クローバー(ノンフィクション小説) -154ページ目
私が20歳
義之は18だった。
見るからに悪そうだったが
澄んだ瞳をしていた。
子供のように無邪気な笑顔……
義之は私を気に入ったのか
ずっとくっついて離れなかった。
それはまるで
母親に甘える子供のようだった……
とりあえず
暇だから遊ぶ事にした。
カラオケに行く
美貴も気に入った男がいたようだ。
私の隣には義之が座った。
義之は……
笑いが止まらないくらい
歌が下手だった。
明らかに
年下に見えた。
あどけない笑顔……
ふと見せる寂し気な顔……
この子も
自分と似てるんだろうな
何となく
そう思った。

