Seychelles

おそらく、自分で買ったはじめての写真集。
おんなじ本屋に毎日通って
いいなあ~ って眺めてて、ある日突然
そうか買えばいいんだって気づいた。
17、8歳の頃。

セイシェルってどこやねん!
それはアフリカの右脇にあるちいさな島。
でもちゃんと共和国なんだよ。
フランス領だった時代があるから、
フランス語と英語も通じる。

人種的にはかなり混血が進んでいて、
それをクレオール(現地語でセシルワ)と呼ぶ。

この写真むっちゃ好きだったんだ。
暑い国の人って、
葉っぱを赤や黄色や青で描いちゃうんだ!
って感動した。
もののみえかたが自由でのびのびしてて、
いいなあ。

しっぱいブリッジ。

ころげまわって走りまわる。

広くて青い。

フランボヤンが燃える。

市場は出会いの場所。

なんなら新婚旅行はここでもいいよ。
(相手はどーした


この本、なんの変哲もないかんじだけども
結構影響受けてる。
杉本文さんというかたが
ひとりで写真もエッセイも書いていて、
その目線の温かさになごむ。
写真てさあ、
誰が撮っても同じそうなのに、
ちゃんとその人の温度があるよね。
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京都書院アーツコレクション
Seychelles
杉本 文