ランニング・デビルマン -29ページ目

ランニング・デビルマン

走るデビルマンの平和を守る闘いの記録を綴ったブログ。家庭平和を守る為に、大会参加は少なくなってきましたが…。
大会で見かけたら声をかけてください。

きた、きたきたきた、きたー!!

後半のアップダウンに入ると脚がいろんな部位で攣りまくる。攣っているのに走りながらその攣りを逃していくのは得意なのさ…。

デビルスピーカーも復活させて、景気よく後半戦を行くものの、やはりスピードは上がらない…。

エイドでは必ずクリームパンを食べるので、結構お腹は満足なのさ。
そして、坂道では決して歩かないという僅かなプライドだけは捨て去らず若潮デーモンを撃破していく。


やがて…

毎年恒例の船盛り私設エイドに到着する。

自家製の梅干しに温かい飲み物、すっかりここは名物エイドなんだろうな。

「あゝ、もうダメだ…。とてもじゃないがこの先進めない…。は!こんなところに自家製の梅干しが!」
「梅干し食べてデビルマン!復活!」

こんな小芝居のひとつでもぶちかましてあげればエイドの皆さんも大喜びだ。温かい飲み物ですっかりくつろいでから出発進行!

海岸線に出ればコンビニが俺を待っている筈だ。


あと少しのところまで来ていたのでありました。


《続く》
「ねえねえ、デビルマン、アクアライン走ってたよね?」
「なんでそんなサンダル履いて走ってんの?」
「一回目のアクアラインは黒いサンダルだったでしょ?そんでもって二回目は足袋、三回目はそのサンダルでしょう?なんで?」


詳しすぎる…。
「いやあ、これしか持ってないんだよね…」

ここまで詳しく知られてしまっては仕方ない、最近覚えた必殺技

忘却ビーム!!

まあ、そんな技は使えないんすけどね…。


そんな感じで周りのランナーさんと触れ合いながら、沿道の声援に応えながら、渋滞で空気が重苦しくなっている反対車線の車の中を和ませながら、デビルは進む。

やがて海岸線を離れて山側へとコースは変化していくのでありました。


あれだけ練習していなかったのに意外と走れてるなあ…。そう思ったのも束の間、若潮デーモンの攻撃が始まったのでありました。

《続く》
さっき六時間のペースランナーと一緒だったから1時間15分短縮したわけか…。とりあえずペースランナーさんにご挨拶して先を急ぐ。


「ねえ、そのスピーカーボリューム下げられねえの?」
判る!
同じくらいのペースで走っていたらデビルマンのテーマソングをそれこそ

ずーっと

聴き続けなくてはならないその辛さ。おんなじ曲をずーっと聴き続けているデビルマンですから、その気持ちよく判る。
電池の節約も兼ねて、そっとデビルスピーカーのスイッチを切ったのは内緒で…。

海岸線に出ると、ひたすら直線なんじゃねえか?って言う道を行く。

菜の花が綺麗だ…。


やがて、エイドに到着するとバナナの所でレイヤーさんがボランティアしてくださっているではあーりませんか!!


「お願い、バナナの皮を剥いてくださいませんか…」
「はーい、どうぞ!」
「すいません、あ~んしてもらってもいいですか?」
「あ~ん」




たまんねえ…。もう俺ここで若潮の海の藻屑となってしまっても良いや…。

デビルご満悦…。

こうして、残りまだ半分以上の道をフラフラと走り出したデビルマン、若潮デーモンの攻撃はこれからなのでありました…。

《続く》
(さあて、派手に行くぜ!)

ゴーカイジャーではありませんが、スタートしてからデビルスピーカースイッチオン!!


あれは誰だ、誰だ、誰だ…

JASRACから請求が来るといけないのでこれ以上は詳しく書きませんが、非常にわかりやすいミュージックとともに最後尾から前行くランナーを捉えていくデビルマン。

残念ながらヘッドホンをしている人までには届かないが、確実に、そして着実に後ろからプレッシャーをかけていく。


時折、女子の後ろにつけてデビルロックオンを発動させながら…。


「アクアラインマラソン、走ってましたよね?」
「熱くないんですか?」
「羽あるんだから飛んじゃえば」


お約束すぎるくらいお約束の質問等頂きながら抜き去っていく。前回程速いペースでは無いものの、最後尾からなら充分周りを抜きされるペースは出せる。

やがて、四時間四十五分のペースランナーに追いついた…。


《続く》
最後尾には六時間ペースランナーさんを始め、ミニーさんやら安倍首相やらなんやらディープな人達が。

「ぜってー最後尾は譲らねえ!」

スタート前から火花散る最後尾争いが繰り広げられていたとは、大会関係者にも全く知られていなかったことだろう…。


提供︰六時間ペースランナーさん

沿道の応援者はスタート前から早くも阿鼻叫喚の地獄絵図だったことは想像に固くない。


こうして、いつにも増してゆるゆるな感じで、いつの間にかスタートをしていたデビルマン、館山デーモンとの闘いは予想以上に厳しいものになろうとはこの時まだ夢にも思っていなかったのでありました…。

《続く》