クローバー(ノンフィクション小説) -133ページ目

家出‐4‐


車のエンジンをかける……


さぁ
どこに行こう


帰る家もない


捜す当てもない……



僅かな希望を胸に
私は義之の元へ向かった。

家出‐3‐


「美貴さんは彼氏といなくなったそうだけど?」

「そうですか」


「その彼氏の事知ってるの?」

「はい 知ってます」


「どこで知り合ったのかなぁ?」

(まさか門限破ってナンパで知り合ったとか言えないだろ)

「知り合いの紹介だと聞いてます」


「どこに行ったか心当たりはないの?」

「今の所は…… でも!夏季講習申し込んでるんで!!来るかもしれないです」


この夏季講習に賭けていた。


きっと来てくれる
そう思ってた。

家出‐2‐


ぼーっとしたまま
学校に着いた。

深呼吸をして
職員室の中へ……


私は信じるって決めたんだ。

だから
自分の意志を貫く。

多分これから
色々聞かれるだろう


美貴が学校戻って
来れるように……




わたしが守る。