がん闘病中のお話し
最初から読んでくださる方 はこちら
#人生で一番のモテ期！？
治療が進んでいく中、変わりゆく容姿に
同性の友人には
負い目みたいな気持ちを感じてしまい
異性には
私の魅力なんて、どこにもないもん！と
卑屈になる日々の私
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前回の話はこちら
でも今、その時のことを振り返ってみると・・・
あれ！！
もしかして、癌治療中のあの時が
もしや、「人生の一番のモテ期だったのではないか？」
と思ったりするのです
ここでいうモテは
モテ＝恋愛感情をもたれる
ではなく
モテ＝愛情を注がれる ですが。
考えてみると・・
家族全員が、久しぶりに私の元へ集まり
友人や恋人からは、ありあまる愛情を受けて
医療者たちが、集まって私のために知恵を出し合い
噂をきいた友人からも、久しぶりの連絡を受ける
ただ生きてるだけで
「頑張ったね
」と心から祝福されて
あれ？？私の人生においてこんなに
敬愛され 褒められたことなど
今まであっただろうか。
癌になって可哀そうな私に、神様が与えてくれた時間
人の愛情をたっぷり感じられる
かけがえのない貴重な時間なのかもしれない
その時は、卑屈になったり
申し訳なくて、負い目に思ったりしてしまったけれど
堂々と、愛情を受けて感謝すればいい。
と、あの時の自分に言ってあげたいと思う
友人に会う時も、家族に会う時も
ついつい元気な振りをして頑張ってしまうが
がんになった特権を少し位、使ってもいいじゃない？
「かわいそうな私」を素直に出して
愛情をうけて、治療のエンジンにすればいいのだ
と今は思う。（その時は、できなかったけど
）
７年経った今
あの時、まわりにしてもらったことは、
全然何もお返しできてない。
お世話になった看護師さん達にも
お礼の一つも言えなかったしなぁ
ひとりひとりにお返しするなんて無理かもしれないけれど
だから、ほんの少しでも
その感謝の気持ちを社会に還元できたらいいと心から思う。
そんなわけで、その時は、
モテ期を充分に感じられなかったけど
あの頃は、間違いなく人生のモテ期だったと思うのだ
あ～・・
それに。男性って、なんだかんだ
「はかなげな女性」には優しいものだよね～
クラスにいた、ちょっと陰りのある女の子って
モテてていたよねぇ？？
私には、そういう「はかなげ雰囲気」がなく
そういうのが、ちょっと羨ましかったりして～
治療中、図らずとも、人生はじめての
「はかなげ雰囲気」が演出できていた私 に対して
いつもより、数段、優しくしてくれた男性たち。
今は、すっかり、元通りになってしまったw
いまだって、結構がんばってるのにさぁ～ww
あのまま、はかなげなままのキャラでいけばよかったよ
というわけで人生最高のモテ期に気がつかぬまま
治療はまだまだ続く～
我ながら、すごく素敵に出来上がった🍀
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