就学前健診で思い出したこと
〈娘のときに感じたこと〉いるちゃんの就学前健診で思い出したことがあります。4年前の娘の就学前健診に行ったとき、私はとても切なく、何とも言えない気持ちで体育館に座っていました。辛いとも悲しいともちがう、でももしかしたら未来ではそんなふうに感じてしまうのかもしれないなという想像で、ここにはない感情に苦しさを感じたというかいるちゃんには4歳上のねぇねがいます。見た目もいるちゃんとは全然似ていなくて、ぽやっとしている弟とは正反対に、しっかりしたとても優しいお姉ちゃんです思い返してみると娘のときは身体も心も発達にはなんの心配もなく、安心して就学前健診を受けることができました。子どもたちが先生に連れられて健診に行っている間、親は体育館で書類を書いて待っているのですが、発達相談のブースがあって、相談したい人はそこで相談することができます。私は発達相談に並んでいる親御さんを見ながら、4年後の未来を想像してひとり物思いにふけっていました私も4年後にはここに並ぶんだろうな。そのときどんな気持ちになるんだろうか。いるちゃんの将来は支援学校かもしれないな。姉弟一緒に小学校に通わせて上げたかったな。なんの心配もなく就学前健診を受けたかったな。自分がその立場になるとは思わなかった。4年後はこの場が辛く感じるのだろうか。頭にいろんな想いが巡りました。そして、4年が過ぎた今、思うこと・・・「特別になにか感じることはない」というのが答えでした💦いるちゃんに発達の遅れがあるのは確かだし、それがいるちゃんだし、だからと言って引け目に感じることもなく、悲しみに暮れることもない。そんなことよりも、健診にそもそも参加できるかの心配が大きすぎて、私がなにかを感じている余裕もない無事に就学前健診に行って、健診を受けて、無事に帰宅できること、それだけが今の願い‼️というように、感傷に浸っている暇などないのが現実でした4年前はそれなりに落ち込んだり悲しくなったりもしていたんだな〜と懐かしく思いながら、浸る余裕のない切羽詰まった日々の暮らしにある意味感謝と、ハハハと自虐の心でああ、乗り越えていけそうだなと思わせてもらえましたそして、この4年間の時を経て私自身もいるちゃんの親として、少しは心が強くもなったのかもしれません