クローバー(ノンフィクション小説) -183ページ目

堕落‐4‐


週末
私が実家に帰る事はなかった。


ホームシックになんかならない……


休日は朝から晩迄
丸1日何もやる事がない。

見よう見真似で釣りもやってみたが
性に合わずすぐに飽きた。

遂には暇すぎて海中を覗く金髪女…

仲のいい友達でもいれば
いいんだが
人と交わる事を意識的に
避けていた…


私は本当に


そうしたかったの
だろうか…


強がりな女は

傷つく事を極端に恐れる
弱くて儚い女でもあった。


その狭間で
苦しんでいた。

常に付き纏う霞んだ感情…




わたしは
誰?





堕落‐3‐


そのうち門限を過ぎても
寮に戻らないようになった。

9時には寮は施錠される

友達に頼んで開けてもらう。
そんな毎日


相変わらず
行くとこはない。


ただひたすら海を眺め
ボーッとするだけだった……

堕落‐2‐


夜になると
寮を抜け出すようになった。

足がないから港を散歩するしかないが…


煙草をふかしながら
ため息をつく




私は……何でここにいるんだろ