香りを集めて和と洋の
ポプリや香袋作りましょう
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
5月なのに朝晩
肌寒い日が続いています
昼間の陽射しはもう夏です。
春から夏へと季節は移り変わり
咲く花も次々とバトンタッチ
河原撫子
撫子は、秋の七草ですが
春にも夏にも咲いています。
気がつくと咲いていたり
四季咲きですね。
古名は「常夏」(とこなつ)
「源氏物語」にも登場します。
微かに可憐な香りがして・・・
儚げでありながら
真夏の暑さにも耐え
今や絶滅危惧種となりつつある
「大和撫子」
の気質を備えているのです。
数少ない薔薇も花開き
目と鼻を愉しませてくれています。
バラのブルー・ムーンと一緒に
咲き始めたミカンの花は
真っ先に私の嗅覚を刺激します。
優雅で華やかな
薔薇の花の香り
とっても好きです
真っ白な蜜柑の花の香りは
薔薇以上かもしれません。
今はすっかり散ってしまいました
香り芍薬も今年は見事に咲いて
ハニーサックルとともに
麗しい香りを漂わせていました。
ヘリオトロープは洋の香り
初めて日本にやって来た香水は
ヘリオトロープの香水なのです。
とっても甘~い香り
咲いた花々を集め
ポプリやサシェにしましょ
どのお花も咲き始めが
たいへん良く香っています。
これは過去に作ったものです
見事に咲いているお花を
チョキンとするのは
これって思いっきりがよくないと
切り取れないのですよね。
もう少し、もう少し
と思っている間に
雨に降られたり、風に吹かれたりして
遅れてしまうのです。
これも以前のシャクヤク
これも以前のバラ
今月のお教室では薫衣香(くのえこう)
を薫きます。
「薫集類抄」中の一つの香ですが
元々は衣に薫きしめていたのです。
やがて、空薫物(そらだきもの)として
ルームフレグランスのように使用しました。
咲いたお花を使って
創作が出来るようになると
ものすご~~く
心豊かになれるのです
今回は薫物ですが・・・
古の女子も美しく咲く花や
麗しく香る花を香にと考えたに違いありません。
きっと薫物にかかわる平安女子は
とても愉しかったでしょうね。
乾いたお花で
今年は何を作りましょう?
日陰に干したお花は
乾いたでしょうか?
これから何日か
干さなければなりません。