今年度が岐阜県の中3受験生に
国語(オンラインなので文法、古文漢文、作文)を指導しています。
作文は早めに対策したくて
さっそく入試問題から引用して練習してみました!
「あなたの意見を書きなさい」は立場をはっきりさせる
たとえば、岐阜県2019年国語の問題では、手紙について
①なるべく手書きにすべきか
②手書きにこだわらないべきか
について、あなたの意見を書きなさい、というもの。
この設問において、たとえば
「なるべく手書きがよいが、
(時間がなかったり、障がいがあって)書けない人は
手書きじゃなくてもいいと思う」
という意見の主張だと
①②どちらの立場なのかがわかりづらくなります。
②書けない人に配慮するなら
「手書きにこだわらないようにすべき」にしないといけません。
でも、作文をいきなり書こうとすると
こんな主張になりやすいんですよね…
立場をはっきりさせてから作文するためには?
ぼんやり考えていきなり作文を始めると
内容もぼやけることが多いので
この設問に関しては
・立場を比べて、それぞれの主張を箇条書きする
・どちらが作文しやすいかを見極めてから作文を書き出す
という練習が必要になります。
などを箇条書きにしてみましょう。
片方の立場の主張がわからない…というときは
たとえば
「②手書きにこだわらないようにすべきって…
どうすればいいんだろう…」
と手が止まってしまうようなら
迷わず①の箇条書きが終わった時点で
作文を始めればいいですよ!
①②の意見のどちらを選んだからといって
点数が変わるわけではなく、
入試作文はあくまで
「論理的な主張ができるかどうか」です。
(岐阜県の入試問題を見る限り
作文にかけられる時間は10分程度になりそうです)
国語の入試対策も侮らずにやりましょう
入試対策というと
どうしても英数に偏りがちなのですが
国語の作文・記述問題も
実力養成には時間がかかります。
月1回、2回でもいいので
作文にぜひ取り組んでみてください!