●どのような香りが出来上がるのかとても楽しみです
ご訪問ありがとうございます
平安朝香道の朝倉涼香です
先日、生徒さんに香木を頂きました。
薫物にするには
香木のままでは役に立ちません。
ある程度割ってありましたので
それをまた
細かく割って
刻んで
砕いて
粉にしようと思いました。
以前も刻んだ香を石臼で細かく
したことがあったのです。
とてもとても容易には
細かい粉には出来ませんでした。
あいにく鉄臼もなく
搗(つ)き砕いて細かくするなど
途方もない作業です。
本来の手作業には薬研(やげん)と呼ばれる
漢方薬の材料を粉にして調合する道具が
使われるのですが・・・
そこで
粉末にするのに
クラッシュ・ミルサーを使うことにしました。
通常はこのように手間をかけてはいません。
粉末にした香を使用いたしますので・・・
ご安心ください。
大量には粉砕できませんし
固いものにどこまで耐えられるのか
少々不安でした。
繊維を丁寧に取り除き
かなりの時間がかかりましたが
粉末になりました
もっと細かくするには
ついて砕いてを繰り返さなければいけません
かなりの時間が必要です。
でもこのような作業は
雑念を払い
頭を空っぽにする
良い時間なのかもしれませんね。
薫物を作った平安時代
どれほどの時間をかけたことか・・・
粉末にした香
その香とどのような香を合わせて
薫物を作りましょうか?
悩みながらも
様々に想像を巡らせ
レシピを考えるのも楽しいときです。
既にある秀逸な薫物を聞くのも
楽しいことですが
どのような香りがするのか?
どのような情景や景色
色や音が見えてくるのか?
どのような感覚がするのか?
自分の思いを込めて合わせた香を
ドキドキしながら聞くのも
とても楽しい時間なのです。
思い通りに創作できないところも
また楽しさです。
香木を頂いた生徒さんと一緒に
聞いてみたいと思っております。
今月のお稽古
2月19日(水) 午後3時半
2月21日 午後5時
2月22日 午後1時半
お稽古場
東急東横線日吉駅下車徒歩3分
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