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魔裟斗引退

魔裟斗選手が年内での現役引退を発表しました。


もともとはヘビー級の興行だったK-1GPに

ミドル級のK-1MAXという新たなジャンルが確立されたのは

魔裟斗選手がいたからこそ。

そこにクラウス、ブアカーオ、サワー、佐藤などの素晴らしい選手が加わり

少なくとも僕の中ではK-1MAXは本家のヘビー級を凌ぐ熱い興行になりました。

ヘビー級はつまらなくなったけどMAXが面白いからK-1が好き。

そういう人、結構いるよね?


そんなMAXの立役者、魔裟斗選手の試合が見れるのはあと二回。

トーナメント中の7月はMAXのトップ選手との試合は組めないだろうけど

大晦日の引退試合には佐藤嘉洋選手と再戦してもらいたいな。

K-1 WORLD GP 横浜 感想




ヘビー級タイトルマッチ一回戦


×メルヴィン・マヌーフ (1RKO) ○前田慶次郎


昨年の大晦日に元K-1王者マーク・ハントを秒殺KOしたマヌーフと

急遽、リザーバーからの繰上げ出場となった前田慶次郎の対戦。


勝敗のマルバツ、つけ間違いではありません。

序盤、蹴りを中心に距離を取ろうとする前田。

距離を詰めて強力なパンチを叩き込もうとしたマヌーフに

カウンターの右フックで一発KO!

苦戦が予想された前田慶次郎だけど

意外にもノーダメージで決勝進出を決めました。




○グーカン・サキ (延長KO) ×タイロン・スポーン


昨年のWORLD GPベスト4のサキと

K-1初参戦、クルーザー級最強と名高いタイロン・スポーン。


下の階級から上げてきたスポーンだけど

サキも比較的小柄なためか思った程、パワーの差はなさそう。

前に出るのはスポーン、サキはそれに合わせて距離を取る。

両者、質の高い攻防を見せるも本戦はドロー。

延長に入りスポーンの圧力がかかり始めた所に

サキのカウンターが決まりKO!

やっぱりパワーの差はあったのかなぁ。



スーパーファイト


○セーム・シュルト (3R判定) ×ヘスティー・カラケス


昨年は王座を逃したものの、その強さには全く陰りの無いシュルト。

対するカラケスは名門ジム、ドージョーチャクリキに所属するK-1初出場の選手。


カラケスはチャクリキの選手らしく気持ちの強い選手でした。

シュルトの圧力に屈せず前に出続ける。

そんな気持ちに応えてか、それとも自身の意識改革からか

シュルトもいつも以上に手数が多く面白い試合に。

2ラウンドにダウンを奪いその後も圧力をかけたシュルトの圧勝。

でもカラケスもいい選手でした。年末のWGPの優勝に絡むかも。

シュルトがでなければ。



×ジェロム・レ・バンナ (再延長判定) ○エヴェルトン・テイシェイラ


2002年の肘の骨折から本当の意味では復活できないでいるバンナ。

極真空手の現世界王者、テイシェイラ。


序盤は右ミドルキックでテイシェイラが優位に立つも

スタミナ切れなのかバンナに盛り返される。

延長で勝利を確信したバンナが判定に不服を示した時は

そのまま試合を投げ出したりしないか心配でした。

それでも再延長まで戦い抜き、

結果敗れたものの対戦相手を笑顔で祝福した姿は

さすがバンナ!と思わせるものがありました。

でも実力的には・・・。


おそらくテイシェイラも今のK-1ではトップレベルに近い選手。

それでも輝きを失ったバンナと大差の無いレベル。

やっぱりK-1ヘビー級は昔の方が強かったかな。

シュルトは例外。



○グラウベ・フェイトーザ (2RKO) ×沢屋敷純一


極真空手のグラウベと日本人で唯一バンナを破った沢屋敷の対決。


グラウベのモーションの少ない左ジャブ、空手の突き?が

何度も沢屋敷の顔面を捉える。

ダウンを奪われても勇気を持って前に出た沢屋敷だけど

最後もグラウベの左に沈んでしまいまいた。



○ピーター・アーツ (延長判定) ×エロール・ジマーマン


K-1の一年目から参戦し続ける”鉄人”ピータ・アーツ。

昨年ベスト4の22歳の新鋭、エロール・ジマーマン。


序盤から互いのパンチがヒットするスリリングな立ち上がり。

延長まで、もつれたシーソーゲームの末にアーツの判定勝利。

アーツの年齢を感じさせない・・・いや感じるけど

それでも衰えない男気というか気概は凄いな。



ヘビー級タイトルマッチ決勝


×グーカン・サキ (延長判定) ○前田慶次郎


前田慶次郎は去年(もしかしたら一昨年)デビューした新人選手だけど

グーカン・サキとも互角以上の戦いをして判定勝利。

進化の早さにビックリ!

今の日本人最強であることは間違いないでしょう。

リザーバーとしての出場予定から一気に優勝へと輝きました。


ただ今回獲得したヘビー級のタイトルは最近新設されたもので

昨年、レミーボンヤスキーが獲得したグランプリのタイトルや

魔裟斗の持つWORLD MAXのそれとは全くの別物。

K-1に詳しくない人は少し分かりにくいと思うけど

前田選手はまだ彼らとは同列ではないと知っておいて下さい。



メインイベント


○レミー・ボンヤスキー (判定) ×アリスター・オーフレイム


レミーは昨年のグランプリチャンピオン。

アリスターは昨年、バダ・ハリをKOした総合格闘家。

K-1王者としてレミーは絶対に負けられない試合。


序盤、互いのリズムの違いからか、あまり噛み合わない両者。

2ラウンドに入りアリスターがパワーでレミーを押し始める。

アリスターの圧力にレミーはどんどん体力を削られる。

3ラウンドには一発のローキックで身体が流れるほどレミーは疲労困憊。

万事休すと思われた残り一分、レミーがパンチでダウンを奪う。

K-1の威信が崩れかけたけどなんとかレミーの判定勝ち。

でもすっきりしないなー。

というかK-1がまた負けたような気分。

WBC

かつて無いほどの不調に陥っていたイチローがあの場面で。

9回裏に同点に追いつかれたことさえ必然だったと思えるような

ストーリーのある試合。

今大会はイチローの不調を皆でカバーして勝ち進んでいる印象だったけど

最後に決めたのはやっぱりイチローでした。

これまでの不振はあの打席でヒットを打つための代償だったのかも。

な訳ないか。

イチローは本物のヒーローだね。