NHKの「所さん!大変ですよ」
29日のエピソードは「原因はコロナ!? シニアの健康がピンチ」
簡単にいうと、↓こういうことがありました。
新型コロナウィルス感染予防のため、"新しい生活様式"が定着
↓
外出しなくなったシニアの体幹筋量が大幅に低下!
実際に登場した例では、81歳の女性の方の体感筋量がおよそ8か月で約2kgも減った(10%減!)ということです。いや、筋量の低下ですから、「痩せて良かった!」という話ではないですよ。
運動不足…といえばそうなのですが、81歳ですから、コロナ前といえどもそんなに運動していたわけではないと思います。買い物を控えるとか、そういうことでしょうね。ほとんど、軽い歩行です。それでもこうなっちゃうのかと…。
加齢による筋肉量の低下を「サルコペニア」と言います。この番組のテーマも「サルコペニア予防!」でした。
まあ、加齢による…というか、加齢に伴う…ですね。このあたりは、<eA40lPlus!>の中で扱っている「劣化」と同じです。
決して加齢の影響で防ぎきれないというわけではなく、加齢とともに運動しなくなることで起こる現象です。
逆に、何歳になっても、きちんとした運動負荷をかければ筋量は増えます!この点は番組に登場した、「みんなで筋肉体操」でお馴染みの谷本道哉先生もおっしゃっていました。筋肉は、裏切らない!
ただ、谷本先生監修!?の筋トレはちょっとシニアには無理だったかも…。、「みんなで筋肉体操」は、やるものではなく、見て楽しむエンタメでもありますので。
さてさて、やらないことでの筋量減少は、お年寄りだけの問題ではありません。サルコペニアは「加齢による」とは限らず、誰でも起こります。
コロナ禍でトレーニング量(&生活上の運動量も)が大幅に減少しているランナーは、かなりこういったことが起こっている可能性があります。心肺機能の衰えだけではないのですよ。
・トレーニング量(運動量)の減少
→ 筋量減少・体脂肪増加
・走っていないので食事を減らす
→ うまくいけば体脂肪量の維持、減少
しくじれば筋量減少
・走っていないのに今まで通りに食べている
→ 体脂肪量の増加
こういうプラスマイナスで、体重自体は変わらないけど、筋量が減り、体脂肪が増えているということもあるかも知れませんね。