ジェンダーの話についていけなかった娘との会話 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

昨日、久しぶりに娘がうちに

遊びに来てくれました。

 

 

 

 

 

 アッパーイーストで一番美味しいベーグルのお店の前で
ここのベーグルは本当に美味しいです。
朝早くから毎日長蛇の列
83丁目&Lexington Ave
 
 
 
 
 
 

 

彼女のオフィスはSOHOですが

昨日は月に一度のミーティングが

パークアベニューの70丁目代であり

うちに近いため終わった後

必ず寄ってくれるのです。

 

 

目的はわたしが作る日本食。

昨日は鯖の味噌煮やしゃぶしゃぶを作りました。

彼女の大好物なんです。

 

 

 

さて、食事の後、いつものように

小さな家族3人で

夫とわたし二人だけの時は絶対に出ない

濃い話題で会話が白熱しました。

 

 

 

 

 

 

今回の話題はこんな感じで始まりました。

 

 

娘の週末はブルックリンのブッシュウィック&

リッジウッドが舞台となります。

 

 

特にリッジウッドの墓地と沼地の裏に

とってもいいDJが集まるクラブがあって

毎週末のようにそこに行くのが習慣です。

 

 

そんなクラブに一体どんな人が来るの?

って思うでしょう?

 

 

はい、トランスジェンダーや

ジェンダーフルイド、

LGBTQの人もかなり多いみたいです。

 

 

さらには、先週話しかけられて

親しくなった

超がつくイケメンの話になりました。

 

 

「きみ、KーPOPのスターみたいだね。

ボクKーPOPが大好きなんだ」

と、話しかけてきてくれた人がいて

ブルーアイの30代の美青年。

 

 

インスタグラムを見せてもらったら

未成年みたいに若い

美しい男の子と

ラブラブの写真とかが掲載されていたそうです。

 

 

何者?

と思う間もなく次を見ると。

 

 

なんとこれからオペに臨むドクターの

格好をしている写真が。。。

 

美しい目以外はマスクで隠されているけれど

どう見ても彼そのもの。

 

 

聞いてみるとその人は、

ニューヨークが誇る大病院

NYUの麻酔科の医師なんだそう。

 

 

 

 

でも、今時って多いんですよ。

こういうリッジウッドみたいな

昔風にいうとヒッピーが集まる場所に

やってくる人が。。。

実は昼間の顔は

ドクターや弁護士だったりするケース。

 

 

 

 

そういえば、

現在のゴールドマンサックスのCEOは

週末はDJの顔を持つことで有名です。

 

 

娘がその人と気軽に話していて

彼が言ったそうです。

 

わたし? ノンバイナリーよ

 

 

 

 

みなさんはノンバイナリーって言葉

聞いたことありますか?

 

 

わたしがちょっと不思議そうな顔をしていると

夫がわたしに聞きました。

「るみ、意味わかる?」

 

わたしは咄嗟に答えました。

「うん、わかるよ」

 

 

「どういう意味だと思う?」

と夫が聞き返してきました。

 

「つまりバイセクシャルって意味でしょ?」

とわたしが答えると

「似てるけど、違うんだよ」

と夫がいい、娘がくすくすと笑いました。

 

 

ノンバイナリーとは。。。

 

 

ノンバイナリージェンダーとは、

自分の性自認

(体の性ではなく自分で認識している性)が

男性・女性という性別の

どちらにもはっきりと当てはまらない、

または当てはめたくない、

と感じている人たちのこと。

 

「第三の性」「クィア」とも

呼ばれる人たちです。

  

 

 

有名人では

2021年宇多田ヒカルさんが、

自身のインスタグラムのライブ配信で、

自身の性表現に「男性」「女性」という

2種類の枠組みを当てはめない

「ノンバイナリー」だと告白されました。

 

 

ノンバイナリーとはつまり

男性・女性どちらにも当てはまらない、

または当てはめられることに

違和感を感じる人のこと。

 

 

なんかわかるようなわからないような。

 

娘が親しくなったドクターは

ノンバイナリーだけど

セクシャルなパートナーは男

ということのようです。

 

 

そういえば、

娘の高校時代の親友のボーイフレンドは

大学に入学した途端

女装に目覚め、娘の親友に

メイクの仕方を教えてほしいとか

女性用の服を買いたいから

ブティックに連れて行って欲しいと

言い始めたそうです。

 

高校時代はよくうちにもきていたので

鮮明に覚えていますが、

どちらかというと可愛い男の子

という感じだったけれど

女装が好きという感じはしませんでした。

 

娘の親友は急激な彼の変化についていけず

結局別れてしまったのですが

今でも友だちとしては仲良しだそう。

 

その彼の最近の写真を見せてもらって

びっくりしました。

 

どう見ても女の子にしか見えない!

 

でも、彼が付き合いたいのは

依然女の子なのだそう。

 

 

娘がいいます。

「最近、わたしの周囲で

ノンバイナリーが増えた気がする」

 

わたしは思いました。

「今までもいたんだと思うけれど

やっと正直な気持ちを言える環境が整って

カミングアウトする人が

増えたという意味じゃない?」

 

 

 

 

もしこれを読んでくださっている方の中に

社会のプレッシャーがあって

どうしても女装できないでいたけれど

女物の服を着たくて仕方がない男性の方

 

または男装したくて仕方がない女性の方

 

それが許されない環境にいる方も

多いと思いますが、

同じような仲間が集まる場所や

そういう人たちを

受け入れてくれる場所を探して

出掛けてみてはどうでしょう。

 

 

 

ところで。。。

 

 

この日の話題はこのノンバイナリーに加え

もう一つありました。

 

 

今、ニューヨークで話題になっている

「重婚」です。

 

これについてはまたいつか。。。

 

 

 

 

 

!別ブログで主にファッションのこと、プライベートなことなどを書いています。

よろしければこちらもお立ち寄りください。

憧れの方と400年の歴史を誇るレストランの

ニューヨーク店に行ってきました。

 

 

 

 

 

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手元を見るたびにLOVEの字が

目に飛び込んできて

ふと温かい気持ちになれます。

 

たまには、対面して見る人を意識して

LOVEの字が相手に見えるようにすると

このリングを見てくれた人と

ちょっとした会話が始まったりして。

 

 

 

 

 

 

    

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