冷たい風に水仙の香りが・・・ | 横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

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東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

冷たい風に水仙の香りが・・・

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

2月は1年の中で

最も寒い季節。

 

頬を刺すような寒風が吹きすさび

どんよりとした空模様が続く。

 

そのようなはずなのですが

今年は暖かです。

 

それでも冷たい風の中

いつの間にか花開き

足を止めさせるほどの

香りを放っている植物の一つが

水仙です。

 

学名のナルシッサスは

ギリシア神話の美少年ナルキッソスが由来。

 

 

                       八重咲きの日本水仙

 

原産地は地中海沿岸です。

シルクロードを通って東アジアに渡り

日本には平安末期から室町時代に

中国から渡来したとか。

 

また

その原種が海流に乗って

日本の海岸沿いに漂着したとも言われています。

それが日本水仙。

 

 

                            伊豆

 

最古の水仙の記録として

平安時代末期から鎌倉時代に

和歌や書道、漢詩に優れ

土御門天皇の摂政となった

九条良経の色紙に描かれていました。

 

水仙の名前が文献に登場するのは

室町時代になってから。

漢和辞書「下学集(かがくしゅう)」(1444年)

に「水仙華  」とともに「雪中花」として記されています。

 

 

                                黄水仙

 

今は真冬でも

品種改良されたパンジーや

春ほどではなくとも

様々な植物を観賞できます。

 

当時の人々が

厳冬期に咲く数少ない花として

寒風にさらされても

凛として咲く水仙に憧憬を持ったとしても

不思議ではありません。

 

その芳香は単に甘いだけではなく

涼しさも供えた清々しい香りです。

 

どこからともなく漂う芳香に

ハッと

足を止めたことでしょう。

 

暗闇でこの香りに出会ったら

その在りかを探すに違いありません。

 

水仙の香りも人を酔わせます。

 

このような香りが作れたら

とっても幸せ!

 

平安朝香道では香道の作法だけでなく

思い思いの香りを作れるように学びます。

思った通りの薫物が出来たら

心が潤い

満足感でとても幸せな気持ちになれますよ。

 

 

 

お稽古場

東急東横線日吉駅下車徒歩3分

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