クローバー(ノンフィクション小説) -175ページ目
達也との事も忘れかけた頃
私は懲りもせず
毎日寮を抜け出していた。
何だろう……
自分の事なのに
まるで他人事のような
そんな感じ。
週末は紗耶と麻衣と
3人でぶらぶらして遊んだ。
気付いた事があって……
うちの学校は女ばかりの寮生
しかも看護婦の卵。
それを狙ってか
若い男達がやって来ていた。
その後も達也からはしつこい位電話がかかり
交際を迫られたが
居留守を使ったりしている内に
諦めたのか達也からの連絡は
減っていった。
やっと朝がきて始発の海上タクシーで
寮へと戻った。
何もなかったから
良かったものの……
紗耶と麻衣は
相当心配してくれていた。

