クローバー(ノンフィクション小説) -19ページ目

エスカレート-11-



夜勤明けに
先輩達と寮へと向かった。

それと同時に
何とも言えない緊張感に襲われる。


先輩が
部屋のドアを開けた。


幸也が驚いた顔で
こっちを見ている……

そりゃそうだよね



一瞬だけ……
顔を睨んだ気がした。



そして異様な空気の中
先輩が口を開いた。

エスカレート-10-



「分かった。」

「ありがとうございます。
お願いします……」


結局
先輩2人が間に入ってくれる事になった。



幸也は
何も知らずに待っている……


これで終わる。




だけど
そう
思えたのは……

一瞬だった。

エスカレート-9-



「お願いします あたしを
1人にしないで下さい……」

「あたしを……幸也と2人きりに
させないで下さい……」

これは賭けだ。
先輩が間に入れば必ず幸也はこう言うだろう。

「2人で話しをさせて下さい」
と……

そうなれば確実に
報復してくるはずだ。

次は何が標的になるか分からない
これ以上……
もう自分には……
守れる自信がなかった。



だからこそ前以て
話しておく必要があった。