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鈴木 彰の ミドル・シニアランナーのためのランニングブログ

@runnerのCEO、e-Athletesヘッドコーチの鈴木彰が、なるべくプライベートな部分は避けつつ、主に概ね40歳以上のミドル・シニア(中高年!)ランナー向けにランニング関係のあれこれを綴ってみようかなってとこです。

 日本陸連は、7~10月に全国で開催された787の陸上競技大会において、選手・役員合わせたのべ67万人のうち、大会終了後2週間以内に新型コロナウィルスの感染が確認されたのは1名だったと発表しました。もちろんその1名も、競技会で感染したとは限りません、、、

 

 各競技会では徹底した感染対策がなされていましたし、67万人全員の身元もはっきりしているので、追跡調査も確かなものだったかと思います。

 

 このことで、従来から言われている「屋外でのスポーツ活動における感染リスクは極めて低い」ということも裏付けられた形になったかと思います。

 

 もちろん陸上競技大会と、数千人~数万人が出場するマラソン大会・ロードレースとは状況・条件が違いますが、ランニングが<感染拡大の温床!>ぐらいに言われてきたことに比べれば、だいぶ安心感も増すのではないかと思います。

 

 マラソン大会がなかなか再開されない理由の1つに、<世間の承認が得られない>ということがあります。実際の安全性/リスク以上に、不安や疑念が先に来ているわけですね。

 そういうことを実証によって少しずつ崩していくしかないのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マンツーマンの個別指導~駒沢公園での開催はかなり久しぶりです。

 

 早朝に雨が降ったこともあってか、休日の割には走っている人は少なめ(それでも世間一般から見ると、相当多い)でしたが、マスクやバフをしている人はだいぶ減りましたね。

 

 個別指導もオンラインの時代ですが、まだまだオフでやっています。トレーニング計画やランニングフォームのご相談がメインですが、やっぱり直接見て、直接お話した方が分かりやすいですね。お互いに。

 

 誰でも簡単に動画を撮影できるようになりましたが、まだまだ「走る自分の姿」を初めて見た!(まだ見たことがない)という人もかなりおられるようです。

 初めて見ると、8割以上の方は驚きます!…初めて自分の声を聴いたときと同じですね。「こ、こんななの!?」的な。

 「自分の思っていたのとかなり違う。いや、もっとこうで、こういうふうに走っているつもりだったのに…。」

 

  脳のイメージが筋肉に伝わっていない。あるいは伝わってはいても、筋肉に動きが出ない(出せない)。そういうことで、このおかしな現象は起こります。

 フォームの改善、修正は、その「動きを出す!」ことに取り組みます。頭では理解してもやはりイメージで終わってしまいますので、スキルと筋力の向上が必要になるわけですね。ランニングドリルや筋トレ、エクササイズなどがそのための手段となります。ただ走って走行距離を稼ぐだけではどうにもならない部分です。

 

 

 個別指導・相談会~ 今月は集中開催します。

 

 駒沢公園では、もう1回~23日の祝日に。 詳 細

 

 新横浜公園では、定期開催(毎週土曜)です。詳 細

 

 22日は、荒川彩湖公園で。 

 私の枠は埋まっていますが、渡嘉敷晶子コーチの枠にまだ空きがあります。 詳 細

 フォーム撮影&簡易分析だけなら、この日もまだありますよ。

 

 

  土曜日は、eAの定期練習会で、新横浜公園へ。

 

  コース上をナンバーカードを付けた人が何人か走っているので、なにかな?と思ったら、土日でTATTAフルマラソンだったんですね。ウチの会員さんの中ではあまり話題になっていなかったのですが、全国でどのくらいの人が参加されたのでしょう。

 

 ここ(新横浜公園)ではほんの数人でしたが、乗っかりイベントとかもあったんでしょうね。ちなみに「新横浜駅前公園」集合で何かランイベントがあったらしく、間違えてこっちに来てしまった人がけっこうウロウロしていたようです。

 

 ウチは通常運転のロング走。ただしこの日はロングバージョンで35km走チャレンジでした。

 30km走れなければマラソンもなにもないのですが、ギリギリ30km走れるだけでも心許ないものです。eAでは「35km超走」として30km走とはまた別に取り組んでいます。ペース的にも、30km走より少しだけ下の水準で取り組み、着実に距離を踏むことが大切です。

 

 

 

 さて、一方で、動向が注目されるホノルルマラソンの日本事務局から、「オンラインイベント アンケートのお願い」というメールが届きました。な、なんとホノルルもオンラインかぃ!?

 

 概要↓

 

<オンラインで実施するランニングイベント「ホノルルマラソン・バーチャル・ビーチフェス」を本年12月に開催いたします。

 本イベントは、世界中どこからでも参加できるホノルルマラソンのオンラインイベントで、エントリーのうえ、お好きなランニングコースを走って既定の距離を完走し、そのアクティビティログを提出すると、素敵な完走記念品を差し上げます。>

 

 詳細は11月上旬発表ということで、まだ何もわかりませんが、本番とは別なのか、最終的に本番もこれに吸収される可能性があるのか、、、

 

 個人的にはオンラインマラソンにはほとんど興味ないのですが、ホノルルの完走記念品となると…ちょっとそそられるかも。

 

 関心のある方は、ホノルルマラソン日本事務局の公式サイトからアンケートに回答しみてください。

 

 

 

 

 NHKの「所さん!大変ですよ」

 29日のエピソードは「原因はコロナ!? シニアの健康がピンチ

 簡単にいうと、↓こういうことがありました。

 

 新型コロナウィルス感染予防のため、"新しい生活様式"が定着

  ↓

 外出しなくなったシニアの体幹筋量が大幅に低下!

 

 実際に登場した例では、81歳の女性の方の体感筋量がおよそ8か月で約2kgも減った(10%減!)ということです。いや、筋量の低下ですから、「痩せて良かった!」という話ではないですよ。

 

 運動不足…といえばそうなのですが、81歳ですから、コロナ前といえどもそんなに運動していたわけではないと思います。買い物を控えるとか、そういうことでしょうね。ほとんど、軽い歩行です。それでもこうなっちゃうのかと…。

 

 加齢による筋肉量の低下を「サルコペニア」と言います。この番組のテーマも「サルコペニア予防!」でした。

 まあ、加齢による…というか、加齢に伴う…ですね。このあたりは、<eA40lPlus!>の中で扱っている「劣化」と同じです。

 

 決して加齢の影響で防ぎきれないというわけではなく、加齢とともに運動しなくなることで起こる現象です。

 逆に、何歳になっても、きちんとした運動負荷をかければ筋量は増えます!この点は番組に登場した、「みんなで筋肉体操」でお馴染みの谷本道哉先生もおっしゃっていました。筋肉は、裏切らない!

 

 ただ、谷本先生監修!?の筋トレはちょっとシニアには無理だったかも…。、「みんなで筋肉体操」は、やるものではなく、見て楽しむエンタメでもありますので。

 

 さてさて、やらないことでの筋量減少は、お年寄りだけの問題ではありません。サルコペニアは「加齢による」とは限らず、誰でも起こります。

 コロナ禍でトレーニング量(&生活上の運動量も)が大幅に減少しているランナーは、かなりこういったことが起こっている可能性があります。心肺機能の衰えだけではないのですよ。

 

  ・トレーニング量(運動量)の減少  

   → 筋量減少・体脂肪増加

 

  ・走っていないので食事を減らす 

   → うまくいけば体脂肪量の維持、減少   

      しくじれば筋量減少

 

  ・走っていないのに今まで通りに食べている

   → 体脂肪量の増加

 

 

  こういうプラスマイナスで、体重自体は変わらないけど、筋量が減り、体脂肪が増えているということもあるかも知れませんね。

 

 

 

 

 

 ホノルルマラソン日本事務局からアナウンスがありました。

 

 12月13日(日)開催の方向で準備が進められてきた本年のホノルルマラソンですが、「公道・公園使用等を含む許認可の獲得をすることが困難と判断」し、少なくてもこの日には開催出来ない…ということで。

 

 2020年大会ですから、延期といっても、1~2週遅れで開催!…ということにはなりそうもないので、中止かな、と。1~3月頃にやって、2021年は2回開催されるということもないではないかも知れませんが、果たして…。

 

 世界中で多くの大会が中止を発表する中、早い段階から開催の方向で準備すると明言し、つい最近、「日本の観光客などの自主隔離緩和」というニュースが流れたことで、開催に向けての下地つくりか!!と考えられていたのですが、、、力尽きた感じですね。

 

 ちょうどウチのメルマガ「BEST RUN!」で、<ハワイ州 日本の観光客などの自主隔離 緩和~ホノルルマラソンは!?>というアンケートを実施しているところでした。集計・発表は次号(10月30日配信号)で。

 

 このコロナ禍、「危なくてハワイまで行けるか!」「さすがに無理でしょ…」という声は多いものの、「開催されるなら、どこでも行きます!走ります!」という僅かな希望を持っていたレース難民もいました。

 

 最初から中止と分かっていればともかく、開催されるかも知れない…という希望も大きかっただけに、がっかり度の大きい人もたくさんいそうですね。