エスカレート-11-
先輩達と寮へと向かった。
それと同時に
何とも言えない緊張感に襲われる。
先輩が
部屋のドアを開けた。
幸也が驚いた顔で
こっちを見ている……
そりゃそうだよね
一瞬だけ……
顔を睨んだ気がした。
そして異様な空気の中
先輩が口を開いた。
エスカレート-9-
1人にしないで下さい……」
「あたしを……幸也と2人きりに
させないで下さい……」
これは賭けだ。
先輩が間に入れば必ず幸也はこう言うだろう。
「2人で話しをさせて下さい」
と……
そうなれば確実に
報復してくるはずだ。
次は何が標的になるか分からない
これ以上……
もう自分には……
守れる自信がなかった。
だからこそ前以て
話しておく必要があった。