60年代NY社交界の女たちの裏切りドラマ | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

「ジェフがパンデミック中に亡くなっていたよ」

と、夫が突然驚きを隠せないように言いました。

 

 

 

ジェフは、CBSネットワーク創設者の

ウィリアム・ペイリーの息子さんでした。

 

 

娘が13年通った学校の

同級生のお父様として

子供たちが小さい頃は

ご夫妻と一緒に

カーライルホテルにジャズを

聴きに行ったりしていました。

 

 

と言っても、

彼らのお嬢さんは中学から

別の学校に行ってしまったので

もう15年以上

お会いしていません。

 

けれど、不思議なもので

数ブロック先に住んでいた彼が

もういないんだと思うと

突然寂しさが襲ってきました。

 

彼の笑顔や声が

今も鮮明に思い浮かびます。

 

 

 

ジェフは厳密にいうと

ウィリアム・ペイリーが

最初の妻と一緒に

親族からアドプトした

お子さんだったようです。

 

 

お子さんといっても

わたしたちが出会った20年前

彼はすでに50代を過ぎていたはず。

 

 

お母様が生前お住まいだった

パークアベニューの邸宅と言っていい

500平米のアパートを

相続してお住まいでした。

 

 

そこにお邪魔すると

”社交界”の人が住む場所を

垣間見せていただいた気がしたものでした。

 

 

 

彼の父親の

ウィリアム・ペイリーの2度目の妻は

今や死語”ニューヨーク社交界”の

1950〜60年代に中心的な存在だった

ベイブ・ペイリーです。

 

 

ボストンの名門クッシング三姉妹の一人ベイブ。

当時アメリカで一番パワフルだった

CBSネットワークの創設者ペイリーと結婚。

 

 

時はアメリカが若くて元気だった年代、

舞台の中心はもちろんニューヨーク、

 

 

クリスチャン・ディールや

若きジバンシーが

エレガンスの真髄を

ファッションで具現化し、

再びカムバックしたココ・シャネルに

ジャッキー・ケネディをはじめとする

女性たちが傾倒した時代。

 

 

その時代、社交界の作家、

トルーマン・カポーティに

スワンと呼ばれた女性たちがいて

ベイブはその中心的な存在でした。

 

 

スワンたちはそれぞれに

パワフルでお金持ちの夫を持ち

夫らのエゴを満足させるべく

美しく、優雅で、聡明、

トロフィーワイフに相応しい女たちでした。

 

 

 

こう書くと今の時代

「ふるっ」という声が聞こえてきそうです。

 

 

今のZ世代なら

パートナーにおんぶに抱っこで

幸せにしてもらおうと考える女性は

まずいないでしょうから。

 

 

いたとしてもニューヨークでは

かなりの少数派でしょう。

 

 

 

 

けれど時はまだまだ

女性はお飾りだった時代。

 

 

その時代、彼女たちのお仕事といえば

きれいに着飾って

ランチやディナーパーティで

ひらひらと美しく舞う蝶を演じること。

 

 

日本で例えるなら

銀座の高級クラブのママたちの

お役目を果たしていた

といえばわかりやすいかも。

 

 

 

上述のベイブ・ペイリー、スリム・キース、

CZ ゲスト、そして

ジャッキーの妹リー・ラドジヴィル。

 

 

スリム・キース

4人のスワンの中では唯一

かなり貧しい家庭環境から

玉の輿に乗った女性

 

 

CZ ゲスト

最後までカポーティと関係を続けた

唯一の女性

 

 

 

 

この4人とトルーマン・カポーティの関係が

この度、HULUより

Feud:Capote vs The Swans

というミニシリーズのドラマとして

公開されました。

 

今ニューヨークでは、

バスの壁面などに大きく宣伝が出ています。

 

有名女優さんが目白押しキャスト

でも、古色蒼然とした

このドラマかなりドロドロしていそうです。

視聴率はどうでしょうね。

 

 

 

 
 
 
 

 

 

 

 

ベイブ役はナオミ・ワット

 

 

スリム・キース役のダイアン・レイン

 

 

CZゲスト役のクロエ・ゼヴィニー

 

 

リー・ラドジヴィル役のカリスタ・フロックハート
 
 

 

 

アン・ウッドワード役のデミー・ムーア
 
 
実はわたし、アン・ウッドワードは
知らなかったのですが、
夫の射殺自殺事件の犯人として
物議を醸し出した人物だったようです。
 
 
 
当時のニューヨーク社交界に君臨した
ファッションアイコンであり
ソーシャライト(これも死語)だった彼女たち
 
このドラマでは
比類なき美しさの裏側に潜む
スキャンダラスな部分を
表に曝け出すことで
NY社交界から締め出された
トルーマン・カポーティと
スワンたちの確執を描いています。
 
 
お話はかなりドロドロ暗そうですが
そこは韓ドラで慣れています🤣
 
 
少なくとも60年代の
彼女たちのお金に糸目をつけない
ファッションは見ものかも。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
日本でも放映されるなら。
ぜひ!
 
 
大昔にベイブ・ペイリー三姉妹について
書いています。
 
かなり古い感じですが
よろしければ歴史だと思って
ご覧くださいませ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

!別ブログで主にファッションのこと、プライベートなことなどを書いています。

よろしければこちらもお立ち寄りください。

 

 
 

 

 

【 Rish NY1月31日正午ご予約開始 】

本当にたくさんの方にお買い上げいただきました。

LOVE オープンリング

各サイズご用意できます!

こちらの販売はこれが最後となります。

お届けは5月予定

 

いつも大好評をいただいております

LOVEリング、

今回の受注がこのお値段では

最後の受注となります。

 

5年前1年がかりで三つの工房と交渉し、

やっと出来上がった

ハイクオリティのリングです。

 

アルファベットや真珠の珠の大きさに

1ミリ単位でこだわって作りました。

 

 

 

 

 

 

 

手元を見るたびにLOVEの字が

目に飛び込んできて

大きな見えない存在(愛)に

守られていると再確認できる

リングに仕上がりました。

 

 

 

【 Rish NY2月2日正午発売 】

どちらも1点ものです。

黒のフード付きダックダウンはサイズS

めちゃくちゃ軽いです。

発売初日は5%引き!

ボタンの前立て部分が
カーブしているこだわり
 
 
 
 
 
 
ウール100%手縫の地厚たっぷり
ダブルフェイスのラップコートはM

 絶妙なお色で暖かいけれど

春先に重さを感じさせないコート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

    

だれも書かない★ニューヨーク1%未満★