横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -37ページ目
●えっ?
今日は7月なのですね
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
暑い、暑いと
毎日連発する言葉
なんと7月になったのです。
もう既に7月半ばのような感覚
体感温度は6月半ばから
真夏
です
庭の植物を観ても
梅雨明け
それより前から
真夏なのです。
真っ赤なカンナが咲いて
「おや?今は何月だったかしら?」
6月にカンナの花が咲くなんて
6月から真夏を感じていました。

カンナといったら
小中学生の頃は
嬉しい嬉しい


夏休み


なのです。
夏休みに遠くへ旅行すると
必ずと言ってよいほど
田舎の駅には
強い陽射しに負けないほどの
真っ赤なカンナや
黄色いカンナが咲いていました。
太陽の陽射しが強くなり
真夏を感じると
今でも
真っ赤なカンナの花が
私の目のなかに見えてきます。
それは夏休みの象徴
ず~~っと昔
我が家の庭にも夏になると
赤や黄色のカンナの花が
たくさん咲いていました。
植物にも
流行り廃りがあるようです。
この暑さの中、元気なのは
南側で
エキナセア

雑草と
スカビオサ

北側の半日陰では
キキョウ


すっかり色褪せた
紫陽花ですが
何とも言えない
シックな色合いになっています。

ギボウシも何とか咲いています。

この暑さで
少しずつ植えたハーブも
毎年何かが姿を消してしまいます。
たぶんこの暑さにやられ
消滅してしまっているのでしょう。
3、4年前に
カンナならハーブと違って
暑さには強そうなので大丈夫
そう思って植えました。
毎年咲いています。
が今年は7月の初めなのに
少しお疲れぎみ
この猛暑
この酷暑
この殺人的な暑さは
いつまで続くのでしょう?
早く
秋になってほしい
夏は始まったばかりなのですが・・・
猛暑も忘れ
香を愉しみました
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
殺人的な暑さです
この猛暑が命取りになることも
6月のお稽古の最中にも
救急車のサイレンが響きわたりました。
土曜日には日吉駅近くで
2台の救急車に出会ってしまいました。
皆様も熱中症には
くれぐれもご用心下さい。
6月のお稽古「源氏合わせ」は
終了いたしました。
寒さには強いのですが
暑さには・・・
その暑い最中お稽古にいらして頂いて
ご苦労さまでございました。
エアコンの中で換気をしながら
「源氏物語」の「明石」の帖を
香で表現して頂き
お互いに聞き合いました。


今回は初心者の課題
「侍従」も

ほんの数時間でしたが
暑さを忘れて薫香に浸りました。

アッと言う間の梅雨
今年は空梅雨に終ってしまいました。
梅雨時はジメジメ、ムシムシで
あまり歓迎できませんが
日本の四季を思うと
なくてはならないもの。
終ってしまった梅雨なので
言えることかもしれませんが
雨の日も情緒があるもの

シトシト降る雨に
雨の匂いを感じたり
雨に霞む景色に
様々な思いを重ねて
明ける梅雨を待つのも
良いものです。
この異常気象
いつまで続くのでしょう?
今月のお稽古は
「源氏合わせ」で「明石」です
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です

梅雨寒もそろそろお終い?
今日はムシムシしています。
冷夏でも困るし
猛暑も困ります。
幸い梅雨寒ですので
エアコンも稼働させず
節電になっております。

コロナのため
2月の「源氏合わせ」が
6月に延長となりましたので
今月は久しぶりの
「源氏合わせ」となります。
第十三帖「明石」です。
自ら都から須磨へ
退去した源氏
「須磨」では
寂しさに耐えながら
過ごしておりました。
「明石」は
明石の入道の誘いで
須磨から明石へと
住居を移しました。
正妻ではありませんが
妻同然の紫の上を気にかけながら
後々、源氏の邸に住むこととなる
明石の君と出会うのです。
また新しい女性の出現です
「明石」の帖を
どのように薫物に表現していただけるでしょうか?
今回は1年未満の方が多いので
「薫物合わせ」を
どのように感じられるのか
とても愉しみにしております。
師範以上の方は
腕の見せ所ですね

「源氏物語絵巻」宿木(復刻版)
ところで
「源氏合わせ」
って何?
どのようなことを行なうのでしょう?
「源氏合わせ」は「薫物合わせ」で
「物合わせ」の一つです。
日本で、また世界でも平安朝香道だけで
行われている香道の遊びです。
平安時代に行われていた「物合わせ」には
「絵合わせ」
「歌合わせ」
「物語合わせ」
「前栽合わせ」
「貝合わせ」
「薫物合わせ」
などがあり
その優劣を判者(審判)が判定します。
「源氏合わせ」も
平安時代の「物合わせ」にならって
薫物の優劣を競うのです。
競うと申しましても
創作した薫物を聞き比べ
お一人ずつ薫物の感想を述べ
判者(審判)が評価いたします。
判者は
お稽古者の皆様と宗師です。
時には宗師以外の判者を決め
その方に判定して頂くこともございます。
「源氏物語」の「梅枝」に
「薫物合わせ」の原型があり
判者は
優劣をはっきりと述べておりません。
お一人お一人を立て
それぞれの方を
気遣われております。
一つ一つの薫物が
お見事~~
となるのです。
今月のお稽古は
第四週目の(土)午後1時30分
第五週目の(日)午後1時30分となります。
「源氏合わせ」は全員参加
ですが、課題の薫物を創る方は
1年以上通われた方となります。
マンガをお読みになっても
翻訳でも原文でも構いません。
読後の感想文のように
ご自身が感じた
場面や人物、情景や心象を
薫物で表現して頂くのです。
難しいようで
易しい
易しいようで
難しい
音楽の表現や絵の表現など
表現することは
薫物でも同様です。
「源氏合わせ」は
1年に3回行なっております。
お稽古場(教室)は
慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から
徒歩約3分のところにあり、お問い合わせ
お申し込みの際は場所をご案内します
神奈川県横浜市港北区日吉本町1-×-×
詳しくはお問い合わせ下さい。
※こちらからどうぞ。

お問い合わせ
※ご入会希望の場合は下記からどうぞ

平安朝香道・和の香りマイスター講座に入会する
見学の方も受け付けております。
上記よりお申し込みください。
想い出の香り
みかんの花が咲いている~
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
今日は突然の雨
と
雷鳴
我が家のニャン子は
雷鳴がすると
いつも同じ行動を・・・
右往左往
下へ上へと
駆け回って
狭くて暗い場所へ
逃げ込もうとしています。
今日も同じ

人間だって雷鳴には
とても不安になります。
そのような時に
香を聞いて心落ち着かせるのも
良いものです。
先月のお稽古で
課題の薫物と
もう一つ薫物を
聞いて頂きました。

温州みかんの花を乾燥して
ハチミツでまとめたものです。
みかんの花は自然乾燥したもの
と
レンジで乾燥させたもの
を用意いたしました。
自然乾燥したお花は茶色っぽく
レンジで乾燥させたお花は
元の白さを残しておりました。
その上香りも
レンジで乾燥させた方が
元のみかんの花の香りをそのまま
残しているように思いました。
レンジの方を使ってみることに

蜂蜜で練って
3日ほど寝かせた香です

お稽古の皆様に聞いて頂きました。
「蜜柑の花の香」
とは明かさず
聞いて頂きました。
甘く爽やか
とのお答えは共通しておりましたが
「蜜柑」
とお答えになる方は
いらっしゃいませんでした。
「ハチミツの甘さ」
とお答えになった方が
いらっしゃいました。
薫物を作る場合
どうしても蜂蜜の香りが
影響してしまいます。
今回は
薫物の基本の
沈香や丁子、甲香などを
使用しておりませんので
蜂蜜の香りが
かなり感じられたと思います。
「蜜柑の花」
とお伝えすると
納得して頂き
「蜜柑の花」の
想い出もお話しいただきました。
私の母が
「みかんの花咲く丘」
の歌が大好きでした。
お洗濯をしながら
お料理をしながら
みかんの花が咲いている~
思い出の道丘の道
~
とよく歌っていました。
今この
「みかんの香」を聞いて
白いみかんの花と
この「みかんの花咲く丘」
の歌が鮮やかに甦ってきました。
と
お話し頂きました。
既に故人となられた
彼女のお母様の故郷は
瀬戸内海に面した地だそうです。
初夏に山一面に咲く
真っ白な花とその香り
瀬戸内海の青い海に浮かぶ船
お母様は、その歌を歌われ
故郷を懐かしく想いだされ
歌われていらしたのではないでしょうか?
みかんの香を聞かれ
白いみかんの花と
お母様が歌っていらした
「みかんの花咲く丘」の歌が
彼女の脳裏に鮮やかに甦ったのでしょう。
香りを聞くことで
過去の出来事が鮮やかに甦って来ます。
香りは記憶と結びついています。
次に「みかんの香」を作る時は
みかん蜂蜜を使ってみようと思いました。
その方がより一層
みかんの花の香りを感じさせることでしょう。
梅雨入りなのに
紫陽花がとっても寒そう
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
関東甲信越は昨日
梅雨入りだそうです
前回長期天気予報では
今年の関東の梅雨入りは
遅くなる
とお知らせしたばかり・・・
それが今年は
例年より1日、去年より8日早く
梅雨入りしたようだ
とのことです。
遅れるどころか
早まった
なんて
例年のように
ムシムシはしません。
2、3日前には
関東で氷雨が降りました。
蒸し暑いどころか
昨日は肌寒くて
夏物と入れ換えたばかりなのに
長袖を出してきました。
雨に濡れて
植物たちは
とても生き生きとして
輝いて見えます。
裏庭の山アジサイたち
紫紅葉

藍姫

富士の滝

紫陽花には雨が似合う
毎年毎年そう思います。
でもちょっと寒そうです。
芳しい香りを聞かせてくれた
ベルエトワールは
もう散っています。

雨に打たれて
こんな姿に
ヤマアジサイだったと思うのですが
名前がわかりません。

とても大きな花を咲かせる
ハニーサックルのウインドワード

クレマチスのプリンセス・ダイアナ

クレマチスのミセス・T・ルンデル

藤袴とコンニチハ

どの植物も存分に水を得て
もっともっと成長するぞ
って声が聞こえてきそうです。
黄色いバラのソレイユ・ヴェルティカル
やはり雨に濡れて
寒そうにしていますが
微笑んでいるようにも思えるのです

5月と同じように植物たちは
梅雨入りした6月も
違った趣で
私の目と鼻を愉しませてくれています。
この後の
梅雨明けは
やっかいなことも多いのですが・・・
バラの黒点病やうどんこ病
除草シートをかいくぐって延びる
雨にも風にも雪にも負けない
雑草たち。
考えるとため息が出そう
それどころか泣きそうに
愉しませてもらった分
お世話しないとね。
ムシムシ暑い梅雨もいやですが
肌寒い梅雨も少し変ですね。

