少し前に、メルマガのアンケートでもやりましたが、「スポーツ心臓」です。

 健康診断で、再検査!とかになっちゃうランナーは少なくないですね。これについて、しばらく、ちょっと詳しく解説します。



 まず最初に自分の体験から~

 私が最初に健診で引っかかったのは、今を去る30数年前~高校1年の時です。

 当時はまだ、スポーツ心臓なんて概念はなく、不整脈が出ているからと運動中止!!を宣告され、大変なことになってしまいました。どういうわけか、陸上部の顧問の先生に怒られました。(意味不明)

 今でも、校医の先生の顔も名前も覚えていますが、「このまま陸上を続けたら、君は間違いなく、絶対に死ぬ。生涯、二度と走ってはいけない。」とかいいやがりましたね。絶対だったよな!


 その後、然るべき機関で再検査。
 運動負荷をかけて心電図を取り、問題なし!!
 校医に報告することなく、その後、勝手に走り続けています。

 この時言われたのは、「安静時には確かに不整脈が出るが、運動時には出ない。むしろ、どんどん運動した方が良い。」ということ。~走っても、死なないそうです。

 スポーツ心臓に関する正しい知識を理解したのは大学に入ってからで、この時代は、そこらへんでは本当に誰も知らないことでしたね。


 更にもっと後になって、この仕事をするようになってから分かったことですが~やはり私と同じように健診で引っ掛かり、運動禁止!ということで部活動等をやめ、その後、何十年もおとなしくしている…自分は運動をしてはいけない体なのだと思い込んでいる人が、決して少なくないという驚愕の事実があります。

 んんん、恐るべき影響力、スポーツ心臓…。 


(つづく)