およそ半年ぶりの更新です、、、
で、オリンピックです。いよいよ陸上です!
って、いきなり女子10000m世界新記録だぁ~!
5000mでは無敵のアヤナ。10000mには進出したばかりで、注目は5000mの世界記録更新~。10000mも2~3年後にはあるかな?とか思ってたら、いきなりですかぁ!?
途中のラップタイムが、日体大記録会での大学生(男子)のような、なつかしいというか、聞き覚えのある数字が並んで、すごい不思議な感覚で見ていました。
え、こんなの、29分半で行っちゃうじゃん…って、もっと速く行っちゃったよ!!
世界歴代記録もガラリと入れ替わってしまいました。(今、wiki見たら、もう更新されてた…。)
日本勢は、鈴木亜由子選手が回避して、関根、高島選手の2人。
世界新が出るくらいだからコンディションは良かったのですが、ちょっと思惑と違った展開となり、前半でだいぶ脚を使っちゃった感じですね。
<思惑>
ここのところの五輪・世界陸上の女子10000mは、スローペースの後半~ラスト勝負になることが多く、そんな中、日本勢は、自分たちの適正ペースで先頭集団を形成して、スローペースの主力集団を尻目に勝手に押していく~という作戦で成功してきました。
主力からはガン無視されますが、それがかえって好都合で、振り回されることなく、後半に脚を残すことができる~というものです。
<展開>
今回も、それを想定してスタート直後から2人とも、スルスルと前に上がるのですが、、、やべえ、最初から速いぞ。。。
2周目には、もう明らかにこの展開は違う…ということが分かり、普通にハイペースのガチ・レースに転換です。
ちょっと余計に前に出て様子を伺っちゃった分、脚も使ってしまいました。が、そんなことは言っていられないので、後はほど良い(それでもかなり速い!)ペースの集団に入り込んで、動きを待つ…。
そういうことで、オーソドックスな流れにはなりましたが、とにかく全体が速い!!
結果、消耗戦となり、どの集団からも脱落者が出始め、誰が何位だか分からないようなグチャグチャなぐるぐる走に―。
高島さんも関根さんも、結局、ペースも順位も少しずつ落とすことになってしまいましたが、それでも高島さんは自己ベストにあと僅か!ということで、かなり積極的に押していたことになりますね。
たら・ればでいうと、鈴木さんが出ていれば…とは思いますが、仕方ないですね。2人とも、よく闘ったと思います。
しかし、10000mがこんなに速いんだと、5000mも大変だな、こりゃ。
大阪国際女子マラソン~福士加代子選手、ビックリポンだすな~!って、実はこの日はeAの練習会があって見ていませんでした。
いろいろあって、どうしても日程を外せず、何年かぶりに現地入りもせず~でした。あとで結果を見て、タイムの良さもさることながら、2位との差にもっとびっくり!でした。
更に驚いたのは、五輪代表の内定が出なかったこと~。え、なんで、条件クリアでしょ?って感じでしたが、なんでも「名古屋」でもっと良いタイムが2人以上出るかも知れないからってことらしく。。。んな、馬鹿な!
2時間22分より良いタイムを出せるかも知れない選手が2人以上…って、もちろんこれはダイハツ勢の2人を想定してのことでしょう。あと、もしかしたら野口みずき選手?
まあ、そういうこともないでもないでしょうが、どちらかが優勝しても、どちらかが良くても2位ってことになります。それでも「大阪」優勝の福士選手より上の評価にする可能性があるってこと?
福士選手が「名古屋も出る」と言い出したのもこの状況では理解できます。もちろんそれは無謀なことで、やらない方が良いに決まっていますが、ちょっと後出しジャンケンされたんじゃ、かないませんからね。
とかとかやっているうちに、今日、前田彩里ちゃん選手の「名古屋」故障欠場が発表されてしまいました。良い話を聞いていなかったので、もしかしたら…とは思っていましたが、非常に残念でなりません。。。
前田彩里ちゃん選手には早く故障を治して、この経験を糧に、東京オリンピックを目指してもらいたいところです。
そして福士選手は、、もう「名古屋」に出なくていいかな、、、
いろいろあって、どうしても日程を外せず、何年かぶりに現地入りもせず~でした。あとで結果を見て、タイムの良さもさることながら、2位との差にもっとびっくり!でした。
更に驚いたのは、五輪代表の内定が出なかったこと~。え、なんで、条件クリアでしょ?って感じでしたが、なんでも「名古屋」でもっと良いタイムが2人以上出るかも知れないからってことらしく。。。んな、馬鹿な!
2時間22分より良いタイムを出せるかも知れない選手が2人以上…って、もちろんこれはダイハツ勢の2人を想定してのことでしょう。あと、もしかしたら野口みずき選手?
まあ、そういうこともないでもないでしょうが、どちらかが優勝しても、どちらかが良くても2位ってことになります。それでも「大阪」優勝の福士選手より上の評価にする可能性があるってこと?
福士選手が「名古屋も出る」と言い出したのもこの状況では理解できます。もちろんそれは無謀なことで、やらない方が良いに決まっていますが、ちょっと後出しジャンケンされたんじゃ、かないませんからね。
とかとかやっているうちに、今日、前田彩里ちゃん選手の「名古屋」故障欠場が発表されてしまいました。良い話を聞いていなかったので、もしかしたら…とは思っていましたが、非常に残念でなりません。。。
前田彩里ちゃん選手には早く故障を治して、この経験を糧に、東京オリンピックを目指してもらいたいところです。
そして福士選手は、、もう「名古屋」に出なくていいかな、、、
突然ですが、お知らせです~。
私達の「走ろう、日本!」東日本大震災復興支援ランニングプロジェクトにおいて、2012年に、陸上部とともにトレーニング用品をお届けした岩手県の釜石高校野球部が、第88回選抜高校野球大会へ21世紀枠での出場が決定致しました!!
「走ろう、日本!」東日本大震災復興支援ランニングプロジェクト」
当時の様子はこちら
当時の生徒さん達はもう卒業されていますが、皆様のご支援の下、いちばん大変だった時期に、部の練習体制の立て直しにお役に立てたのではないかと思います。
あらためまして、皆様のご支援に感謝申し上げます。
そもそもスポーツ心臓とは~
主に持久系スポーツに対する適応として、心臓の拡大(心肥大)や、安静時心拍数の減少といった現象がおこる心臓のことをいいます。
心臓がデカくなる!?って、そんな馬鹿な…という感じもありますが、実際、私もレントゲンで自分の心臓の大きさを見た時には笑いました~。お医者さんも、お見事!って感じで笑ってましたけど。
一方、安静時心拍数の減少~ ランナーはみんな、脈拍が少なくなるってのは誰でも知っていることですね。大きな個人差がありますが、60拍/分を切るかどうか~というのが、キリの良いところでの1つの目安でしょう。ちなみに普通の人は、だいたい70~80拍/分くらいとされていますので。
ちょっとトレーニングを積むと、50拍/分くらいまでは平気で下がります。更には40拍/分くらいまで。
よく、オリンピック選手等を紹介する報道で、『○○選手の心拍数は1分間に35回しかない。これが科学的に証明された強さの秘密だぁ!』みたいなことをやっていますが、これはちょっと大袈裟です。オリンピック選手でなくても、40拍/分を切るようなアスリートは山ほどいます。
それどころか、市民ランナーでもいますね。40拍前後/分くらいなら、普通に。さすがにマラソンのタイムも、男性で2時間40分以内、女性なら2時間50分前後くらいのレベルにはなりますが、それでも珍しいことではありません。
つまり、安静時心拍数の少なさは、必ずしもマラソンの速さと正比例するわけではないのです。まあ、大きな傾向としては、少ないランナー=強い・多いランナー=そうでもない…というのは確かにあります。が、タイムと比例はしません。この点は月間走行距離と同じような感じですね。
まあ、いうならば、安静時心拍数の少なさは、トレーニングによる心臓の開発度みたいなものです。よく鍛えられている心臓と、まだまだそうではない心臓の差が出てくるようなものです。それじゃあ、もうすっかり心拍数が下がり切ったランナーは、開発し尽し、マラソンのタイムは伸びないのか?~というと、そんなことはありません。もっといろいろな要素、要因があるからです。決して心臓だけで走っているわけではないので。
さらに、つづく
主に持久系スポーツに対する適応として、心臓の拡大(心肥大)や、安静時心拍数の減少といった現象がおこる心臓のことをいいます。
心臓がデカくなる!?って、そんな馬鹿な…という感じもありますが、実際、私もレントゲンで自分の心臓の大きさを見た時には笑いました~。お医者さんも、お見事!って感じで笑ってましたけど。
一方、安静時心拍数の減少~ ランナーはみんな、脈拍が少なくなるってのは誰でも知っていることですね。大きな個人差がありますが、60拍/分を切るかどうか~というのが、キリの良いところでの1つの目安でしょう。ちなみに普通の人は、だいたい70~80拍/分くらいとされていますので。
ちょっとトレーニングを積むと、50拍/分くらいまでは平気で下がります。更には40拍/分くらいまで。
よく、オリンピック選手等を紹介する報道で、『○○選手の心拍数は1分間に35回しかない。これが科学的に証明された強さの秘密だぁ!』みたいなことをやっていますが、これはちょっと大袈裟です。オリンピック選手でなくても、40拍/分を切るようなアスリートは山ほどいます。
それどころか、市民ランナーでもいますね。40拍前後/分くらいなら、普通に。さすがにマラソンのタイムも、男性で2時間40分以内、女性なら2時間50分前後くらいのレベルにはなりますが、それでも珍しいことではありません。
つまり、安静時心拍数の少なさは、必ずしもマラソンの速さと正比例するわけではないのです。まあ、大きな傾向としては、少ないランナー=強い・多いランナー=そうでもない…というのは確かにあります。が、タイムと比例はしません。この点は月間走行距離と同じような感じですね。
まあ、いうならば、安静時心拍数の少なさは、トレーニングによる心臓の開発度みたいなものです。よく鍛えられている心臓と、まだまだそうではない心臓の差が出てくるようなものです。それじゃあ、もうすっかり心拍数が下がり切ったランナーは、開発し尽し、マラソンのタイムは伸びないのか?~というと、そんなことはありません。もっといろいろな要素、要因があるからです。決して心臓だけで走っているわけではないので。
さらに、つづく
少し前に、メルマガのアンケートでもやりましたが、「スポーツ心臓」です。
健康診断で、再検査!とかになっちゃうランナーは少なくないですね。これについて、しばらく、ちょっと詳しく解説します。
まず最初に自分の体験から~
私が最初に健診で引っかかったのは、今を去る30数年前~高校1年の時です。
当時はまだ、スポーツ心臓なんて概念はなく、不整脈が出ているからと運動中止!!を宣告され、大変なことになってしまいました。どういうわけか、陸上部の顧問の先生に怒られました。(意味不明)
今でも、校医の先生の顔も名前も覚えていますが、「このまま陸上を続けたら、君は間違いなく、絶対に死ぬ。生涯、二度と走ってはいけない。」とかいいやがりましたね。絶対だったよな!
その後、然るべき機関で再検査。
運動負荷をかけて心電図を取り、問題なし!!
校医に報告することなく、その後、勝手に走り続けています。
この時言われたのは、「安静時には確かに不整脈が出るが、運動時には出ない。むしろ、どんどん運動した方が良い。」ということ。~走っても、死なないそうです。
スポーツ心臓に関する正しい知識を理解したのは大学に入ってからで、この時代は、そこらへんでは本当に誰も知らないことでしたね。
更にもっと後になって、この仕事をするようになってから分かったことですが~やはり私と同じように健診で引っ掛かり、運動禁止!ということで部活動等をやめ、その後、何十年もおとなしくしている…自分は運動をしてはいけない体なのだと思い込んでいる人が、決して少なくないという驚愕の事実があります。
んんん、恐るべき影響力、スポーツ心臓…。
(つづく)
健康診断で、再検査!とかになっちゃうランナーは少なくないですね。これについて、しばらく、ちょっと詳しく解説します。
まず最初に自分の体験から~
私が最初に健診で引っかかったのは、今を去る30数年前~高校1年の時です。
当時はまだ、スポーツ心臓なんて概念はなく、不整脈が出ているからと運動中止!!を宣告され、大変なことになってしまいました。どういうわけか、陸上部の顧問の先生に怒られました。(意味不明)
今でも、校医の先生の顔も名前も覚えていますが、「このまま陸上を続けたら、君は間違いなく、絶対に死ぬ。生涯、二度と走ってはいけない。」とかいいやがりましたね。絶対だったよな!
その後、然るべき機関で再検査。
運動負荷をかけて心電図を取り、問題なし!!
校医に報告することなく、その後、勝手に走り続けています。
この時言われたのは、「安静時には確かに不整脈が出るが、運動時には出ない。むしろ、どんどん運動した方が良い。」ということ。~走っても、死なないそうです。
スポーツ心臓に関する正しい知識を理解したのは大学に入ってからで、この時代は、そこらへんでは本当に誰も知らないことでしたね。
更にもっと後になって、この仕事をするようになってから分かったことですが~やはり私と同じように健診で引っ掛かり、運動禁止!ということで部活動等をやめ、その後、何十年もおとなしくしている…自分は運動をしてはいけない体なのだと思い込んでいる人が、決して少なくないという驚愕の事実があります。
んんん、恐るべき影響力、スポーツ心臓…。
(つづく)