先日開催されたMET(メトロポリタン美術館) ガラのテーマは「眠れる森の美女」でした。
ここでいう「眠れる森の美女」とは、長年衣装箱の中で眠り続けてきたMETが収蔵する貴重なドレスたちのこと。
それに先駆けたガラでは、今年も会場にやってくるセレブたちのドレスが見ものでした。
今回のハイライトはこちらだったと思います。
透けるベールの中にいばらのツルをあしらったドレスと枝。
手には薔薇を持って登場。
お食事の時はこのベールはとられたのでしょうね。
ガラの後、コスチュームインスティテュートではこのテーマで展示会が開催され、連日長蛇の列ができています。
週末は、METの会員は通常より1時間早く入場できるため、今朝、会員開場の9時ぴったりに美術館に行ってきました。
すでにたくさんの会員たちが裏口で列を作っており、今回のこの展示もすごい人気であることが感じられました。
長蛇の列ができる特別展はいつも気持ちがめげてしまい、近所だからまたいつでも来ることができる、そう思って油断しているうちに、展示が終わってしまうことがよくあります。
今回はぜひ見たいと思い、会員の特権を活用して行ってよかったです。
10時一般開場となるとすぐにものすごい列ができていました。
今回の「眠れる森の美女」、何が興味深いかというと、1700年代から実際に貴族たちが着ていたお洋服や帽子、バッグを展示するだけでなく、その服たちの「匂い」や手で触った触感までを蘇らせようという意欲的なものであることです。
キュレーターのAndrew Boltonがテーマに合うドレス250点選んで1700年代のドレスたちの香りまで実感してもらおうという試みはかつてないものでした。
何十年も手を通していなかったドレスたちからは、微かに防虫剤のナフタレンとドレスの持ち主が愛用していた古式ゆかしい時代の香水が混じったような匂いがします。
視覚だけではなく嗅覚にも訴えようとするその試み。
面白いなと思いました。
貴婦人たちが歩くときの衣擦れの音も再現したりしていました。
また、陸、海、空と自然界がベースになっており、Boltonは「自然はファッションの広義の比喩だ」と語っています。
ドレスたちには自然界のものが工夫を凝らしてあしらわれていて、調和やクロスオーバーな表現を感じられます。
イブサンローラン
ドレスのモチーフに花が使われるのは古今東西よくあること。
蝶や鳥なども理解できるモチーフです。
けれど黄金色の甲虫などが
リアルにドレスにあしらわれているのには
少し驚きました。
2016年のMETガラの様子です。
別ブログで主にファッションや旅のことなどを書いています。
気持ちがザワザワする時、真珠を身につけるとその漣が鎮まっていく気がします。
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