クローバー(ノンフィクション小説) -72ページ目
見ると
日記のようだ……
そこには母の字と
もう1人違う人の字
交換日記?
読み進める内に相手は
男だという事が分かった。
……誰?
でも途中でその人は
自分が知っている人だと気付いた。
その人は……
母と同じ会社に勤めていた人。
既婚で子供もいた。
わたしにもよくしてくれていたし
わたしもその人の子供とは
仲が良かった。
まだ
小学3年生だった。
母の鏡台の前 で
化粧品を出して遊んでいた。
何気なく引き出しを開けると……
その中に赤い小さなメモ帳があるのが目について
見てはいけないと思いながらも
そのメモ帳を開いてしまった。
そして母への愛が……
憎しみに変わる。
そんな自分が
心を閉ざした日。
見てはいけないものを
見てしまった……
これがなければ
わたしの人生は……
違っていたかもしれない。

