高校入試に関して
重い生理痛などに苦しむ受験生への配慮は
都道府県ごとに異なっていましたが
ようやくここまできて
国から通知がありました。
「痛み等の症状に、個人差がある」ことが理解されてきた
ヤフーコメント欄を見ると
「このような配慮がなされる時代になってよかった」
と肯定的な意見が多くて少し安心しました。
私自身もひどい生理痛で
意識を失いそうになったレベルが人生で3回あります。
そのときはもう、
「痛い」なんてレベルではなくて
お腹が痛いのはもちろん
頭も痛くて(孫悟空の輪っかで締め付けられてる感じ)
冷や汗も出て、とにかくなにも考えられず
必死に耐えるしかない…という状況です。
よほど救急車呼んでもらおうかと思いましたが
「鎮痛剤打たれて自宅に帰らされるだけ」ときいて
騒動を起こすだけなのであきらめました
男性にわかりやすく言えば
「胃腸風邪というより、ノロウイルスに感染したレベル」
ってところでしょうか
教育現場に女性がいることの安心感
通知が出されて
これから未対応の都道府県は対応していかなければなりませんが
おそらく
「追試験を受験する場合は、●日●時までに、学校長を通じて高校側へ連絡する」
「医師の証明が必要」
という旨があると思われるので
保護者と学校現場がそれに対応する必要があります。
事前に中学校側へ相談しておき
もし当日発生してしまった場合には
中学校に対応してもらうのがよいですね。
「担任も学年主任も校長もすべて男性」
というケースなら
養護教諭や過去の担任など「女性」教師に相談してもよいと思います。
そう考えると
教育現場に女性もいるという安心感は
必要不可欠なんだろうと感じますね。
以前、塾講師をしていたときに
女子生徒が重い生理痛で倒れてしまったことがありました。
たまたま、女性の私が対応できたからよかったものの
大学生の男性講師では対応ができなかったと思います。
でも、塾という場所は
男性講師が多く
なかなか月経痛に関しては言い出せないのではないでしょうか?
(もともと痛かったら休めばいいですが
塾に来て体調不良になった場合)
塾などの教育現場にも
女性講師がいたり
男性の塾長にも言い出せる環境づくりが求められる時代かもしれません。
「女性だけが対象でいいのか」問題
コメント欄を見ていると、一方で
「男女関わらず、精神的障がいを抱える人はいる」
という意見もありました。
精神的障がいに対しても
周知が広まることで、何らかの対応がなされるかもしれませんね。
「追試験が受けられるなら、その分試験日が伸びて、女子だけラッキーなのでは?」
という点が心配されているのかもしれませんが
・事前に(相談段階で)医師の診断書を得ておき、願書提出時に添付する
・当日発生してしまった場合に、追加の診断書を出してもらう
などの対応を重ねれば
不公平だとは言えないと思います。
男性にはわからないかもしれませんが
中学生高校生が「婦人科を受診する、相談する」ということ自体
今はまだハードルがとても高いので
「ズルしてる」という考え方にはならないと思います。
このような「実際にどう対応するのか」という点には
今後、各都道府県の対応を見ていく必要がありますね。
入試本番まで時間がない中で
教育委員会の皆様、学校現場の先生方、そして保護者の皆様は
大変なご苦労かと察しますが
苦しむ女子生徒に配慮される制度が整うことを
願っています。