横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -82ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

梅の花の香りルンルン 

 大倉山梅林へ行って来ました。

 

お休みに、横浜の大倉山の梅林へ

行ってきました。

 

新型コロナウィルスに感染しないようにと

梅祭りの混雑を避けて

次の日に行ったのですが

たくさんの人でした。

 

考えることは皆同じなのですね。

 

 

大倉山駅の改札を出て

右の線路際の坂道「記念館坂」を上ると

横浜市の指定有形文化財

「大倉山記念館」があります。

 

「大倉山記念館」は

実業家の大倉邦彦(1882-1971)により

昭和7年「大倉精神文化研究所」の

本館として創建されました。

後に東洋大学の学長に就任した方です。

 

 

 

設計は

古典主義建築の第一人者

長野宇平治(1867-1937)です。

古代ギリシャ以前の「プレヘレニック様式」

という世界的にも希少な建築様式

であると共に東洋の意匠も取り入れた

東西文化が溶け合った建造物なのだとか。

 

 

「大倉山記念館」を左に見て坂を下ると

大倉山梅林が見えてきます。

 

46種類、約220本の梅が植えられています。

 

「大倉山梅林」と思っていましたが

正式には

「大倉山公園梅林」だったのですね。

 

 

 

 

小学1年生の遠足はここでした。

子供たちの遠足もここでした。

近くてもなかなか来ないものです。

とっても懐かしい音譜

 

 

 

 

このところとても暖かかったので

あわてて花開いたのでしょうか?

もう既に満開を過ぎていました。

 

一番本数が多いのは大きな実を付ける「白加賀」

 

中国伝来で萼が緑色の「緑萼梅(りょくがくばい)」

一本の木に淡紅色・紅色・白色の花を一緒につける

「思いのまま」などの珍しい品種もあります。

毎年どの枝に何色の花が咲くのかわからず

人間の手では決して制御できないことから

その名前が付けられたそうです。

 

 

梅林の入り口付近にあったようですが

気がつかずに過ぎてしまいました。

 

少し香りがしてきたかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄桃色の梅の花はパウダリーな梅の香りが。

弾むような若さを感じました。

 

 

 

このあたりで園内全体から梅の花の香りが・・・

 

 

 

はっきりと香りが漂ってきました。

 

 

日陰の梅の木は満開

 

日なたの枝垂れ梅はもう向こうが

透けて見えるくらい

 

 

淡路枝垂れ

 

満開の時なら、枝垂れた枝に多くの花をまとい

優雅に風に揺れていたことでしょう。

 

残念

 

 

顔が届く場所の梅の花の香りを

確かめてみました。

 

一つ一つ

微妙に違っているのではないかと思います。

 

高い場所の梅の花は残念ながら

鼻が届きませんので・・・

 

圧倒的に白梅が多かったと思います。

 

白梅は梅の花を代表する香り

甘くはかなく、ピリッとしまった清々しさ

酸いも甘いも噛み分けた

女性をイメージしました。

 

あちらこちらに違った種類の白梅が

咲いていますが

その間に鮮やかに紅差す紅梅が咲いています。

 

紅梅の数が少ないので

ハッと立ち止まるほどでした。

 

 

 

 

 

ほとんど散ってしまっていました。

 

梅の木だけでなく馬酔木(あせび)も咲いていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たくさんあって載せきれませんが

気になったのはこの梅の木です

 

 

 

舞を舞うような枝振りは剪定によるもの ?

花もとてもかわいらしいことラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見驚(けんきょう)」と言う名でした。

見て驚くからかしら?

 

歩き回ってすっかり疲れてしまいました。

 

お土産は

駅に近い和菓子屋さん「青柳」で

「梅どら」

 

「白梅」と「紅梅」の最中

 

 

でした

「源氏物語」「花宴 はなのえん」

  今月のお稽古終了です

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

今月のお稽古は昨日が最終日でした

皆様ご苦労さまでした。

 

今月は「源氏物語」の「花宴」が課題でした。

 

 

 

4カ月ごとに行う「薫物合わせ」です。

平安朝香道では「源氏合わせ」

として行っております。

 

「源氏合わせ」は「薫物合わせ」です。

平安朝香道だけで行われている

香道の遊びです。

 

 (薫物って?)様々な香材を粉にし甘葛(あまづら)や

              蜂蜜・炭の粉などで練り合わせ

              丸薬状に固めた物。

              正露丸を思い浮かべればOKです

 

平安時代に行われていた「物合わせ」には

「歌合わせ」「物語合わせ」「前栽合わせ」

「貝合わせ」「薫物合わせ」などがあり

その優劣を判者(審判)が判定します。

 

「源氏合わせ」も平安時代の「物合わせ」にならって

薫物の優劣を競います。

 

競うといっても遊びですから

静かにゆったりとした気持ちで

それぞれの薫物を味わうのです。

 

「源氏合わせ」は

「源氏物語」の一帖ごとに

オリジナルの薫物を創作していただきます。

 

オリジナルの薫物を作るには

様々に構想を練ってレシピを作ります

 

とても楽しいことです。

 

自分のイメージがあって

それに近づけるため

試行錯誤します。

 

生徒さんの中にはイメージに合うまで

作り直される方もいらっしゃいます。

 

でも

 

失敗もまた成功なのです。

 

失敗したショボーン

             

        と思っていても

 

その香りを聞いた方が

どのように受け止め

 

どのように感じたか

本当に人それぞれなのです。

 

ご自分では満足いかなくとも

万人に受けなくとも

失敗ではありません。

 

失敗だと思った物が

 

本当は成功だったり・・・

 

そのようなことってあるでしょ?

 

朝のNHKのドラマ

「スカーレット」でも

思わぬ作品が熱烈に所望されたり。

 

そのようなこともありますが

 

やはり積み重ねです。

 

次第にご自身が満足なさる薫物へと

近づいて行きます。

 

絵を描いたり

詩を書いたり

曲を作ったり

お菓子作りや

お料理も

 

出来上がった形は違っても

創作すると言うことでは

どれも似通っているのではないでしょうか。

 

どのような香りが出来上がるのかとても楽しみです

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

先日、生徒さんに香木を頂きました。

 

薫物にするには

香木のままでは役に立ちません。

 

 

ある程度割ってありましたので

それをまた

細かく割って

刻んで

砕いて

粉にしようと思いました。

 

 

以前も刻んだ香を石臼で細かく

したことがあったのです。

 

とてもとても容易には

細かい粉には出来ませんでした。

 

あいにく鉄臼もなく

搗(つ)き砕いて細かくするなど

途方もない作業です。

 

本来の手作業には薬研(やげん)と呼ばれる

漢方薬の材料を粉にして調合する道具が

使われるのですが・・・

 

そこで

粉末にするのに

クラッシュ・ミルサーを使うことにしました。

 

通常はこのように手間をかけてはいません。

 

粉末にした香を使用いたしますので・・・

ご安心ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

大量には粉砕できませんし

固いものにどこまで耐えられるのか

少々不安でした。

 

 

 

繊維を丁寧に取り除き

かなりの時間がかかりましたが

 

 

粉末になりました

 

もっと細かくするには

ついて砕いてを繰り返さなければいけません

かなりの時間が必要です。

 

でもこのような作業は

雑念を払い

頭を空っぽにする

良い時間なのかもしれませんね。

 

薫物を作った平安時代

どれほどの時間をかけたことか・・・

 

粉末にした香

その香とどのような香を合わせて

薫物を作りましょうか?

 

悩みながらも

様々に想像を巡らせ

レシピを考えるのも楽しいときです。

 

 

既にある秀逸な薫物を聞くのも

楽しいことですが

 

どのような香りがするのか?

どのような情景や景色

色や音が見えてくるのか?

 

どのような感覚がするのか?

 

自分の思いを込めて合わせた香を

ドキドキしながら聞くのも

とても楽しい時間なのです。

 

思い通りに創作できないところも

また楽しさです。

 

香木を頂いた生徒さんと一緒に

聞いてみたいと思っております。

 

 

 

今月のお稽古

 

2月19日(水) 午後3時半

2月21日    午後5時

2月22日    午後1時半

 

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ

ダウン

お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

ダウン

平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する

 

 

冷たい風に水仙の香りが・・・

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

2月は1年の中で

最も寒い季節。

 

頬を刺すような寒風が吹きすさび

どんよりとした空模様が続く。

 

そのようなはずなのですが

今年は暖かです。

 

それでも冷たい風の中

いつの間にか花開き

足を止めさせるほどの

香りを放っている植物の一つが

水仙です。

 

学名のナルシッサスは

ギリシア神話の美少年ナルキッソスが由来。

 

 

                       八重咲きの日本水仙

 

原産地は地中海沿岸です。

シルクロードを通って東アジアに渡り

日本には平安末期から室町時代に

中国から渡来したとか。

 

また

その原種が海流に乗って

日本の海岸沿いに漂着したとも言われています。

それが日本水仙。

 

 

                            伊豆

 

最古の水仙の記録として

平安時代末期から鎌倉時代に

和歌や書道、漢詩に優れ

土御門天皇の摂政となった

九条良経の色紙に描かれていました。

 

水仙の名前が文献に登場するのは

室町時代になってから。

漢和辞書「下学集(かがくしゅう)」(1444年)

に「水仙華  」とともに「雪中花」として記されています。

 

 

                                黄水仙

 

今は真冬でも

品種改良されたパンジーや

春ほどではなくとも

様々な植物を観賞できます。

 

当時の人々が

厳冬期に咲く数少ない花として

寒風にさらされても

凛として咲く水仙に憧憬を持ったとしても

不思議ではありません。

 

その芳香は単に甘いだけではなく

涼しさも供えた清々しい香りです。

 

どこからともなく漂う芳香に

ハッと

足を止めたことでしょう。

 

暗闇でこの香りに出会ったら

その在りかを探すに違いありません。

 

水仙の香りも人を酔わせます。

 

このような香りが作れたら

とっても幸せ!

 

平安朝香道では香道の作法だけでなく

思い思いの香りを作れるように学びます。

思った通りの薫物が出来たら

心が潤い

満足感でとても幸せな気持ちになれますよ。

 

 

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

※こちらからどうぞ

ダウン

お問い合わせ

 

※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

ダウン

平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する

 

冬の香「黒方」はどちらがお好きでしょうか?

 

ご訪問ありがとうございます。

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

昨日は立春

 

これより春となる

 

暦の上では春ですが、水ぬるむ春までは

まだかかりそうです。

 

 

12月と1月は続けて儀式や行事の薫物

または冬の薫物で

「黒方」でした。

 

平安朝香道では「黒方」は

儀式や行事の薫物として

最も重んじております。

 

異なった「黒方」を焚き比べて頂いて

その大きな違いにきっと驚かれたことでしょう。

 

その前に

「黒方」とは?

右下矢印

冬の香り 今月の課題の薫物は「黒方(くろぼう)」です

 

 

 

 

一つ一つ丁寧に香を合わせ

じっくり寝かせ

熟成を待つ。

 

完成した薫物を

香炉で焚くとき

とてもわくわくしますドキドキ

 

 

 

 

香りが立ち上がって来る瞬間まで
それはそれは待ち遠しい時間です。

 

何度聞いてもとても新鮮です

 

今回は創作者(または伝承者)の異なる

「黒方」を焚いてみました。

 

「黒方」と一括りには出来ない

一つ一つの「黒方」には

薫物を合わせた方の思いがこもっています。

 

二つの薫物の命名は同じでも

其の薫香は?

全く同じでしたか?

 

全く同じ薫物でも

以前に聞かれた時と同じ感想でしょうか?

 

今回は、また異なった印象を持たれたのではないでしょうか。

 

同じ「黒方」でも

二つの違いや保存の長さでの違いなど

お判り頂けたことと思います。

 

合香者の思いや伝承者

その時代背景など読み取ることもできるでしょう。

 

そのことも興味深いことですが

 

今を生きる私たちにどんな気色(けしき・心情や情景など)

を描いて魅せてくれるのか?

 

そのことが、私たちにどのように作用してくれるのか

平安朝香道に触れた方だけが

感じ取れる感覚なのです。

 

 

今月はお待ちかねの

「源氏合わせ」です