体を支える。なかなか立ち止まれない。
坂道を降りきったら人生が終わるのだろうか。
それとも、坂の途中で、無念にも死ぬのだろうか。

夕日を背に浴びて伸びる影は同行二人(どうぎょうににん)。
お遍路さんが一人歩くときも、いつも弘法大師と一緒にいるという意味で笠に書く言葉。
でも僕は、その影の後ろに実体がいて欲しいと思う。

まだ見ぬページ。これからの行く先。
これまでの来し方。恥多き人生。
その焦点は、いったいどこで結びつくのだろう。

誰か歌ってよ、夕陽の歌を。
心優しく。



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すっかり寒くなってきました。
ということで、おしりを温めるちっちゃいカーペット? を出しました。
でもこれ、ちまたで全く見かけないんだよねぇ。
壊れたらどうしようかと、もう心配で心配でヾ(;´▽`A``アセアセ

座布団型のホットカーペット、東京近郊で売っている場所知っている方、ぜひコメントで教えてくだちゃい。

さて、以前、新潟のとても親しいネット友人りこちゃんが東京に来たとき、そのりこちゃんがたまたま京王線の千歳烏山にご用だったから、案内をしました。で、その後、これを買ったディスカウントショップに行ってみました。
いやぁ久しぶりでした、約10年ぶりの千歳烏山。

そうそう、僕が傷心の離婚をした後住んだ街です。
どこというあてもなく、でも世田谷区に戻る! そう決めて探した部屋でした。
うん、一番長く住んだのが世田谷区だったから、もう一度やり直そうと決めたんです。
奥沢、下北沢……それから、あれ、思い出せないなぁ……あ、三軒茶屋。

あぁ、長く生きてきたなぁ……しみじみしじみ。

で、ありませんでした……
いえいえ、ホットカーペットじゃなくて、
そのお店が……

で、あきらめて以前住んでいた部屋のあたりを尋ねてみました。
ない!
大家さんの家がない!
さらに進んでみました。
あ、あった。
以前住んでいた部屋への曲がり角を忘れるとは恐ろしい。

その角を曲がります。
あ、ここだった。
ここで僕は、わが子を思って毎夜泣いていました。
のどから大きいべっこう飴が出るくらい泣きました。
わが子の名前を呼びながら、床にぼとぼとと涙の海を造りました。
もう二度と会えない娘を思って泣きました。

その頃の僕の慰めは、ひとつでした。
死んだワケじゃないから。
娘が死んだワケじゃないから。

そう、世の中には大事なお子さんを事故や事件で亡くされた親御さんが大勢いるからです。
それを考えれば幸せです。
娘が死んだワケじゃないし、娘が彼氏を連れて行っても、いかにもこの人やんちゃやってたなぁって顔した父親がいないだけでもいいのかもしれません。

春になれば眩しく弾ける夏を思い、夏になれば涼しい秋を恋焦がれ、秋になれば冬の装いに頭を巡らす。
そして冬。

僕は相変わらす、ひとりです。
でも、ま、いいや。




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吉田拓郎「今日までそして明日から」