クローバー(ノンフィクション小説) -182ページ目

堕落‐7‐


でも……

紗耶とは決定的に違う所があった

紗耶には夢がある。




私に……
そんなものはなかった。

堕落‐6‐


隣に座り
紗耶に聞いた。

「何してるん?」

「ほんとは歌手になりたかったんだ……でも親が猛反対で。看護婦なんかなりたくない」


自分と同じ奴がいたんだ……

それから紗耶と
色んな話しをした。

紗耶は清純そうで
お嬢様といった感じの子

でも性格結構似てるんやな……

それと歌を
何曲か歌ってくれた。


紗耶の澄んだ声に
ただ純粋に
癒された……

堕落‐5‐


週末ほとんどの学生が帰る中
自分を含め5人位はいつも寮に残っていた。


ある夜、
いつも通り海を散歩していると
港に1人座り空を見上げる女がいた。


その子は同級生の紗耶(サヤ)。


近づくと歌声が……



とても澄んだ綺麗な声だった。