K-1ヘビー級徒然
今度のK-1ヘビー級でピーター・アーツがかつての師匠トム・ハーリックと
12年ぶりくらい?にコンビを組むそうな。
今のK-1ヘビー級はチャンピオンのレミー・ボンヤスキーや
バダ・ハリが注目を集めているけど、
かつてのK-1、90年代のK-1を知っている人は物足りないと感じていると思う。
あの頃のK-1選手達は今のバダ・ハリなど比較にならないくらいに
一人一人が強烈な存在感を持っていた。
全盛期のピーター・アーツ、ジェロム・レ・バンナ。
今は亡きアンディ・フグ。
引退したアーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、サム・グレコ。
バダやエロジマンが上記の選手全員と戦っても
多分、一勝もできないんじゃないかな。
こんな面々が2、3ヶ月に一度、ぶつかりあうんだから
当時のK-1ヘビー級は本当に熱かった。
アーツがハーリックとのコンビを復活させても
あの頃の強さを取り戻せるとは思わないけど
それでも今度の大会はちょっと楽しみ。
ついでに入場曲を”Sweet Child O' Mine”に戻してくれないかなー。
2.23 K-1 MAX 日本トーナメント 感想(2)
スカパーで完全版を放映してたので
この前、書けなかった感想を書きます。
リザーブファイト
×尾崎圭司 (判定) ○白須康仁
序盤は互角の立ち上がり。
手数も両者同じくらいだったけど
一発の重みで勝る白須選手が徐々に優位に。
結局、その差は埋まることなく白須選手の勝利。
尾崎選手は以前と比べると回転技を狙い過ぎる事も無く
K-1に対応したスタイルが出来つつあるように見えました。
オープニングファイト
○我龍真吾 (判定) ×大渡博之
序盤に大渡選手がパンチでダウンを奪うも
我龍選手も怯まずに盛り返しダウンを奪い返す。
最終ラウンド残り一分で
我龍選手が足を止めての殴り合いを要求する通称 ”我龍タイム”
これを受けると見せかけての大渡選手の鋭い前蹴りは
なかなかエゲツなかった。
大渡選手は終盤疲れてしまいました。
スーパーファイト
○HIROYA (判定) ×才賀紀左衛門
才賀選手も尾崎選手のように回転技に頼らない戦い方に変化してました。
序盤は才賀選手の蹴りの距離でHIROYA選手を近づけさせず
ペースを掴んだものの中盤スタミナ切れを起こし
HIROYA選手に距離を詰められ逆転される。
地上波では分かりづらかったけど妥当な判定だと思います。
○アルバート・クラウス (判定) ×イ・スファン
イ・スファン選手は身体がゴツクなったな~。
試合を観る前から結果は知っていたけど
知らなければどっちが勝つか分からないと思ったかも。
試合はクラウス選手が押し気味に進めるも
スファン選手も必死くらいつくという展開。
スファン選手は恵まれた身体をまだ活かしきれていない印象。
経験を重ねればまだ強くなりそう。
○上松大輔 (判定) ×渡辺一久
渡辺選手はかつてのKID選手のようなギラギラした感じがありました。
元プロボクサーだけに踏み込みもパンチのスピードも速い。
2ラウンド以降に見せたパフォーマンスは
劣勢を誤魔化すためのようにも見えたけど身体能力が高いのは確か。
上松選手のパンチが当たり、前のめりに倒れそうになったけど
前転してしのいだのには笑ってしまいました。
○佐藤嘉洋 (2R KO) セルゲイ・ゴリアエフ
序盤から右ローキックを叩き込む佐藤選手。
開始一分で既にゴリアエフ選手は
足にダメージを負ってしまい前に出れなくなってしまいました。
2Rにローキックで3度のダウンを奪いKO勝ち。
昨年の佐藤選手の対戦相手は強豪ばかりで
一進一退の展開が多かったけど今回は一方的な展開でした。
たまにはこういうのもいいね。
大晦日は総合格闘家にK-1選手は惨敗だったけど
佐藤選手はK-1ルールでの
対総合選手への本来あるべき姿を見せ付けてくれました。
解説の魔裟斗選手の ”貫録勝ちですね” という言葉が印象的でした。
2.23 K-1 MAX 日本トーナメント 感想
トーナメント一回戦
×HAYATO (2R KO) ○長島☆自演乙☆雄一郎
ゴングと同時にラッシュで攻める乙選手。
立ち上がりはHAYATO選手も相手の動きを見てカウンターを返してました。
この時点で僕はHAYATO選手の楽勝かな、と思ったけど
乙選手は予想以上の選手でした。
止まらないラッシュにHAYATO選手が反応しきれなくなりダウン。
乙選手は総合選手がK-1で戦う時のような距離の詰め方でした。
まさか勝つとは・・・。
×TATSUJI (延長判定) ○山本優弥
序盤から調子の良さを感じさせたTATSUJI選手だったけど
中盤以降は山本選手に盛り返され消耗戦になりました。
延長ラウンドでダウンを奪った山本選手の判定勝ち。
山本選手はパンチとキックのバランスが良かった。
でもこの一回戦でだいぶ消耗した様子。
×城戸康裕 (延長判定) ○日菜太
日菜太イイ!!
これまでの勢いが実力に裏打ちされたものだと証明するような戦いぶり。
噂に違わぬ、いや噂以上のいい選手でした。
立ち上がりから左ミドルを連発し
それに応えるように城戸選手もミドルを返すけど
これをほとんど日菜太選手は掴んでバランスを崩させてローを返す。
思い切りのいい左ストレートもよく当たる。
2Rに城戸選手がパンチをまとめダウンを奪うも
流れを変えるには至らない。
城戸選手は完全に日菜太選手に飲まれてしまいました。
要所で城戸選手がポイントを取り、
延長までもつれたけど内容は完全に日菜太選手のペースでした。
MAXでは珍しくミドルキック主体で戦う日菜太選手は
旋風を起こしましたね。
○小比類巻太信 (判定2-0) ×アンディ・オロゴン
減量失敗で70kgに体重を落とす事の出来なかったオロゴン選手。
減点を受けたとはいえ仮にこれで優勝したとしたら認めてしまうのか。
僕は失格にするべきだったと思います。
試合は終盤になってようやく手数の増えた小比類巻選手の判定勝ち。
コヒ選手はやっぱり自分からどんどん攻めて強さを発揮しますね。
準決勝
×長島☆自演乙☆雄一郎 (3R ドクターストップ) ○山本優弥
初戦とは変わってヒット&アウェイを繰り返す乙選手。
前後だけではなく横の動きもよくパンチが面白いように当たってました。
第2ラウンドに山本選手が徐々に盛り返しダウンを奪うも
乙選手も失速することなくこの試合も消耗戦に。
一回戦で切れた目尻を再びカットしてしまった乙選手にドクターストップ。
コスプレイヤーとして注目された乙選手だけど
決してイロモノではなく熱い戦いを見せてくれました。
格闘技はバイトと公言していたけど
本気で格闘技をやってるんだな、ってのが伝わりました。
×城戸康裕 (2RKO) ○小比類巻太信
日菜太選手の一回戦の負傷により城戸選手が準決勝へ。
完膚なきまでに圧倒された感のある城戸選手はこのチャンスを活かせるか。
一回戦で腕を痛め本来の動きができない城戸選手に対し
コヒ選手は憑き物がとれたようないい動きでした。
コヒ選手はこれまで本来の力を出し切れずに負けることが多かったけど
やはりポテンシャルは高い。でも安定しないんだよな~。
城戸選手はK-1のリングで初めてのKO負けとなってしまいました。
決勝
○小比類巻太信 (判定3-0) ×山本優弥
山本選手は一回戦、準決勝で激闘をくりひろげダメージがあるのは明らか。
それに対しコヒ選手は比較的ダメージもなく勝ち上がりました。
それでもゴングと同時に必死に前へ出るのは山本選手。
気持ちの強さを見せてくれます。
ダウンを奪われてからも声を上げながら必死に反撃する姿は
心打たれるものがありました。
逆に詰めなければならない時に前に出れないのが小比類巻選手の弱さ。
油断しているわけではないだろうけど
ダウンを奪いこのポイントを守れば勝てるという考えが
頭の片隅に芽生えてしまうのでしょう。
逆にダウンを奪われ余裕がなくなってからようやく積極的に打って出てましたね。
世界で勝ち抜くにはまだ足りない。
でも以前よりは改善されてるのでもう少し頑張って欲しい。
初参戦の長島☆自演乙☆選手、日菜太選手は
素晴らしい戦いぶりで試合を盛り上げてくれました。
敗れたものの力を出し尽くした山本選手も素晴らしかった。
いい大会だったと思います。
でも大きな不満が一つ、
佐藤嘉洋選手の試合を放映してくれ!!
頼むから!