リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~ -34ページ目

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 どうやらジングルベル流れる街の声は牝馬が2年振りに単勝1番人気に推挙されるようである。これこそ、「FS」不要論を証左するものでは無いのだろうか。ミスエルテの時にも話に出た「もし牝馬が30何年か振りに制したら最優秀2歳牝馬の行先はどこになるのか?」
 まぁ協議で決める訳ではなく記者の札入(ふだいれ)で決めるのだから、当然、グランアレグリアに票は入るだろう。すると、G1になってもインパクトが脆弱であった「ホープフルS」1着馬と「FS」2着馬との比較になるから、そこに初めての決着シナリオが見え隠れもする。
 既述のミスエルテはFrankel産駒の勢いに推された感もあるから牡馬との初めての戦いで勝てる訳もなかったように4着惨敗。事後には馬体重が減り続いていたことが持ち出される事になる。同馬には、その後の加算歴は1度も刻めなかった。減っても早熟なのか?


 デビューからの馬体重の増加が主たる成長力と因果が有るか否かは知らないが、今年の重賞覇者の殆どが、2ケタプラス体重となっている事実もある。
 プラス12キロで「東スポ杯」で重賞連覇したニシノデイジーは人気が8番目だったのでフロック視の可能性もあるが、それでも重賞2勝ハービンジャー産駒である。マスコミの見抜きが脆弱であっただけの話かもしれない。
 北海道シリーズデビューで「札幌」「東京」と重賞連覇とすれば、新馬勝歴と2着歴の違いはあれど芝18の戦歴しか所持していない点の共有も含めて2012年コディーノ(藤沢和)に近似の存在である。戦歴解析であるから、サンプルの方がレコード歴であっただのの計時でアドヴァンテージなんぞは関係ないはず。
 しかし、毎年、出世レースと言われる「東スポ杯」でもアカン年もあるのかもしれないのは、「阪神JF」で「アルテミス」組が連対出来なかった事が物語っているようにも見える。
 単純な評価能力比較を持ち出すのは邪道であるが、グランアレグリアの「SARC」での評価が108となっており、これに4を足すのが牡馬との比較になるとすると、数値は112になる。2着のドゴールが103だから、昨年と同じ事は出来ないだろう。ちなみに同じ東京マイルの「富士S」のロジクライが113である。


 単純な不安点と言えば、展開やラップなどの解釈は知らないがグランアレグリアのデビュー戦が同じ東京マイルで1分33秒6で重賞では1分34秒0であった点。現時点で2歳の計時は、同馬の新馬が最速ではあるが負けたシェーングランツの「アルテミス」は1分33秒7であった。
 結局、人気馬推しのような記事になってしまったが、まぁ、そういう事になるがシェーングランツの凡走が再現される可能性も無きにしも有らずでダンゴを打つ事になりそうである。

 

 「阪神JF」は、炎十番でのエントリー馬ダノンファンタジーが、(祝)加算歴を利して起用された。今年は、これだけがポインテッドになるのだろう。秋のエントリーは「SS」直前なので、同馬は、デビュー戦を「日本ダービー」の翌週に2着に負けて休養に入って9月の阪神マイルの未勝利を勝ったところの段階であった。休養明けでも6割の支持率を持っていたので、それなりのインパクトがあったのだろう。たまたま偶然の選定の結果である。この戦歴が出て来ると、レース全体が平穏になる結果が4回も続いているから、面白みは無い。単純出目は、その通りであったが、揃目想定は無かった。
 さて、それと開催回数を共有するのが今週の「FS」になる訳だが、昨年は「SARC」の連対馬が並行移動したもので、今年は牝馬が「SARC」を1着加算したので、その勢いのまま、こちらに出走する予定となっている。30何年かぶりかの牝馬による制覇は、既に話題にもなっているようだが、そんなフェイクに騙される訳には行かない。しかし、牝馬が自由に出入りできるこの体制は如何なもんだろうか。個人的には「朝日」毎、廃止してもらうか、新しい2歳スプリントG1でも新設して欲しいものである。
 さて、具体的な雑感だが、出走馬には阪神マイル加算馬は存在しない。唯一が2着歴のディープダンバーである。別にコース経験馬が、優遇される訳ではないが、その有無は利用可能である。だから、(外)タニノミッションがG1連闘に臨む訳でも無いだろう。3勝馬は2頭で、共に無敗の3連覇馬である。片翼のファンタジストが2歳賞金ランキングのトップだが、同馬には単勝1番人気歴を持っていない。だから必ず1着起用性から弾かれる訳ではない。

 残念ながら特別登録馬には侵略者いやアントリューズは存在しない。ここの段階で、「ベゴニア賞」隔年の法則は途切れる訳だ。
 阪神でも、例の如くノーザンファーム生産馬が上位独占となったが、登録馬全頭が出走可能になる、ここにはアドマイヤマースなど3頭しか存在しない。内サンデー所属馬がグランアレグリアケイデンスコールの2頭である。社台F生産馬はいない。当然、マイルしか走っていないのもいるし、マイルなんぞ、走った事が無いスペックも存在する。

 




 過去3年間、一般戦で施行されていた阪神芝20戦の条件戦が特別戦となって帰って来たが、その施行日は「3日目(全9日)」である。今年の「日本ダービー」の炎でエントリーしたシャルドネゴールドは、この平場条件を加算したスペックであった訳だが、実際に「菊花賞」で走ったのは*3着同枠の1着馬ではなく、2着現物のエタリオウの方であった。ここには未勝利馬まで参戦しているが、それでも出走頭数は8頭だけである。(旧)ラジオNIKKEI杯2歳Sが、京都に移った為に、逆に注目すべき阪神芝20戦での2歳実績である。

 となれば、狙いは社台系のアルクス、つまり明け3歳時にはルメールに手綱を戻して戦う想定で狙うべきなのだろうが、現状の集票は牝馬エールヴォアのようである。この時期の人気は重要だが、狙いは、騎乗停止待ちの武豊騎乗のブラヴァス中心に組む予定。馬主は気に入らない点には変わりない。条件戦如きで親子制覇など話題にならんだろうが。
 しかしアルテミス3着の牝馬が、ここで牡馬を蹴散らしておけば、翌日のG1でのシェーングランツビーチサンバの株は当然上がって来るだろう。後は、その必要性の有無だけの話である。併せて単勝6番人気の1着馬と同枠で代枠に獲られた形になった単勝1番人気を裏切った900万組のグレイシアの集票力への波及もあるやもしれない。



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 「阪神JF」が(国際)となったのが2010年、8年前の出来事で、それまでの3年はJpnという半端なグレ-ドを収束し、(父)トールポピー、ブエナビスタ、アパパネの3頭に任せた。これらの3頭は、最優秀2歳牝馬の勲章だけでなく、3歳クラシック空間でも、息絶えずに、しかし、それぞれ特有の起用性を付与されていた。3頭の共有は3歳牝馬頂上戦である「オークス」で機能した点。それでも、新装記念で起用されながら幕引役となった(父)ウオッカ「日本ダービー」制覇とは対極的なものである。しかしながら、同馬もブエナビスタも「ジャパンカップ」を最後の加算歴とした点を共有するのである。
 そう言う意味では、重要なJpn戦歴は(父)トールポピーという事になるし、同馬の父が○外開放を機に11億5000万への賞金増額を果たした「第68回日本ダービー」の幕を開けたジャングルポケットである事に意味があるのかもしないが、同馬の頭文字がJPである事には興味は無い。
 (国際)化とは、同時に(呼称的には)グレード回復でもある訳だが、それ以降の最優秀2歳牝馬の息切れが速い状況が続いているという現状をどう見るかである。既に直近の2頭しか、競馬番組には残存していない状態で迎える当該G1競走という事になる。
 ここ数年、「アルテミスS」連対馬が特権を維持し、今年も1着馬シェーングランツ武豊を背に票集めの主役を演ずる訳だが、藤沢-豊ラインで重賞制覇なんざ、ダンスインザムード以来の椿事である。
 しかし、単純に過去を見てみると、新馬戦を負けた戦歴の起用は記憶も薄いショウナンアデラ(2014)で同馬は条件加算歴を持つ勢力である900万馬であった。その前は(国際)になる前の話になる。しかも、ボリュームは、夏の新馬戦勝歴が通常の起用セオリーである。
 これが援用されると仮定すると、1着候補は単純に7頭に絞られるし、牝馬限定を外すとさらに2頭を斬り取れる。すると、具体的に候補は、複数頭数を出す予定の陣営から起用されることになるのである。
 後は、どの戦歴とどの戦歴が3頭枠に組まれるかなどのゲート番配当によって選別する事になる。残るが来年リステッドになる今年(国際)化した2歳op勝歴馬の扱いになる訳だが、具体的にはクロノジェネシスという秋季競馬番組で生成されたニュータイプになるが、ここだけを回収させるという前提(つまり、起用後、早々に故障のパターンなど)では、マイル歴も無いし、相応ではあるが、厩舎実績が不足(重賞未勝利)している点や、種牡馬のBagoの仔が脆弱(今回、産駒重賞初出走)なのが気になるところ。
 まぁ、それでも、アーモンドアイに持って行かれる来年の話題性も、海外レースの馬券も売れる現行競馬では、新しいヒロインが入れ替わり立ち替わりで凌ぐ事が出来る新しいルールも範疇のエリア内である。

 単純出目の話はしないつもりだったが、強いて目玉だけ書いておくと7枠である。ここのあの戦歴が同枠配置になれば、最低▲は奢れる可能性となる。



 

 雑感と題したが、それ程の事は書かないし書けない。来週にもW登録しているタニノミッション。「SARC」を制した現在2歳牝馬の賞金女王であるグランアレグリアが「朝日杯」に単独登録。藤沢和雄厩舎のシェーングランツとの棲み分け具合は、2016年のような再現を許諾するようなものであろうか。
 それでも、「今年の3歳は強い」だの「3冠牝馬は怪物だ」だの「ダート戦は特に強い」だのと、巷でセオリーが如く言われた時が終わる時と思っていたものが、そのまんまの結果となり仮想「正規競馬」という名の「優勝劣敗」が成立している。そんな波間の大航海の中でも、しっかりと裏切ってくれるキャラが「ギャンブル性」を首の皮1枚、支えている訳だ。スワーヴリチャードやら、ケイティブレイブやら、(外)モズアスコットやら。と言っても、この秋のG1シリーズ、単勝1番人気は、最初の2番組と、直近の2番組の計4番組のみ。古馬シリーズが「有馬」を残して2歳戦線へと切り替わるから、我々の立ち位置も切り替えねばならない。その宣言をしたのが、チャレンジ・チャンピオンズと同一週重賞制覇を果たしライバル・ルメールレイエンダに後塵を投げつけたデムーロである。早々に年間200勝を挙げたルメールに傍ら只1人寄り添いプラカードを持っていたのも余裕の表れなのだろう。そう彼は確信したのである。

 ところで、話は炎に飛ぶが、これが最悪の状況である。来週の不出走も決定しているから、今週の中内田にかかっている。昨年の「朝日杯」のように川田と共に再現して欲しいものである。しかし、ファンタジー経路である。ここにはVANのP馬も1頭いるが、どちらにしても、検索、想定馬の決定は、それらには、依存しない。

 

 サウスポーばかりのトランプの国から[外]バヴェルがやって来た。これに敬意を示そうと思っていたが、世間にもその類が多く存在するので、賞金持ち出しは、2500万円プラスα程度に想定。同馬の所属厩舎は、現在、モラ師となっているが、前走は同師では無かったから、来日前に変更が為されている事になる。

 4連覇挑戦の7歳馬アルバートの箍(タガ)が外され(ムーア確保は重要でマジックでは駄目だった)、経験豊富が圧倒的スキルになる長距離重賞は一気に混沌を演出される。「長距離なら岡部やで」は今は昔の場外親父の言葉である。どちらにしても、長距離戦やら障害やらには、繁殖を諦めた走られ続ける戦歴が出て来るものである。トウカイトリックは、あの時・・まいっか。