今月のお稽古は
「源氏合わせ」で「明石」です
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
梅雨寒もそろそろお終い?
今日はムシムシしています。
冷夏でも困るし
猛暑も困ります。
幸い梅雨寒ですので
エアコンも稼働させず
節電になっております。
コロナのため
2月の「源氏合わせ」が
6月に延長となりましたので
今月は久しぶりの
「源氏合わせ」となります。
第十三帖「明石」です。
自ら都から須磨へ
退去した源氏
「須磨」では
寂しさに耐えながら
過ごしておりました。
「明石」は
明石の入道の誘いで
須磨から明石へと
住居を移しました。
正妻ではありませんが
妻同然の紫の上を気にかけながら
後々、源氏の邸に住むこととなる
明石の君と出会うのです。
また新しい女性の出現です
「明石」の帖を
どのように薫物に表現していただけるでしょうか?
今回は1年未満の方が多いので
「薫物合わせ」を
どのように感じられるのか
とても愉しみにしております。
師範以上の方は
腕の見せ所ですね
「源氏物語絵巻」宿木(復刻版)
ところで
「源氏合わせ」
って何?
どのようなことを行なうのでしょう?
「源氏合わせ」は「薫物合わせ」で
「物合わせ」の一つです。
日本で、また世界でも平安朝香道だけで
行われている香道の遊びです。
平安時代に行われていた「物合わせ」には
「絵合わせ」
「歌合わせ」
「物語合わせ」
「前栽合わせ」
「貝合わせ」
「薫物合わせ」
などがあり
その優劣を判者(審判)が判定します。
「源氏合わせ」も
平安時代の「物合わせ」にならって
薫物の優劣を競うのです。
競うと申しましても
創作した薫物を聞き比べ
お一人ずつ薫物の感想を述べ
判者(審判)が評価いたします。
判者は
お稽古者の皆様と宗師です。
時には宗師以外の判者を決め
その方に判定して頂くこともございます。
「源氏物語」の「梅枝」に
「薫物合わせ」の原型があり
判者は
優劣をはっきりと述べておりません。
お一人お一人を立て
それぞれの方を
気遣われております。
一つ一つの薫物が
お見事~~
となるのです。
今月のお稽古は
第四週目の(土)午後1時30分
第五週目の(日)午後1時30分となります。
「源氏合わせ」は全員参加
ですが、課題の薫物を創る方は
1年以上通われた方となります。
マンガをお読みになっても
翻訳でも原文でも構いません。
読後の感想文のように
ご自身が感じた
場面や人物、情景や心象を
薫物で表現して頂くのです。
難しいようで
易しい
易しいようで
難しい
音楽の表現や絵の表現など
表現することは
薫物でも同様です。
「源氏合わせ」は
1年に3回行なっております。
お稽古場(教室)は
慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から
徒歩約3分のところにあり、お問い合わせ
お申し込みの際は場所をご案内します
神奈川県横浜市港北区日吉本町1-×-×
詳しくはお問い合わせ下さい。
※こちらからどうぞ。
※ご入会希望の場合は下記からどうぞ
見学の方も受け付けております。
上記よりお申し込みください。