──あの日、
何気なくATMに
立ち寄ったんです。
本当に、ただ残高を
確認するだけの
つもりでした。
通帳を開いて、
表示された数字を見た瞬間、
心臓が「ドクン」と
音を立てました。
「え……これだけ?」
自分でもびっくりするくらい、
声が出てしまったのを覚えています。
シングルマザーだと
子供達が私に
気を使ってほしくないと
私はそれまで、ずっと
“がむしゃら”に
働いてきました。
そのために転職や
ヘッドハンティングを
されてた私。
友達からは、
わらしべ長者とも
言われていました^^
それなのに、
あの通帳の数字は——
まるで
あなたダメ人間です!
と言われているようでした(泣)
胸の奥がズキンと痛くなって、
ATMの前で立ち尽くす自分が、
情けなくて、悔しくて。。
「こんなに頑張ってきたのに、
どうして?」
頭の中で、何度も同じ言葉が
ぐるぐる回っていました。
家に帰ってから、
改めてノートを開き、
計算してみたんです。
年金の見込み額、
貯金の残高。
数字を並べていくうちに、
冷たい現実がはっきり
見えてきました。
このままだと、
老後はマイナスになる
思わずペンを持つ手が
止まりました。
それまでの私は、
“働けばなんとかなる”って、
心のどこかで思っていたんです。
だけど、年齢とともに
思うように動けない自分。
現実は、冷たく、正確に、
私の未来を突きつけてきました。
さらに、祖父母の介護も
母としてきました。
国民年金の祖父母なんて
収入は、スズメの涙。
だから、老人ホーム代は、
父が出していました。
そんなのを
見てきている私は
両親の時、
2人が願うように
してあげれるか?
とか、
実家は、岐阜の田舎。
山とか田んぼとか当時は、
よくわからないままだったし。
ホント、どうするんだろう?
私が万が一の時、
子供達がたいへんになるし…
そんなことや、通帳の数字が
何度も浮かんできて、
「このまま老後を迎えたら、
どうなるんだろう」と
不安でたまらなかった。
翌朝、鏡の前に立ったとき、
自分の顔を見てハッとしたんです。
疲れきった顔。
心の中も、同じように
すり減っていたんだと思います。
でも、ふと心の奥で、
小さな声がしたんです。
「まだ間に合う」
不思議ですよね。
数字って、怖いときは
“現実の重さ”を
突きつけてくるけど、
味方につけると、
“安心の証”に変わるんです
通帳の数字が増えるたびに、
自信も少しずつ戻ってきました。
それは“お金が増えた”からではなく、
“自分で未来を動かしている”という
感覚が芽生えたから。
あの日、ATMの前で感じた
あの「ドクン」という音。
あれは、私の心が“もう一度、
人生を立て直そう”と決意した
合図だったのかもしれません。
人生の中で、誰にでも
“通帳の数字に泣く日”が
あると思います。
でも、それは終わりじゃなくて、
始まりなんです。
私にとって、あの日が
“未来を守る旅”の
スタートでした。
「今さら遅いかも」と
思う人もいるかもしれません。
でも、老後の安心は
“気づいたその日から”
つくれますからね^^
小さな一歩でも、
方向さえ間違わなければ、
人生はちゃんと好転していく…
私はそれを
身をもって感じましたから!
だから今、あの頃の私と
同じように不安を抱えている
あなたに伝えたいんです。
大丈夫♡
まだ間に合いますよ!
あの通帳を見た日、
私は“未来と向き合う勇気”を
手に入れました。
あなたにもきっと、
そんな日が訪れるはずです♡