鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ -39ページ目

鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 ふくしゃねつ


 きちんと定義をすると難しいのですが、「太陽の熱」のようなものを考えると分かりやすいかと思います。


 そもそもWBGT(湿球黒球温度)は、気温、湿度、輻射熱の3つを数値化したものですから、熱中症の危険度にも大きく影響してくるわけです。


 ランナーなら誰しも、気温だけではなく、湿度もコンディションに大きく影響するということはお分かりでしょう。それでは輻射熱は?


 端的にいうと、「太陽の熱」の影響ですから、晴れている方がキツく、曇っていると楽に走れる~こういうのも輻射熱のレベルが違うことで、WBGT指数が違ってくるということで説明出来るわけです。


 ちょっと気温が高くても、お日様を遮るような木陰が多いところの方が楽に走れるわけで、帽子をかぶったりするのもその対策の1つです。当たり前のようなことも、きちんとその理由を考えることは大切ですね。


 気温と湿度が似たような状況でも、太陽の熱が影響しない方が楽に走れる~わけで、夕方から夜にかけてはこの条件が整います。繰り返しますが、ウチの練習会が、この時期、夕方開催となる所以です。

 

 実際、16時から19時くらいにかけて、気温や湿度の低下はそれほどではなくても、WBGTはけっこうグイグイと下がってくるのです。ロング走でもLSDでも、距離が進み、キツさが出てくる頃にはWBGTが下がって走りやすくなってくる~というのは走り込み的には大きいですね。


 一方、朝~午前中のトレーニングというのは、一昔前ならともかく、昨今はかなり厳しくなっています。

 けっこう早い段階(7時とか8時とか)から気温は上昇し始め、天気が良ければ輻射熱はバリバリ影響してくる…。

 そんな中で、距離を進めていき、キツさが出てくるのに正比例してWBGTも上がってくるのです。けっこうヤバいです。。。


 真昼間に練習するよりは、朝~午前中の方がまだ良いのは確かですが、朝練習だから大丈夫!という決め付けは危険です。朝も、3時とか4時ならまだしても、ですが。


 菅平の少し上~峰の原高原で2泊3日の走り込み合宿でした。


 昨今は温暖化のためか、1,400m超の高所でもけっこう暑かったりするのですが、峰の原は、そのちょっと上で、お天気も、晴れたり曇ったりちょっとだけ降ったり~と、ほぼ満点の合宿日和でした。


 3泊4日と違って、若干詰め込み気味にはなりますが、基礎的な走り込みの段階ですので、起伏を多用しながら「ゆっくり、じっくり」の距離踏みに専念~。



 【e-Athletes 正会員の皆様へ】


 8月のB日程は、既に定員に達しています。現在、キャンセル待ちのみお受けしています。


 例年、直前までに相応のキャンセルが出ますので、諦めずにお申込みください。キャンセルが出次第、先着順に繰り上げていきます。



 【黒姫高原ランニングキャンプ】


 9月の黒姫キャンプは、今ちょうど定員の半分に達しました。こちらは参加制限なしですので、どなたでもどうぞ~!


  参加案内


 同校は気温や湿度から熱中症の危険度を数値で表す機器・熱中症チェッカーの測定結果が「厳重警戒」を示したにもかかわらず、持久走を実施したことが、同校への取材で分かった。


 この測定結果というのがWBGT(湿球黒球温度)というもので、ウチの土曜練習会 でも使っています。かなり頻繁に測定し、結果を給水のテーブルんところに掲示してますよ~。


 「厳重警戒」というのは、上から2番めの指標で、「激しい運動や持久走など熱負担の大きい運動は避ける。運動する場合には積極的に休息をとり水分補給を行う。」というものです。運動厳禁!というわけではないんですね。


 ちなみに、7月6日の練習会時は「厳重警戒」の下の「警戒」の真ん中くらい。時間が経つに連れ、徐々に低下し、終了時には最下限~あと少しでもう1段下の「注意」に格下げになるところでした。


 ウチの練習会は夏場は夕方開催ですので、そうそう「厳重警戒」を示すことは、あまり多くはありません。ないわけではありませんが、一夏で数回程度です。また、途中から「警戒」に下がることも多いですね。


 ちなみに「厳重警戒」の上は「危険」~この場合は、さすがに練習会を中止します。


 そんくらいその測定と、判断は重要なわけですが、今回のこの騒動の場合~


 チェッカーの測定結果と、事前に行った生徒の健康チェックなどを総合的に判断して持久走を実施したとしている


 測定結果は「厳重警戒」~条件付きで、運動厳禁ではないわけですが、、、


 私達の練習会との違いは~~


 測定から実施まで、タイムラグがあり、WBGTは更に上昇していた可能性があるということ。

 基本的に、天気が良ければ、WBGTは、午前中は上がり続けるもの~と思った方が良いです。逆に、夕方から夜にかけては下がり続けます。ウチの練習会を夕方開催にしている所以です。


 激しい運動は避ける!ということですが、ここでの「持久走」というのは、男子1500m、女子1000mのタイムトライアル。全力走!!であって、熱負担の大きい運動です。


  一方私たちの練習会は、ロング走とLSD。30Kmとか3時間とかいう単位ですが、マラソンのレースペースよりもはるかにゆっくりペースで、しかも4~6Km毎に給水休憩が入り、そこでいったん、心拍数と体温を落とします。熱負担の軽減措置です。そもそもペースが遅いので、他の運動よりも体温上昇も大きくはありません。


 長い距離をゆっくり走るのと、短い距離をハイスピードで走るのとでは、後者の方が圧倒的に危険です。~熱中症的(熱負担的)には。。。

 激しい運動は避ける~とあるわけですが、その定義を間違えてはいけないわけで、30Kmロング走=激しくない運動/1500mタイムトライアル=激しい運動~なのです。


 更に、健康だから大丈夫~というわけでもありません。運動をする場合の熟練度、鍛錬度、耐性の問題があります。


 健康で元気な中学生とはいえ、1500mや1000mのタイムトライアルに対する鍛錬度がどんだけのものなのか?他のことはぜ~んぶ負けても、この一点に限っては、市民ランナーの方がはるかに上でしょう。


 いや、さすがに普段10Km以上走ったことのない人が、いきなりウチの練習会に来て、突然、30Km完走にチャレンジする!~とかいうのならやっぱり無理なので止めます。 


 そうではなく、普段からきちんとランニングに取り組み、20~25Kmの、あるいは既に30Kmという距離に対する耐性があるからこそ、ここでこういう練習が出来るのです。そういうのを「無理」とはいいません。


 この「耐性」というのは、過去のフルマラソン経験とかとは違いますよ。ごく最近のトレーニング状況です。走り込み期だからといって、いきなり来て、いきなり30Kmはナシです。まずはシーズン自己最長距離を5Kmくらい伸ばすところからです。10Kmしか走ってないのなら、超ゆっくりペースでの15Kmからです。

 福岡国際マラソンの要項が発表され、Bグループの参加標準記録が2時間42分から、2時間40分へと引き上げられました。


 「適正」であるとも言える水準ではありますが、発表のタイミングが遅い! 横浜国際女子マラソンに至っては、未だに期日しか発表されていませんけど。。。


 現実問題として、2時間40~42分の持ちタイムの人は、防府か別大にシフトになるのでしょうが、「つくば」のエントリーも終了し、夏の走り込みにもシフトした後にこういう発表がされるのでは、計画が大幅に狂ってしまいます。。。横浜に至っては、未だに計画の仕様すらありませんけど。。。


 変更はけしからん!と言っているわけではなく、対応可能な変更、発表の仕方をしていただきたい!ということです。特に横浜!

 交通事情の変化で渋滞の発生、近隣住民からの苦情などが増え、また警察の指導で警備員増など対応したが、運営費の増加による経費の問題も加わり、今年での終了が決まった。


 たぶん、運営費の問題がいちばんなんでしょうけど。。。

 

 交通事情は昔から今でも、駅伝・マラソンにとってはいちばんの問題で、国際マラソンの参加標準記録や関門の通過時刻を決める決定的な要素にもなっています。…特に横浜国際女子、、、


 近隣住民からの苦情…これも交通事情絡みの面もあるでしょうが、沿道の観客のマナーの悪化もあるそうですね。


 駅伝でもマラソンでも、沿道にはたくさんの観客が集まり、大盛り上がりで誰も苦情なんか言っているようには思えませんが、その裏で、生活道路を規制され、迷惑している人が少なからずいるのも事実。


 ただ、騒音だとかなんだとかで、昨今は、郷土のお祭りや学校の運動会にもクレームをつけてくる人もけっこういるそうですから、公道で行われるスポーツイベントが標的にされないはずはない…という感じもあります。残念です、、、

   

 青森から東京まで、7日間で800Kmをつなぐ東日本縦断駅伝も、だいぶ前に終わってしまいましたが、当時、「市民ランナーの甲子園」としてこの大会を目指していたトップ市民ランナーが、一度に大量引退し、レベルの低下を招いたということがありました。これは現在まで、ずっと引きずっている感じです。


 時代は変わり、ランニングブームにもなりましたが、川内選手のような特別な存在を除き、総じて、一般ランナーのトップの競技水準は、一昔前、二昔前より格段に落ちたままになっています。。。


 初心者が増え、イベント的な盛り上がりが大きくなってきたのは良いのですが、頑張れば頑張っただけのご褒美がもらえることが、ここ数年で、めっきり減ってしまったような気がします。

 カッコ良かったピラミッドが上から叩き潰され、ペシャンと平たく横に広がってしまった感じですね。