クローバー(ノンフィクション小説) -121ページ目

仲間‐7‐


自分より
遥かに勉強してるのに……

要は結果。

教官は結果でしか評価しない。

実習メンバーにコツを教えた。
勉強は大事だ
過程も大事だ
でもそれだけではダメ。

時に[要領]が必要になってくる。

看護目標、計画の立て方、
レポートの書き方、論文の書き方……



自分なりのやり方を教えた。

仲間‐6‐


成績はすぐに戻った。

汚い教科書でも
ボロボロの教科書でも……

実習もそつなくこなした。

ただ実習はチーム。
個人評価はもちろん
チームとしての評価も出てくる……

1人2人ずば抜けて評価が良くても
他がダメなら評価は下がる。 


今までならきっと
放っておくだろう……

でもどうにかしなきゃいけない




そう思う自分がいた。

仲間‐5‐


みんなと勉強して

みんなとご飯食べて

みんなとお風呂入って

みんなと屋上でタバコ吸って……


新鮮だった。


部屋に居ると
誰かしら訪ねてくるようになって
恋の話し、勉強の話し、人間関係……
みんな何かしら悩みを抱えていた。

いつの間にか私の部屋は
駆け込み寺的なものになっていった。

だけど必ず孤独の時間を作った。

わたしがわたしである為に


門限がきて点呼、掃除……
それが終わると1人抜け出す。

でもそれを告げ口する者は
誰一人いなかった。

車に乗り込み海へと向かう
何をするわけでもない
ただ海を眺めて 



自分を取り戻す……