クローバー(ノンフィクション小説) -153ページ目
義之は小学生で
警察のブラックリストに載った。
あどけない顔からは
想像もできなかった……
万引きは当たり前、
バイクを盗んでは乗り回し
ガス欠になったら池に捨てる。
傷害、恐喝、薬物……
もちろん
仕事もしていなかった。
そんな話しを
当たり前のように笑って話す。
付き合ってから分かった事……
やはり義之は
かなり悪かったようだ。
団地に母親と姉、
弟の4人暮らしで母子家庭。
父親はヤクザだったらしい……
義之はほとんど父親の事を
覚えていない。
唯一覚えている事
顔に大きな傷があるって事だけ……
父親は相当悪かったらしく
刑務所にいると言っていた。
別れ際に連絡先を聞かれたので
寮の電話番号を教えて別れた。
その翌日
早速義之から電話
会いたい
好き
付き合って……
まだ何とも思ってなかったが
付き合う事にした。
ただ漠然と。

