「放射能って何?」

子供たちが、私に聞いてくる。
答えに困る。

「空気の中にある、毒・・・かな。」
「吸い込んだら、死んじゃうの?病気になるの?」
「すぐ、じゃないけど、病気になりやすい体になるし、
 いっぱい吸い込んだり浴びたりしたら、死んじゃう人もいるかもね」
「匂いがしないのにね。臭くないのに。見えないし」
「そうだね。フシギだね。あるのかないのか解らないのに、毒だなんてね。」

これが、限界。ようやく言える、回答。


ニュースでは連日、○○県の**から放射性物質検出・・・の声。

食べるものを買うのが怖くなる。
過剰反応なのか?
風評におどらされているのか?

「検出された放射性物質の量は、ただちに健康に害を及ぼす値ではありません」
でも、毎日それを食べたらどうなるの?
その土地の牧草を食べ水を飲んだ牛の、牛乳を飲み続けたらどうなるの?

いつかは病気になるかもしれないし、ならないかもしれないけど、
病気になる確率が何十倍にも上がる・・・らしい。
特に子供は。

このままの生活を続けていて、
例えば20年後にガンになる確率が驚異的に高くなったとしても、
私達の20年後と、子供たちの20年後では重みが違う。
しかも、現在「安全」を繰り返し言い続けている人々は、もうそこにはいない。



かといって、原子力発電に、正面から反対したところで、
電気を享受し続けないと生活は成り立たない。
安価な工業製品も生み出せなくなるだろうし、物価は急上昇するんだろう。
今すぐ「せーの!」で原発を止めたところで、
50以上ある国内の原発が消えてなくなるわけでもない。

それに、ガスがなくて不自由な生活を1ヶ月も過ごした私達にとって、
ますます電気が無くてはならないものになっている、矛盾。


無いと困る、電気。
あると困る、放射能漏れ。


でも、原子力発電に頼らない発電方法が沢山あるらしい。
そこにシフトしていくには、コストがとってもかかるらしい。
それでも、原子力発電所に恐怖や違和感強くもった人は、少なくないと思う。



「水素爆発しましたが、適切に非難すれば、問題ありません」
・・・でもきっと二度と家に帰れない人が沢山いるでしょうね

「2ヶ月前にメルトダウンしていましたが、冷やし続けているので大丈夫です」
・・・大丈夫なメルトダウンてなんですか?

原子力発電所は、水素爆発しても、メルトダウンしても、安全です。
子供が年間にこんなにたくさん放射能を浴びても、
ただちに健康に害を及ぼすことはありませんが、外出と摂取を控えてください。



で?

どうすればいいの?

やっぱり良くわからない。


危険と感じる地域の農産物を摂取を控えようとすると、
牛乳一つ探すのに苦労する宮城県からは、

適切に避難すれば、いいのかな?




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