新しいイチローのインタビューを読みました。
イチローの幅広く多面的な物の見方、寛容性
前例に囚われず「自分はどうなんだ」と考え続ける力に
いつも心を動かされます。
以前はイチローの「何かを感じようとする人間」について感入り、
オランダ在住ライター倉田直子さんの記事にもしていただきました。
https://ameblo.jp/ruminyankocl/entry-12548828864.html
今回のインタビューは
「勝たなきゃ意味がないなんて詭弁だ」イチローが考える“個”の重要性
とタイトルされており、私はすぐに興味を持ちました。
ちょうどこの記事⬇︎を書いた後だったので、
シンクロニシティーが起きた感じでした。
インタビューの中で
「野球は団体競技ですが、個人競技でもある。個人で結果を残せなかったら終わり。だから、個があって集団があると考えるのが自然です」
とおっしゃっています。
私はこの考えにとても共感します。
イチローがここで言っている
「個人での結果を残せなかったら終わり」
については、彼がいるプロの世界の話ということで
この言い方なのだろうと考えます。
この点は私の考えとは完全一致はしません。
ですが、
「個があって集団がある」
は賛同します。
オランダ留学中に体験したことは、
音楽院でもアマチュア楽団でも
奏者一人ひとりが、自立して演奏していたこと。
「私はこう考える」
ということを、演奏でも言葉でも表明していました。
なので、リハーサルは、特に音楽院では
「これで、本番大丈夫なの?」
という感じ。
具体的には、“何も固めない”
音楽的には練ったりアイディアを出したり、
合奏系だったら指揮者からのリードがありますが、
予定調和を作ることは一切しません。
そして、本番は活き活きと、よい演奏になるのです。
本番中も演奏家同士で生のコミュニケーションをとり続けています。
これは
「個があって集団がある」
の成果なのだと考えています。
個があり、自立して演奏することは、
個々人がソリスト級でないといけない、とは違います。
また、個を大切にすることは、集団をないがしろにすることではありません。
一人ひとりが「自分」を知り、観察し、認めることで
他人のことも受け入れることができる。
そして、個と個の違いの尊重と、その上での協力が
よりより集団の素になると、私は考えています。
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