クローバー(ノンフィクション小説) -151ページ目

義之の変化‐8‐


今度も土木関係。

中卒で馬鹿だから
義之は笑って言った。

仕事初日
義之は二輪ノーヘル、
赤のニッカポッカ姿で私の前に現れた。


「ルナちゃん! 俺頑張る」


そう言って爆音を鳴らしながら
仕事に行った。

いいんだよ何の仕事でも……

いいんだよ大丈夫

頑張れ

頑張れ……


そう義之に向けて
心の中で呟いた言葉は


自分に向けられた
言葉でもあった。

義之の変化‐7‐


義之は中卒で
仕事をしていた時期もあった。

土木関係の仕事。

しかしどれも長続きしない上に
給料前借りの常習……



私はまず
仕事を見つけるよう諭し



そして
義之は仕事を始めた。

義之の変化‐6‐


とりあえず
髪を短く切らせた。

あとは
店で買い物する時は
ちゃんとお金を出して買う事。

そのお金を手にするには
一生懸命仕事をする事。

人の物は盗らない。

自分がされて嫌な事はしない。

シンナーは2度としない。



実に当たり前な事を
義之に教えていった。