クローバー(ノンフィクション小説) -21ページ目

エスカレート-5-


幸也が毎日仕事に行く以上
休む事など許されない……


体が……

辛い。


病院を出ると
必ず幸也がいて


一緒にいる間繰り返される言葉

「お前は最低な人間」


「お前は最悪な人間」






限界かもしれない……

エスカレート-4-


「幸也……あたし今、夜も眠れなくて仕事に影響しそうなんだ。だからあたしに寝る時間をもらえないかな?」

そう言うと幸也は笑ってこう言った。

「何言ってんだよ。俺だって毎日ちゃんと仕事してるんだぞ?俺もお前も平等なはずだ」


何故そこまでして
執着するのか……

もう理解できる範囲を越えていた。


でも……
確かに幸也はいつも作業服だ。

私も幸也も条件は同じ。




何も言えなかった……

エスカレート-3-


そんなやつれた姿を見て
周りが何も思わないわけがない。

「ちょっと最近疲れてるんじゃないの?」

先輩看護婦にそう言われ

「大丈夫です!少し寝不足なだけですから……」

そう答える自分……
休みはいらない。

休みの日が1番辛かった
ずっと一緒だから。


ただ……
私の仕事は絶対にミスが許されない現場だ。


少しでも解放してもらえるように
幸也に頼んでみる事にした。