行ってみたかった居酒屋で

おいしい料理を食べながら

目の前の男の子を眺めてた


亮くんはよく喋る

さすが営業ホープ、話がおもしろい

20代独特のオーラ

顔、やっぱり好き

可愛い


2軒目のBARのチョイスも良くて

店内の雰囲気にテンションがあがる

お酒が詳しくない私に

好きな名前のお酒を選ばせて

どれもまずくて二人で笑った


薄暗い店

向かい合う亮くんをじっと見てた


「めっちゃ見られる、恥ずい」


嫌がっても笑って見てた

亮くんをだんだん好きになる

この雰囲気とお酒のせい

16才も年下の彼に

触れたくなってきた


亮くんがトイレにいって

帰ってきて私の隣に座った

同時に私は

亮くんの腕に抱きついて

首筋にキスした

耳にキスして

吐息を漏らして

甘えて焦らして

誘惑した


顔にいっぱいキスして

柔らかい唇にキス


あぁ

初めてするキスって

いつも本当に楽しい

なんて気持ちいいんだろう


お酒のせいでふわふわする世界

唇をゆっくり絡めて、舌を絡めて…

気持ちいい、天国みたい


「…じゃあ、ホテルいく?」


26才のセックスは

まだまだ子供で

私を満足させてくれるレベルではないけど

無我夢中なところが可愛かった

私のベッドプレイに

ただただ翻弄されていて

恥ずかしそうだったな


亮くんは私を抱いて眠った

たまに私の耳たぶをさわる

落ち着くから好きらしい


早朝に起きて二人で駅に向かう

遠いからいいよ、って言うのに

最後まで私を送ってくれた


人が疎らな朝の街

見上げた空は青くて清々しかった

肌寒くて奏汰くんの腕に寄り添った

亮くんの寝癖だらけの髪の毛が

なんとも言えない程可愛くて

母性本能か崩壊しそうだった


「また連絡します」


改札口の前

また私の肩をぎゅっと抱いた


亮くんは優しい

同世代ならきっともっと楽しい

ジェネレーションギャップは

多々感じたけど

彼はとても可愛くて面白くて

一緒にいて楽しかった


同じ会社で二人の秘密を持ったことも

刺激的


離婚しないと見れなかった世界

手に入らなかった快感

手に入らなかった男達

人として倫理的に間違っていても

私は今自由で

自分の気持ちに素直で

自分らしく生きてる


幸せ











直也は夜這いが好きだ

子供が寝静まるまで待って

私の部屋に忍び込んでくる


ホテルでするより

私のベッドでする方が感じる


薄暗さ、布団の絡み具合、ベッドの固さ

気持ちも落ち着いてる

直也も同じみたい

私のベッドでする日は

たくさん抱きしめて

「好きだよ」といっぱい囁いてくれる


直也の大きい体

昨日もめっちゃ素敵だったな

それだけでいいわって思う


直也は自分のことが大好き

かっこいいねって言ったら

「でしょー?」って本気で返してくるし

鏡見て「最高の仕上がりじゃない?」って

自分の体に惚れ惚れしてる

やたら素直でたまに面食らう

34才にしては中身がちょっと幼い


夜這いしにくるのも直也だけ

子供がいるのにコソコソ来てエッチしたがる

私が知ってる普通の34才は、来ない

変な子


直也のどこが好きなのか

考えてみた


単純に、顔、体

多分お金持ちだけど

奥さんに握られてる感じで自由じゃない

いい車に乗ってるけど

下手にいつもと違う動きをすると

ガソリンの減り方で奥さんに尋問される


でも

既婚で奥さんの目を盗みながらでも

デートに誘ってくれたり

おいしいもの食べに連れてってくれたり

夜中まで待ってコソコソ家に来たり

そうゆうとこ、愛でいっか、って思ってる


愛人でいい

全部ほしいと思わない

浮気する人と結婚なんか

地獄だわ











ムラムラさせるだけさせといて

アキを置いてさっさと帰った私


アキとは最近エッチしてなかったし

そうゆう雰囲気にもならないから

今は別にしなくていーか、みたいな感じ

…だったのは私だけだったみたい


「ムラムラさせて放置するなんて卑怯だ」

とアキからラインが入った


「とりあえず今から抱きに行くわ」

「えー、もう寝るし」

「あっそ!」


笑ってしまう

アキも男の子だな


今日は直也とセックスしたし

なんか嫉妬してるマサキにも悪いし

アキとはやらない


次の日マサキに電話した

なんだったん?て聞いたら

「酔っ払っとったー」

ってゆった


「自分でメシ行ってこいって言ったくせに

    後でだんだん嫌になってきて

    ジェラシーじゃん?てなったんよ

    俺こんなやつなんよ笑笑」


素直じゃなくて、怖がりで、ばかな人

自分の撒いた種で自爆するの得意

また同じことするのだけはやめてよ

ほんま嫌いになりそうだから


その夜もふいにラインが入った

また酔ってんだろう


「るあちん、なんかモヤモヤするー」


それは嫉妬からくる不安ですよ


「今度癒してーーー」


癒すってなんだろう

まず二人きりで会う約束するのが難しいじゃん

そういえばセックスしてないなマサキ

もう5ヶ月はしてないな

最後にした時もバタバタして不発で終わったし


なんてゆうか

マサキとはエッチしなくてもいい

昔みたいに燃えるような気持ちでエッチできない

だからつまらない

なんか恥ずかしい笑


マサキはどう思ってるのかわからないけど

どっちでもいいんだ

こんなビッチな私が笑


体だけの関係じゃなくて

ものすごく愛してる訳でもなくて

深く愛し合った同じ記憶を共有してる人

だから愛しいだけ


たぶんマサキも同じ

私みたいなタイプは他にいないし

私がマサキの周りで1番綺麗って言ってた

そこに惹かれてんじゃない?たぶん


マサキの気持ちはかき氷みたい

いつもフワフワしてて

早くしないと見てないうちにとけるの


誰かに愛されてないと不安で

好きって言ってくれる子は突き放さない

どんな子でもキープして

満更でもない素振りで期待させて夢中にさせて

抱いて本気にして離れられなくする


そうやって自分の不安も空白も

たくさんの女の愛情で埋めてる人

誰より寂しがり屋で怖がりな人


私に似てる











アキが選んだ車は

私が好きだと言ったもの

助手席はすごく心地よくて

夜の街を背景にアキの横顔を見てた

10個も年下、でも社長

頭が良くて行動力もあって

すごい子だなぁって思う


アキはいつもおいしいお店に連れて行ってくれる

ちょうどお店についた時

マサキから着信


「着いたー?」

「今着いたとこー!」

「そうなん?いっぱい食べて来いよー」

「うん!」


一瞬沈黙があって

マサキが話し出す


「今度は俺とメシ行こうな

    俺と行こうな」

「うん!絶対ー??!」

「絶対!」


マサキの切ない笑顔が浮かんだ

マサキ、後悔したんでしょ?

ばかな人


「じゃあまたな、るあ」


強がり王子


今日は話したそうなアキの話を

ひたすら聞いてあげた

気分良さそうで良かった

最近アキも忙しかったから

こんなふうに二人でごはんも久々


マサキの店に車を置いてるから

またマサキの店まで送ってもらう


アキの手にそっと触れて

指を絡ませる

アキは黙って前を見てる

私も黙ってた


ただ触れたくなっただけ

人の肌って、安心する


「ありがとう♡」


マサキの店に着いて

繋いだ手を離した


「ちゅーする?」

「中学生か笑」


アキは割と奥手

だから私からキスした

キスしたくなったからしただけ

何度も何度もキスして

耳たぶを甘噛み

顔中にキスした

時々絡める舌

やっぱり若いキス


「今日はほんとにありがと、楽しかった」

「もー、勃ってきたし」

「まじで?うれしー♪♪…かえる♡笑」


舌をペロッと出して笑った

アキの腕にぎゅっとつかまって

おでこをスリスリして甘える


ラインが鳴る


「ほら、娘が待っとるから帰らんと」

「うん、帰る♪」


送ってくれたアキをバックミラーで見ながら

ラインを確認


?マサキ??

こんな時間にラインしてくるなんて珍しい


「るあ」

「なぁなぁるあ」

「俺なんかジェラシーやわ笑笑」


酔ってんのかな

自分が連れて行けって言ったくせに

ほんとバカね


「嫌いになりそー笑笑」


お前がゆうな!!!


「私も嫌いになりそー笑」


どんだけ貴方の女関係入手してると思ってんの?

まじでクズ男


そうやって勝手にもっと嫉妬すればいい

嫉妬する自分に気付けばいい

自分がこんなに嫉妬するなんて

そんなに気になる女なのかと

確信すればいい


嫌いになってもいいよ

またどうせ好きになる


マサキはね

結局私のところへ帰ってくる





 





さっき直也に抱かれたばかりの体で

マサキに会いに行く

罪悪感が心地良いなんて

私はまともじゃないんだろう


お店に入るとマサキが1人で作業していた


「よぉ」


一言行ってまた仕事に戻る

誰もいない、静かな空間

私とマサキ二人だけ


「さっきまでアキおったんやけど

    どっかいった」

「ふぅん」


コーヒーを飲みながら

マサキが仕事してるのを見てた

なつかしい

4年前も、こうやって見てた

マサキが仕事してるの見るの

昔から好きだった

その真剣な目が好きだった

今も、素敵ね


「ねぇ、ちゅーして」


見つめる私を少し見て

人の気配に気付いて視線をそらした


「社長おるから無理」

「けち」

「なんのケチじゃ」


一度は終わった人

死ぬほど愛して

死ねばいいのにと思う程きらいになった人

でも本当は

もう一度愛したかった人

あの頃には戻らなくていい

笑い合える関係に戻れただけで

幸せよ、私


マサキが立ち上がる

その勢いで

私のおでこにキスをした

お酒を飲んでないマサキは

照れ屋さん


「やめた、お前のせいで仕事する気なくなったわ」

そう言ってハイボールを飲んだ


電話しながらアキが帰ってきた

二人きりの時間は終わり

西陽がマサキを照らして

いつか昔のマサキを思い出して

胸がじんわりした

見上げる私をマサキも見てた

私も目を逸らせなかった


「お前綺麗やな」


電話してるアキに聞こえない声で

マサキが小さく呟いた


嬉しくて笑った私を見て

マサキもくしゃっと笑う


「え、何してんの?」


電話を切ったアキが私を見る


「こいつ今日元気じゃねーから

    メシでも連れていってやってや」


あ、そんなんゆう?

マサキに言われたアキは満更でもなくて

私はアキとゴハンに行くことになった


「マサキは?」

「俺これからお客来るし終わったら帰るよ」


本当に平気?

多分、ここで私も帰るって言った方が

なんとなく正解な気もした

でも今日は真っ直ぐ帰るのが嫌で


「じゃあアキ新車のっけてー」


その流れに乗ってしまった

最近アキが買った高級車にも乗ってみたかった


「行ってこい」


最近マサキはアキに嫉妬してた

でも私をアキに差し出して

笑顔で手を振り送り出す

変な人


でも私は気付いたよ

最後の笑顔は

精一杯の強がりだったでしょ












頭痛がひどいってゆったら

直也が俺が治してあげるからおいでって言った

直也のジムに行って

あちこち施術してもらう


「痛ぁーい…!」


泣きそうな顔で直也を見つめる

逃げようとする体をホールドして


「だめ、がまんして」


直也は容赦しない

下から見上げる直也は

いつも私を抱く直也と同じで

でも、ここでは先生で


直也は人気トレーナー

直也目当ての女の子がたくさん通う

こんなふうに他の子と触れてるのかと思うと

少し妬けた


「お礼は何したらいい?」


直也を見つめる私に直也が笑った


「次のお客さんまで2時間あるよ

    ここじゃ無理だから、どっか、いく?」


直也が選ぶホテルは

マサキの御用達ホテルと一緒

この子達はずっとここを使ってるんだろうな

この部屋もマサキと来たことある

まぁ、いっか


「最近マサキに会ったの?」

「会ったよ、店に用事あったから」

「ふーん」


なんでもないふりして

ちょっと不機嫌が混ざってる


シャワー浴びさせてって言ってるのに

「分かったよ」って言いながら

直也は私の服を乱してまさぐる

お互いどんどん乱れていく

止まらない


鏡の前で繋がった2人の姿を

直也が見つめてる


「エロい…」


直也の鍛えられたたくましい体が

私と繋がってる画が

見ててすごく良かった


「直也、かっこいいね」

「るあも可愛いよ」


幸せ


「るあ好きだよ」


幸せ


ホテルの帰り道

直也がナビをしてくれて

見慣れた道に出たと思ったら

マサキの店へ繋がる道だった


「ここ、真っ直ぐ行こうよ」

え…

「マサキに見られちゃうかもね 笑」

え…


「あれ、マサキじゃない?」


マサキの店の前

ちょうど道に出てた制服の男性が見えた

すれ違う


「マサキじゃねぇーーー!あーあ 笑」


直也はマサキに嫉妬する

私を試してる?

もしあれがマサキだったらどうしてたの?


私は、どうしたんだろう…


直也を店まで送って

帰り道にはマサキの店

なんとなく、マサキに電話してみた


「暇じゃねーけど来るなら来たら?」


なんか無愛想だけど

顔だけ見ようと思って店に寄った










私の空虚感を埋めるために

最低でも彼氏が7人欲しいのが本音

ゲスで寂しがり屋な女


男は誰でも浮気するし

私に好きだと言うように

他の女にも同じこと言ってると思ってる


でも今日

私を後ろから抱きしめて

「愛してるよ」

と言った直也を思い出して

素直に幸せだった


「るあのこと好きよ」

って言ったマサキは

今はただの嘘つきだけど

昔は私を本気で好きだったな

あの頃のマサキが愛しい


みんなもっと上手に嘘をついて

私が絶対に気付かないように


絶望も不安も

私は大嫌い、いらないから


彼氏立候補がまた1人

会社の別の支店の男の子

うちの会社にヘルプにきてて

休憩で少し話した


26才

若すぎ


でも、顔がタイプ

話もおもしろい

仕事もできる

私よりキャリアも地位もある


飲み会で2人になった時


「ライン教えてください」


って言われた


「近々飲みにいきましょうよ」


どうゆうつもりだろう

酔ってておかしくなってんのかな

私いくつ年上だと思ってんの?


帰りのタクシー代も出してくれて

お金を渡す彼の手をぎゅっと握ってみたら


「また誘います」


って肩を抱かれた


26才かー

顔はタイプだし

エスコートもちゃんとしてくれるし

いちかばちか

おためしだな


彼氏になったらいいなー












「いつ店くる?」

マサキがずっと会いたがってた


私は正直どっちでもよくて

スルーしてたけど

用事があったし行ってみた


道中、運転しながら思う

5年前の私はいつもドキドキしてた

緊張して、ときめいて、忙しかった

でも今はあの高揚感はない

本当はあるのかもしれないけど

もしあるとしたら

心の奥の方にぎゅっと押し込んだまま

今の方が楽だから

押し込んだままでいい


マサキはやっぱりかっこいい

いつ見ても色気がある

女と絡まないと色気は出ない

色気をいつも維持してるマサキは

やっぱり女が絶えない人なんだろう


マサキは私に会えて嬉しい様子

しばらくしてアキが来た

アキと3人で普通に話してて

たまにアキを見つめて笑うと

マサキの顔がこわばる瞬間があった

「あれ、今マサキ一瞬素になったな?」

思った矢先、席を離れて帰ってこない


マサキが帰ってきたタイミングで

アキが残したデザートを私に差し出す

「もぅいらない、あげる」

困った。

アキと2人の時はいつも食べてるし

流れ的に拒否るのもおかしい感じ

でも、間接キス←古

マサキがどう思うか

色々思ったけと普通に食べたら

やっぱり顔が素になってまた出ていった


へー、妬くんだ ⁽˙⁸˙⁾


たぶん。


一回ご機嫌ナナメになったら長いからな


「おれるあのこと好きよ♡」


って昨日ラインきてたけど

信じるけど飲み込まない

嫉妬してるから好きなのかもって

思うけど期待しない


アキの企み

マサキはアキの思うツボ


嫉妬合戦


あー、モテたいもっと









健太とセックスしてから

健太のが一番合うと思ってた


でも昨日健太とセックスして

「あれ?」って思った

今までみたいな快感が襲ってこない


気持ちの問題だろうか

愛しい気持ちが減ってるのは確か

知り合って2年、倦怠期?

うーん、、、


素直に思うこと

昨日は健太じゃなくて

直也が欲しかった


でも健太とは体の相性がいいし

会えば、セックスすれば、

いつものような快感で満たされると思ってた

でも、ちがった


あれだけ私のツボを攻めていた健太のものが

私を満たさない


直也とは大体1週間に1回はしている

最初に直也とした時は

健太の方が合うな、と思ったのを覚えてる


でも直也とセックスを重ねるごとに

快感も気持ちも増して

直也とのセックスがすごく気持ちよくなった


今日、直也から誘われてセックスしたけど

最高に気持ちよかった

私の膣にピッタリフィットしてる感じ

気持ちよすぎてぎゅうぎゅう締めてしまう


「だめだよ、もぅイキそう」


直也もすごく気持ちよさそうで

すぐに私の中で果ててしまった


私の中は

直也の形になってしまったみたい











最近、男達が騒々しい


男のずるいとこ、汚いとこ

感じすぎて嫌になって

あーもーどーでもいーわ、ってなると

なんでか逆に寄ってくる


追わない、執着しない、放置

これができるようになるのが一番賢いと思う


マサキの店で撮った写真をインスタにあげたら

直也が気付いた


「マサキの店行ったの?ふーん、へー」


直也もヤキモチ

マサキ、アキ、直也は仲良しだから

私が輪に入ると勝手に嫉妬のループができる

刺激になって助かる


毎晩、直也からの会いたいラインが止まらない

「今嫁おるけど会いたい」

「無理しないで」

「悩む。でもるあに会いたい。キスしたい」

「私もしたい♡直也のキス気持ちいい♡」


葛藤してた直也がこの言葉で動いた


「キスだけしにいくー!」


あっという間に来て

激しくキスした

「時間ないからすぐ帰る」って言ってたのに

直也が止まらない


「るあ好きだよ。ずっと一緒にいたい」

「うれしい、私も」

「愛してるよ」


愛してるなんて、久々に聞いた


「うれしい♡」


不倫男の言葉は鵜呑みにしない

それが伝わった?


「いや、本当に」


何度も何度もキスをして

大きな体で私を抱く

本当に綺麗な体、惚れぼれする

何もかもが気持ちいい


最初の頃は遊び感があった

でも最近の直也は少し違う

私を求めてる

私じゃないと嫌だというのが伝わる


きっとコンビニいってくるとか嘘ついて

出てきたんだろうな

「時間ヤバい」

って言いながら慌てて服を着て

でもちゃんと最後にキスする


「絶対またゆっくり会おうね

    おいしいもん食べに行こう!」


直也が慌ただしく部屋を出て行ったあと

快感の余韻に浸りながら

直也が帰って行く足音を聞いてた

寂しくなんかない

直也は一緒に過ごしていた奥さんに嘘をついて

リスクを犯して私のところにきた

それだけで幸せじゃない?

「愛してる」を信じてもいいかなって

ちょっと思ったくらいだよ


そんなことを考えながら

暗い部屋で直也の余韻に包まれて思った


「イケメンのデリへル呼んだみたい」


悪くない