娘の人生を変えた救世主のようなアウター | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

 

多感な思春期

自分軸なんてあってないも同然

相当にグラグラし

折れそうになる。

 

そんな経験はみんな少なからず経験があるのでは。

わたしもあったし娘にもありました。

 

 

 

 

 

アメリカでは14歳前後を魔の14歳と言います。

日本の中2、アメリカでは7年生あたりです。

 

 

娘の中学時代も

自分が好きになれず

見ていられないほど

大変だったときがありました。

 

 

家では自分の部屋に引きこもって

食事も一人で部屋でしたいと言っていた時代でした。

 

このままどうなってしまうんだろう。

本当に心配でした。

 

彼女は自信のなさを

外に発散させられず、

内に内に溜め込んでしまうのでした。

 

その頃は友だち難民でした。

 

 

それでいよいよ抱えすぎてしまい

まだクラスで一、二人しか

持ってなかったi phoneを

ほしいと言い出しました。

 
また、学年では一人、二人しか
着ていなかった
バーバリーのトレンチコートも
ほしがったのです。
 
思春期でホルモン怒濤のころです。
 
で、わたしたちはどうしたかというと。
どっちも買い与えました。

 

 

 

今の時期はスリーブストラップをキュッと閉めて

袖をひじ近くまでタクシあげて着る。

 

 

 

 

 

高価なものをほしいと思うのは
一時的なことだとわかっていたからです。
 
 
モノで少しでも自信がつくなら
いいじゃないと。
 

 

 

自分に自信が持てるようになるには

きっかけが必要だから。

 
モノ頼みしてみようじゃないと思ったのです。
 
他の親御さんたちに
「そんなものを買い与えてどういうつもり?」
と悪く言われても知ったことじゃない。
 
 
 
それぐらい娘が心配だったし
まさにワラにもモノにもすがりたい気持ちだったのです。
買ったのはバーバリーのブリットという
若干お値段お安めのジュニアトレンチでした。
 
 
 
13年前思春期でグラグラだった娘に買った
バーバリーのトレンチコート
取り外し可能のライニング付き
揮発加工がしてあり
しかも表面の光沢感がさすがという感じでした。
 
 
当時は娘の全てのアウターに
ネームタグをつけていました。
 
 
 
 

こんなエピソードがありました。

 

 

冬にしては暖かい一月のある日

ある男子校との合同ボランティア活動の日

娘はそのトレンチコートを着て男子校に行ったのです。

 

自分に自信のない娘はその日もお休みを決め込んでいました。

その日も、というのはその前日も

学校をお休みしていました。

 

親しい友人にとても大変なことがあったのです。

 

このまま不登校になったらどうしよう。

わたしの心配は爆発しそうでした。

 

 

この日、登校できなければ、

雪崩式にその次の日も学校に行かないことになる。

 

 

この日、わたしは絶対お休みしてほしくなくて必死でした。

 

 

娘がトレンチコートに

自分の自信のなさを包み込み

ちゃんとその男子校の中に入るまで

見届けないと心配でした。

 

だから、その学校の角まで

なだめながら車でお見送りをしました。

 

車から下りて歩いて行く後ろ姿は

涙が出そうになるほどはかない感じでした。

 

が、とりあえず学校の中に入って行く彼女を見届けて帰宅したのです。

 

13年一貫教育の女子校に通っていた娘です。

ちゃんと男の子たちとうまくやっているのか。

 

そんな心配はありましたがとりあえず行ってくれたことでほっとしました。

 

 

が、帰宅した娘の顔は、思いのほか明るかったのです。

 

「たくさんの男の子たちが話しかけて来てくれて楽しかったよ」

と。

 

 

後で他のママ友に聞いたのですが

その年、外部から娘の学校に

入学してきた女の子たちが

娘の学年でもっともかわいい子を選んだそうです。

 

 

そのナンバーワンが娘だったそうで

それが男子校の生徒たちに伝わり

一体どんな女の子なんだろうと

男子たちは興味津々だったそうなのです。

 

(といっても娘いわく、それは外見がかわいいからではなく、自分は一番みんなにナイスだったというだけだよ、と)

 

でも、それがきっかけになり

たくさんの男ともだちができ

(その多くとは今も仲良しです)

 

 

男の子たちに誉められる機会が増え

それで徐々に娘の自信のなさが消えていったのです。

 

 

そしてまもなくハイブランドの服は

全然必要がなくなりました。

 

 

 

 

男性のみなさん、

あなたの褒め言葉で

女性をどん底から救うこともできれば音譜

 

他愛のない言葉で

奈落の底に突き落とすこともできるんです。あせる

 

特に10代のうちは

心無い小さな一言が

大きくだれかを傷つけることもあります。

 

 

が、反対に自信を持たせてくれることもあるのです。

 

 

 

それからも娘はそのトレンチコートを

汚れでべとべとになるほど着倒しました。

 

 

今は逆に安いものしか

基本的に袖を通さなくなったので

着る機会はあまりありません。

 

 

それでも辛かった時代

自分の「自信」のなさをカバーしてくれた

救世主のようなコートは今でも大切にしています。

 

 

服って、たかが服

 

でもされど服

 

みなさんには、いっしょに自分のインセキュリティと闘ってくれた一着、ありますか?

 

 

!トレンチコートは過去50年にわたって男性ウケNo.1アウターです。

 

 

 

Rish NY 3月8日(金)発売】

20万、30万するトレンチを買わなくても

かなり近いクオリティの優れものを見つけてきました!

 

 

 

ポルトガル発トレンチコート

お値段以上の仕立てと素材の良さが自慢

オリジナルのトレンチコートの

ディテール搭載

 

 

ダブルブレストのトレンチコートは

衿も大きく着こなしが意外に難しい。

その点、こちらは

開けても閉じてもさまになる

着こなしやすいコートです。

 

 

 

素材感が最高です。ぱりっとハリとツヤ感あり。

 

 

 

 

 

オリジナルのトレンチコートのディテールを備えています。

 

 

①肩にはエポレット

もともとは水筒や双眼鏡のベルト通しの役目をしていた

 

 

 

②首元に鍵フック

雨風を防ぐために襟を立たせたとき

しっかりと喉元を留めるための

金属製のかぎ。

 

 

 

②ガンフラッパー

かつて射撃の際銃の振動を受け止め心臓を守るレイヤーの名残

 

 

③アンブレラヨーク
雨が降りかかる背上部のヨークは、

ケープ状に設計される。

動きを妨げないように

末端は縫い付けていない。

肩から背中にかけて二重構造になった布部分。
雨がひどくても水が浸透しにくい工夫

 

 

 

 

シンプルで洗練されたトレンチコート、

お色は着こなしやすいキャメルベージュ

 

④スリーブストラップ
風雨が強いときに袖口を締めて防ぐとともに、

腕の動きで袖がまくり上がらないよう

取り付けられたバックルを装着した袖ベルト。

 

 

⑤ストームポケット
内部に雨が入らないよう

ボタン留め式の雨ぶた付き。

 

 

 

!別ブログで主にファッションのこと、プライベートなことなどを書いています。

この季節寒暖の差が激しくて着るものに苦労しますよね。

簡単な乗り切り方があります。

 

 

 

 

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