死ぬはずだった夜‐54‐
気になっていた事があった。
他の刑事もそう、
この人達みんな私の目を見ながら喋ってる
1つの嘘も見逃さないと
言わんばかりに視線を追ってる……
やっぱり
犯罪捜査のプロだ。
この人達は
わたしを見抜くのだろうか……
死ぬはずだった夜‐53‐
婦警と2人きりに……
「私は、刑事二課の高本美佳です。こっちに配属になってからあなたが始めての担当になるわ」
高本さんは刑事課に配属になる前は
白バイに乗っていたそうだ。
凜としてかっこいいお姉さん。
「今回は辛かったね。もう誰もいないからほんとの事言っていいんだよ?」
「……はい」
「……じゃあ聞くわ」
「……強姦されてない?」
私の目を真っすぐ見つめ
そう言った。
死ぬはずだった夜‐52‐
そのまま病院に残って事情聴取の予定だったが
現場検証に他の学生を立ち入らせないようお願いした
みんなは関係ない。
余計な心配をさせたくなかった。
そして私の元に
1人の婦警が呼ばれた。
他の刑事は同席せず
2人きりで話しをする事に。
警察の目的は……
強姦の有無。