クローバー(ノンフィクション小説) -156ページ目

瞳の綺麗な少年‐5‐


急速に仲良くなり
寮を抜け出す時には
美貴を誘うようになった。

楽しかった




寂しさを
抱える者同士……


同じ傷を
持つ者同士……

瞳の綺麗な少年‐4‐


美貴は
私には素直だった。

私も初めて心開ける奴に
出会ったって思った。


裏切られるなんて
これっぽっちも思ってなかった。





裏切られるなんて


思ってなかったよ……

瞳の綺麗な少年‐3‐


美貴は厳格な親の元で育った。

容姿も可愛い

でもふと見せる寂し気な影が
自分と重なってみえた。

美貴は父親に
暴力を振るわれていた。

性的虐待も……
それが本当かどうかは
彼女しか知らない。

でもそれを聞いた時
無性に腹が立った。


こいつを守りたい


そう思ったんだ。