仲間‐13‐
合格したいと願うようになっていた。
まず国試に出そうな問題をピックアップし
問題集を作った。
勉強が苦手な子には講義が終わった後に
自分が教壇に立ち解りやすく教えたりもした。
みんなは看護婦になるべく
看護学校に入学し
看護婦になるべく勉強している。
ただのテストならその場凌ぎでも構わない。
だけど本当に看護婦になりたいのなら
まず基礎中の基礎である
『解剖生理学』を習得すべきだと諭した。
疾患から入っても
基礎ができてなければ繋がらない。
どこにどの臓器があり、どのような働きをし、どのように体中の血液が流れ、神経が走るのか……
基礎を完璧にマスターしていれば応用が利く。
全てを網羅せずとも基礎ができていれば応用問題にも対応できるのではないかという持論だ。
人間形成も同じ……
生まれてすぐの赤ん坊が
歩けるわけがない。
少しずつ
少しずつ……
色んな事を学び吸収し成長していく。
みんなに教えながら1番その大切さを痛感していたのは……
自分だった。
仲間‐12‐
だるい、うざい、めんどくさい
何で
何でわたしが
何でわたしだけ……
居場所がない
死ねばいいのに
消えてなくなりたい……
わたしを構成するモノ
この世に生まれてきた事実1%
そして99%の自己否定。
そんな自分が
大嫌いだった。
仲間‐11‐
私には夢があった……
学校の先生になりたかったんだ。
勉強するのも
教えるのも好きだった。
でも
いつからか夢を諦めた……
誰のせいでもない
自分が選択した事だ。
戻りたくても
戻れない過去がある
その時じゃなきゃ
出来ない事だってある。
それを理解した上で……
色んな事を諦め
『 無 』になった。